2013年7月15日月曜日

改めてSurfacePro他について:PC495

6月19日「値下げマイクロソフトSuraface RTの行く末」と題するBLOG
を書いた。要するにこのRTなる製品のコンセプト、ユーザー側からのニーズという観点からいうと、かなりポイントがずれている感がある。マイクロソフトがWindows8の発売に合わせて、その市場拡大のために投入した戦略製品のはずだが、どうもそのコンセプトはおかしい。いくら一万円という大幅値下げをしてもそれが起爆剤となって、売上不振を挽回できないだろうという趣旨のことを書いた。

どうやら結果はその通りとなったようだ。あれからまだ一ヶ月も立たない、昨日7月12日、マイクロソフト社、当初一ヶ月限定の値下げを、今後ともそのまま新価格として継続することを発表した。要するにもはや聞こえは悪いが在庫処分の段階に入ったのだろう。

もうこのことはそれ以上触れない。私はなにもマイクロソフトの一連の販売戦略、それに伴うハード・ソフトの製品について、悪口ばかり書いているわけでない。個人的にはWindows8については昨年3月のお試し版が出た時からそれをインストールして使い、10月にはWindows7を正式にバージョンアップして8にした、そしてほぼ満足して使ってきている。8についてはスタートボタンがあるのないのいろいろ評判が悪いが
、むしろそのどこが悪いのか、分からないとさえ書いているほどだ。

いや。好むと好まざるにかかわらず、MSーDOSからWindows95時代からの長年のWindowsユーザーなのである。Window8のどこがそんなに悪いのか、いいいい面は多々あるではないかと申し上げてきているのだ。

Windows8導入に関連して、マイクロソフト社が初めて、SurfaceRT、Proというハードウエアを発売し始めたことの是非をこれ以上論じるつもりはない。

ただ世界各国でRTもProもほぼ平行して売り出しながら、日本ではRTを優先スタートさせ、SurfaceProはやっと6月になってからその発売を開始した背景、日本のパソコンメーカーへの配慮がその主な理由であったことをは明らかで、ユーザーのニーズとかその期待に応えるという姿勢より日本のメーカへの配慮が優先していたことは間違いない。

まあそのことも改めてごちゃごちゃ書くつもりはない。それが日本製であれ、外国製であれ、はたまたマイクロソフト社製であれ、価格とそのスペック、消費者のニーズ、好みにあったものは売れるし、そうでないものは売れない。要するにユーザがそれを決める、それを甘くてみてはいけませんよ、ということだ。

同じSurfaceの名前がついていて、しかも価格が6万、7万円という大差であっても、ユーザのニーズに合うものは売れるし、そうでないものは売れないのである。そのことも既に先のBLOGでも書いていたが、それがまさに前者がSurfaceProであり、後者がSurfaceRTなのだ。

先週水曜日、パソコンクラブの人たち数人と一緒に近くのパソコンショップに今どんなパソコン・タブレットがあり、購入するとすればどれがいいかという見学会をやった。そのこともBLOGhttp://blogs.yahoo.co.jp/tadhayase/archive/2013/7/で書いたが、その時有力購入候補の一つとして上がったのが、SurfaceProであった。店頭の販売員の方も、今店でそれが一番の売れ筋製品であるという説明があった。それで、2,3人の方はこれならいいと思われたようだ。その日それを買われたのはお一人だけだったが、なにもこれについては結論を急ぐ必要はない。

もっともこのSurfacePro、パソコンというより、パソコン・タブレットなのだ。これを従来のパソコンの延長線上でその使い勝手をイメージしておられると、実際の使用上かなり違う感じを持たれるに違いない。「あれ?ちょっと違うぞ、これどうなっているの?」という感想をお持ちになるだろうということである。

このSurfaceProなにしろ軽い、動作が早い、タブレット的に使いながら、これまでの同じパソコンようにも使える。価格は少々高いように見えるが、CPUスペック的にはかなり高性能の、ものなのだ。SSD128Gのものが99,000円、256Gのものは110,000円、私はどうせ購入するなら、256Gのものがいいと薦めたのだったが、問題はその意味みなさんどれだけ理解されたかどうかである。何度か念を押したが、もう一度その意味を正しく理解しておいてもらわねばならぬと思ったわけだ。

