2013年6月7日金曜日

ハイブリッドHDDについて:PC473

「ハイブリッドHDD」とはHDDの中にフラッシュメモリとコントローラを内蔵して、ひとつにした製品です。HDDの持つ大容量と、SSDの高速アクセスという両方のメリットを同時に実現する新しいストレージなのです。

多くのメーカーから発売されている新しいモバイルノートUltrabookのガイドラインには、「高速起動・復帰」が定められています。この機能を実現するために、Ultrabook の多くでは、HDDのかわりに、高速アクセス、読み込みができるSSDを搭載していました。

しかし、SSDは、従来型のHDDに比べると圧倒的にコストが高く、また保存容量もすくないという欠点があります。そこで、メーカー各社はコストが掛けられないエントリーモデルのノートPCにHDDとSSD(フラッシュメモリ)の両方を搭載し、SSDを高速アクセス用のキャッシュとして利用するという仕組みを採用しています。これが「ハイブリッドHDD」です。図1図2

ハイブリッドHDD」はメーカー各社が苦心して搭載していた「HDD+SSD」を簡単に実現できる製品です。従来のデュアル搭載の場合、OS上でドライバーソフトを認識させる必要がありましたが、「ハイブリッドHDD」ならその必要はありません。従来型のHDDと同様に搭載することができるのです。
ハイブリッドHDD」は750GB、1TBの大容量モデルがラインナップしています。日々携帯するモバイルノートなどにも大容量ストレージを搭載して、持ち歩くことが可能です。また、アクセス速度はSSDには劣るものの、HDDと比べると倍以上と圧倒的な速さです。」All About 

昨年度数多く市場に出たノートパソコンの中に、さまざま高性能機能を備えたウルトラブックなるものがありました。中でも、冬モデル、Windows8、タッチ機能を備え、さらにこの「ハイブリッドHDD」機能を採用した東芝の「dynabook R732/38FK」やソニーの「VAIO Tシリーズ SVT15119CJS」があり人気を博したものです。

SSDよりは劣りますが、アプリケーションソフトの起動に、HDDですと、33.2秒掛かりますが、ハイブリッドHDDでは、18.5秒と大幅の改善になっています。図3

さて、パソコン夏モデルでは、先のBLOGでも書いたようにより高速のCPUを採用し、そしてSSD、さらにこの「ハイブリッドHDD」採用のどのような組み合わせのウルトラブックが登場するのか、しているのか、まだ全容が把握できていませんが、店頭やネットでじっくり見るのが楽しみです。

tad

「ハイブリッドHDD」:allabout  
高速・大容量で注目 パソコンのハイブリッドHDD:nikkei 
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