2013年6月22日土曜日

「懐かしの音楽」童謡・あめふりくまのこ:(その25)

約一か月、久しぶりの「懐かしの音楽」シリーズ第25弾だ。童謡を取り上げるのはたしか初めてだが、私の音楽好きの原点はなんと言っても童謡にある。今後取り上げていきたい童謡はいくらでもある。

ふと幼稚園時代のことを思い出した。幼稚園でも歌の時間が一番好きだった。学芸会では、どんな曲だったか覚えていないが、大きなドラムを叩いたのを覚えている。大役だったはず。


それもこれも当時まだ極めて貴重品だった蓄音機を親が買ってくれ、家にあった。それを兄弟姉妹が多い中、当時4、5歳だった、私が独占して四六時中蓄音機を回して、音楽を聴いていたそうだ。その頃のこと、聴いていたのはもちろん童謡が中心だったはず。

話は一気に60年、いや70年後に戻る。今はあらゆるジャンルの音楽が、高音質、高機能のオーディオ機器で聴ける時代になった。さらにただ聴くだけでなく、自分でもギター、サックス、ピアノなどで演奏したり歌ったりして楽しむということができる時代になった。私の場合、定年退職後始めたピアノがそれだった。

さまざまなジャンルの音楽を聴いたり、それをピアノで弾いてみたりするのだが、私の場合、数多く弾いてみる曲の中に童謡がある。そりゃ、クラッシック、ベートーヴェンだ、モーツアルトだ、ショパンなど、仮にやさしくアレンジしたものでもすいすい弾けたらそれにこしたことはないのだが、一曲弾けるようになるまで相当な時間が掛る。しかもそんなもの、しばらく弾かないとすぐに忘れてしまうものだ。その点、童謡であれば、短い練習時間でなんとか弾けるようになるし、繰り返し弾いていても楽しい。

いや、童謡などというと、なんだ童謡かとバカにする人がいるかもしれないが、童謡、とりわけのこの日本という国には素晴らしい童謡が沢山ある。

私は童謡のCDを沢山もっていて、最近有名になってきた由紀さおり姉妹の童謡シリーズなどもよく聴いたものだ。童謡については、ピアノの練習曲としても好きなものを選んで弾くのが楽しみなのだ。さらに出来れば、ただ弾くだけでなく弾き語りというものをやってみたいのである。これ実際にやってみるとなかなか難しい。いや非常に難しいと言っておこう。

ピアノの方は鍵盤を叩けば、少なくとも正確な音は出るからまあなんとかなる。ところがそれにシンクロして歌を歌うことは本当に難しい。まず簡単な童謡からやってみようとやってみたが、ピアノの先生によれば、歌謡曲みたいなものはカラオケでもなんとかなるが童謡を歌うとなると難しいものですよ、と言われたわけだ。

まあそれでも一度やってみようと一つ好きな童謡の楽譜をネットで買って、ピアノの先生のところに持ち込んだのがこの「あめふりくまのこ」だった。先生は、「XXさん、さすが、センスがいいです。この曲、昨年度の保育士試験の課題曲なのよ。」と言われたものだ。それに備えてピアノを習う人がいたのだろう。

一瞬、課題曲となるほど難しいものだとおっしゃっているようにも聞こえたが、ただ、うんなるほど、こんな曲を園児の前で弾き、歌を歌ってみせたら、保育士になれるということなんだと納得したわけ。先生はいや難しいが、それが出来たら子供も大人も楽しめるのだから大いにやりなさいという勧めてくれたのだ。

いや、この曲何時の頃から好きになったのか分からないが、数ある日本の名曲童謡の中でも十本、百本の指に入るものだ。曲がいい。歌詞がいい。童心に戻って楽しめる傑作だ。
tad

関係演奏:

あめふりくまのこ:wikipedia
カラオケ:youtube
ピアノ演奏:youtube 
ピアノ弾き語り: youtube 
保育士試験課題曲:youtube

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