2013年4月13日土曜日
行列入れかえ操作とその意味:PC442
私が会社で中堅社員として働いていた頃、どんな分野に所属しているにせよ、一つ大切な仕事は例えば予算表とか集計表とか、要するに表作りが一つ重要な仕事であった。それがどんなものであれ、表一枚作るのに大変な時間をかけ苦労したものだ。
更に例えば時間をかけ、電卓(じゃなかった、その頃はそろばん)を叩いてやっとこさできた、売上表をグラフにするなんてのはまこと至難の技なのであった。(参考あげたようなものなど描きようがなかった。)
さらに、さらにである。やっとこさ出来た表、実は行と列項目、数系列を逆にした方が見やすいとなることがある。いや自分はその方がいいと思ってやったのだが、上司はそれではわかりにくいという。行と列系列を入れ替えろと言うのだ。しぶしぶ、はいわかりました、とそれに従うのはいいが、これがまた大変、要するに作業はゼロからやり直しなのだ。
それから20年、そろそろ定年が気になる頃から職場では、パソコンなるものが使われだした。その威力を特に発揮したのが、エクセルなどスプレッシート(表計算)ソフトだ。一般に人気の高いワープロなど比較にならない。
パソコンクラブなどでもそれを盛んにいうのだが、あまりピンとこないところがあるようだ。
それはそれとして、今朝はこの折角のスプレッドシートを習う時、あまり一般に取り上げないが、知っておくと非常に役に立つというこの「行列入れ替え機能」のことを説明しておくことにした。それは結構時間を掛け、その表を作成してからでも、行と列を簡単に一発で入れ替えることができる機能である。
その方法:
エクセルほかスプレッドシートのマニュアル、ヘルプ機能の説明をお読みになればいい。ここでは、それを分かりやすく説明にしたBiglobeサイトがあったので、それを紹介しておく。操作自体は極めて簡単明瞭である。
私の場合、エクセルは使用しておらず、LibreオフィスのCalcを使用しているがその方法は全く同じである。
その具体例と意味:
なぜそうして機能の必要性があるのか、それがどんな意味があるのか示すため、一つ具体例として作成したものをあげておく。それをクリックしてごらんください。これは過去のBLOGでもやったが、例によって、オンラインストレージ、Googleドライブ上に作成したものである。
表1 ABC電器・製品別支店売上表である。どんな家電製品が3つの支店で何台売れ たかの台数を示している。
表2 ABC電器・支店別製品売上表である。3つの支店が4種の家電をそれぞれ何台 売ったかを示している。表2は上記方法で行列変換したものである。
そんなこといちいちしなくてもどちらでもその内容簡単に分かるではないか、とおっしゃるなかれ。それがこんな簡単なケースならいいが、支店の数にしても製品の数にしても大企業だとはるかにその内容が複雑になる。それぞれの目的に応じて使い分けた方がいい。
そうした表を必要としているそれぞれの担当者、本社製品担当部門、各支店の支店長の観点が違うのである。
そのことを単刀直入に理解していただくために、二つのグラフをこの2表から作成してみた。図1と図2である。もちろんどちらのグラフもどちらの表からもそれぞれの項目(系列)を選択することで作成できるが、1表、2表とわけておいた方がより作成が簡単にできる。
こうした内容を詳細に説明すると冗長になるので、あえてそれはやめておく。この二つのグラフからその意味内容をご理解いただければと思う。
tad
関係資料:
行列入れ替え法:biglobe
二つの表の例:google
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