2013年6月24日月曜日

たかがGoogleマップされどマップ:自分史足跡(その1)

6月17日Googleマップが新しくなり、それを使ってみようという趣旨のBLOGを書いた。今朝ネットニュースをチェックしていたら、Gooleマップ関連の面白そうなサイトを二つ見つけたので、改めて紹介しておく。

1)Google、世界各地の1,000を越えるエリアにストリートビューを設置:mynavi
2)Googleマップストリートビュー ギャラリー:gogle 

富士山が世界遺産に登録されたが、他にも既に遺産登録されているところや、世界の遺産登録場所をGoogleマップを見て歩くことが出来る。時間がなくてそうしたものをゆっくり見る時間もないが、国内、国外に限らず旅行に先だって、それで事前調査しておくことは、いろいろな面で役に立つはずだ。それをすると旅の感激が薄れてしまうかもしれないが、実際に現地に行った時、写真やビデオを取ることばかりに気を取らず、じっくりゆっくり現物の風景、景観を楽しむことげできるのではないか。

上記のサイトをいくつかちらっと見ているうちにふと、そうだ、観光地もさることながらたまには自分の故郷、生誕地が今現在どうなったのか見てみようと思い立った。パソコンクラブでも、小学校のパソコンクラブでも、今住んでいる町、その周辺の風景ばかり観ているのだ。それはそれでいいが、しかし、日本、世界中の思い出の地を見ればいいのだ。
そうだ。それに今もさることながら、もう何十年も前の自分の生まれた町、通った学校、就職して働いた都市、留学で行ったアメリカの学校、訪れた都市、その後、観光で訪れた世界の国々や都市のことを再度見たり、調べたり、それぞれにまつわる思い出をBLOGに書いてみようと思いついたのだった。


今日はその第一回目。自分が生まれ、育った大阪堺市をGoogleマップを開いてみたのが始まりだった。図1

そのことは改めて気づいたわけでもなんでもないが、なんと、私の場合、生まれた町(1)、幼稚園(2)、小学校(3)、中学校(4)、高等学校(5)、そして大学(6)と地図一枚(図1)に収まってしまうのだ。こういう人はそう滅多にいらっしゃるまい。

まず自宅は堺市老松町(1)、マップにも今でもちゃんと記載されている。そこから幼稚園(2)、小学校(3)、中学校(4)、高校(5)、そして大学(6)と、学校には自宅から17年間徒歩で、そして自転車で通っているのである。

それはさておき、だから生まれたこの町のことなど、隅から隅まで知っているかということだ。それが案外、地理的なことは分かるが、その歴史的背景のことなど、殆ど全くと言っていいほど知らないのである。

子供のころ、かの古墳(りちゅう天皇御陵)など歩いて行けるところにあったからよくトンボとりに出かけたりした。また高校時は歩いてものの5分のところにかの有名な仁徳御陵があった。にも関わらず、そこにも殆ど訪れていないのだ。

当時から堺の名産品の一つが刃物であることは知っていたが、その所以、すなわち堺が中世信長、秀吉の時代、天下を支配する商業都市であったことなど、高校生の身でありながら殆どその内容を知らないないということであった。堺がそんな重要な商業都市であったことを本当に知ったのはずっとずっと後のことだ。というのも大学入試で選択したのが日本史でなく、世界史だったことにも由来するのだが、それにして今から思うと少々ひどい話ではないか。

小学校、中学、高校の社会の授業の中で、自分の生まれた堺のこと、歴史のことなど何も習っていない。幼稚園は南宗寺の隣にあった。あの千利休、ゆかりのお寺なのだ。それがそうであったことなど知ったのは、ずっとずっと後のこと、社会人になってからのことだったのだ。なんとしたことか。

いや、堺がそういう歴史を持つ町であることを知っていたら、もうちょっと自分の生まれた故郷、そのものに興味が沸いただろう。いや、これは誰のせいでもないが、とにかく当時は、そんな郷土の歴史を学校で教えるべきという考え方など全く皆無だったという感じはまぬがれない。

添付の図1、図2の地図を見ているうちに堺って実に面白い町であることを改めて感じたのである。まず古代古墳がいくつも存在する場所であること。そしてあの信長、秀吉の時代の商業都市として栄えた町であること。そして現代の港の工業団地としての風景。

堺がどうしてこんな工業団地化してしまったのか、そのいきさつ、その時代のことなど私などは就職して、堺から離れた年代のことなのだ。しかもそんな風景など現地で見たこともないのである。今それをGoogleマップで見ることが出来るのだ。

堺は今や人口84万人前後の政令指定都市、えらい変化だ。両親が健在の頃それでも年に数回おとずれる機会があったが、今はもうそこには妹夫婦が住んでいる位、滅多に訪れることもなくなってしまった。

生まれた町、幼稚園、小学、中学、高校、大学など今でも存在するものもあるし、もう廃校になったものもある。どうなっているか、一つ一つ見て歩きたいところだ。それはなかなか実現しないだろうが、とりあえずGoogleマップでやってみるかということだ。
えらい時代になったものである。

tad

関係記事:

Google、世界各地の1,000を越えるエリアにストリートビューを設置:mynavi
Googleマップストリートビュー ギャラリー:gogle 
堺市:wikipedia 
天皇陵:wikipedia 
堺の歴史①中世の自由都市:sakai 





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