それともう一つ、店の人が、ハードデイスクでなく、SSDなので故障が少ないという意味、内容がどれだけ理解されたかどうかである。要するに新しく購入するパソコンの検討に当って、従来のノートパソコンの延長線上で考えるか、タブレット端末機能を合わせもつSurfaceProのようなものにするかの選択だ。

その選択まさに大雑把に言えばそれぞれの個人の好みによると言わざるを得ないところがある。さらにもう一つ大雑把にいうと、CPUはともかく、それと合わせて使われるデータ保存装置がハードデイスクか、SSDかということに集約されると言っていいのだろう。

従来型のノートパソコンを選択する場合、その場合でも最近ではSSDが補助的に使われているタイプも存在するが、データーフアイルの保存のためには基本的にはハードデイスクを使っている。その保存容量いろいろあるが、500Gとか最近では位1TB(テラバイト)というものが普通になってきている。そうしたタイプはデータ保存という点では問題ないが、動作処理時間はSSDに比べて劣るわけだ。さらにハードデイスクというのはその構造上、衝撃に弱く、そのためにそれがパソコン動作不良の大きな原因の一つになる。そうした統計資料をここで示すことは出来なかったが、パソコン動作不良のおそらく60%70%がハードディスクの不良がその原因だと言ってさしつかえがない。

そうした意味でも最近は1般のパソコンでもハードデイスクのSSD化が進んでいて、価格的にもハードデイスクに対抗できるようになってきていることも事実だ。これから将来ハードデイスクはすべてSSDに代わるとも言われているし、いやSSDにはSSDの問題、デメリットがあって必ずしもそうならないと反論する向きもある現状なのである。

いや、それは分かったSSDのメリットが動作の速さであり、衝撃に強い、故障が少ないということは分かった。そしてタブレットにはそれが主に使われている理由もわかった。しかしだからと言って、SurfaceProに、ハードデイスクもDVDドライブもついていないのは困るではないか、いくら256Gの保存容量があるからと言ってそれ以上の大容量保存のデータフアイルがある場合どうするのかという疑問は当然出てくる。

それに対する答えも明確だ。SurfaceProにはUSBインターフェースがついていて、それを使えば、プラス1万円前後で、DVD外付けドライブ、大容量小型の外付けハードデイスクが付けられるということなのだ。

それにこれまで使っているあらゆるパソコン用周辺機器、プリンターなどもそのまま使える。さらにこれまでWindowsで使ってきた数多くのあらゆるソフトがほぼ問題なく使えるのである。第一アプリ・ソフトの基本中の基本、MSオフィス2013もプレインストールされているということなのである。

いや、また話が混みいってしまったようだ。さて今パソコンといいタブレットといい一体何を買ったらいいのかということについて再度まとめておこう。

なんとか今でも使えるパソコンがあることはあるが、例のXpのような事情もあって、買い替えをご検討されている方、どうされるかである。

それを決めるのは一番の要因は、そもそもそのパソコン、IT機器で一体何をするのか、何がしたいのかである。その使用目的は一体何なのか。その場合パソコンと言っても最近のタブレット端末のようなタッチ機能を使ってみたいのか、いやそんなものに特に関心があるわけでなく、要するに従来のようにパソコンが使えればいいというなのか、である。後者の方、特にタブレットなどというものに関心があるわけでないかたは、10万円前 後も出せば相当性能的には優れた従来型のノートパソコンが買える。

次に、いや、タブレットタイプに特に大きい関心があるわけではないが、従来型のパソコンとして使いながら、同時にタブレット的な使い方もやってみたいという方もいらっしゃるだろう。そうしたタイプのものはさまざまなあるからじっくり見定め、検討されたらいいということだ。

ただ、そうした現在市販のものの中では、SurfaceProがあらゆる意味で一つの有力な候補であるには違いないのである。

もっともただタブレット端末を従来型のノートパソコンに追加して、またモーバイル目的で使ってみたいということであれば、ノートパソコンに加えて、OSがAndoroidではあるが、先のBLOGでも紹介したNexus7などを検討の対象に加えてもいいのではないか。もっともそのためにはある種改めてノウハウの習得は必要だ。

こうした結論については、これまで述べてきたこととなんら矛盾をするわけでなく、私自身の基本的考え方はなんら変わっているものでないことは申し上げておきたい。


tad

関係資料:

Surface RTの1万円値下げキャンペーン価格がそのまま新価格に:navi  

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