
『「ボナンザ」との対局に勝ち、ほっとした表情を見せる渡辺竜王』:
読売新聞この今朝のYahooニュースを読んでみなさん何を感じられますか。私は心情的には渡辺竜王に勝って欲しかった。その通りになってよかったと思っている。人間が機械に負けるなんてしゃくな話である。
もう10年の以前からチェスのチャンピオンとIBMの大型コンピュータが対決したことが何度もあった。人間対コンピュータ勝ったり負けたりしていた。将棋はチェスに比べるとはるかに複雑なゲームであることは間違いない。チェスはどんどん盤上からコマが減っていくが、将棋は一旦取られたものがまた今度は逆の側で使われるからゲームのプログラミングはもっと複雑なはずだ。
渡辺竜王といえば、タイトル保持者だから今の将棋界でもトップクラスのプロ中のプロ、そのプロがやっと辛勝というこのソフト、すごさを感じざるを得ない。開発者は東北大学の大学院生というからたいしたものだ。この保木さん、世界中のIT企業からスカウトされるに違いないない。日本にもこんなすごい人がいることを日本社会は誇りに思うべきだ。こういうことをきっかけに日本からもインドに負けないようなIT技術者が沢山育つきっかけになることを祈りたい。
そのソフトを動かすハードは要するに高級パソコンなんだろう。我々が毎日使っているパソコンでだって計算は少々遅くても十分動くはず。市販されているのかどうか知らないが一度対戦してみたいもの。二枚落ちでも全然歯が立たないことは間違いない。それはしゃくだからやめておこう。
すごい時代になったものだ。そういえば永世王将になったばかりの羽生さん、名人の森内さんなども一度対戦してみろという声が上がるかもしれないが、私はやめておいた方がいいと思う。渡辺竜王がコンピュータに勝って一番ほっとしたのは、ご本人よりも日本将棋連盟だろう。連盟は棋士が勝手にコンピュータと対戦することを禁じているようだ。
棋界だってそれくらい厳しい生き残りの世界なのだ。そういう意味でも先日書いた女子プロの
独立の話など問題外ではないか。
「パソコンを 相手に待った へぼ将棋」
10年も前に作った句だ。私のつまらない
著作本(50歳からのパソコンライフ:P153)に載っている。
その頃の将棋ソフトなんてせいぜい5,6級だったと思う。
tad