まず朝一番に食べるのがスイカ。ほかに輸入ものを含めて年中あるみかん類、これをたっぷり食べる。その後、ソーセージなど入ったさまざまな野菜、きのこなどが入った野菜炒めがメインメニューだ。後は食パン一枚、卵一個、ヨーグルト、仕上げは、デザートのつもりなのか甘い桃となる。桃は今が旬、年中で今が一番幸せな季節である。秋の柿の季節が二番目か。朝食、一番始めにスイカ、そして仕上げが桃なのだ。さすがこれが三度々々というわけではないが、三度続いても文句はない。
妻は、このパターン野菜はともかく果物は食べ過ぎだと警告を発する。メタボと判定されたわけでないが、桃などは糖分が過剰でよくない。少々太り気味なのはそのせいだという。私はそうは思っていないし、仮にそうであったとしても、季節々々の果物を沢山食べること、ましてや桃みたいなおいしいものを止めるつもりなどはさらさらない。
幸い自宅近くに「つるかめ」なる野菜、果物が特段に安いスーパーがある。この店大量販売で価格を安くしようという店だ。そうした季節の果物を、比較的安く大量入手できるという条件はぴったりなのだ。妻が買ってこなければ、こちらは勝手に仕入れてくることができる。
昨日の朝いつものようにネットニュースをあちこちチェックしていたら、その中に「甘いだけじゃない…高血圧や動脈硬化抑える果物」という読売新聞の記事があった。それは県の特産品である桃についての、和歌山県立医大の研究グループの研究のことだった。桃には高血圧、動脈硬化など生活習慣病を予防する効果があるというものであった。ざっとこれをお読みになっていただきたい。
私は膝を叩いた。「そらみたことか、桃ののどこが糖分過剰か。同じ糖分でも果物の糖分と砂糖の糖分じゃその中身が全然違うぞとは、いつも反論していたが、これでこの論争(?)については終止符が打たれた。
これに勢いづいた私、ついでにやはり好物のスイカ、柿、みかんなどさまざまな果物のことを改めて調べてみた。ネット検索の結果、果物ナビ、くだもの辞典などすばらしい果物に関する辞典があったが、それぞれその詳細な説明に加え、それを摂取することが健康上どういう効果があるか記載されていたのをチェックできたことが大成果だった。
その中で、付属的なことであったが、特になるほどと思ったのが、果物ナビの中に記載のあった「(果物)毎日200g(摂ろう)」というキャンペーン記事だった。これは業界団体による果物消費キャンペーンという側面もあるが、国民健康増進のための調査研究のもと、厚生労働省が後押しする運動である。
その必要性を後押しする最大の根拠、背景が、日本は先進国の中でも、国民一人当たり一日の果物消費量については最低という事実である。(図1)えーそうだったの、というのがまず最初の感想であった。日本は世界でも名立たる食文化が発達した国、ところがその日本の果物消費量のレベルがそんなものだあったのかと意外に感じたのだった。
いやこの統計相当古い(2003年)のものだから現在では少々事情も変わっているかもしれない。しかし、いずれにせよ、そんなせいぜい200gでなく、仮に148gというレベルから、倍の300gになったところで世界の平均レベルから比べるとまだまだ極めて低いレベルということになる。
日本は四季の変化がはっきりしていて、季節ごとの果物が実に豊富なのだ。それに加えて、最近では輸入のアメリカ産オレンジやグレープフルーツ、メキシコ産ハニーデュー、ニュージランドキィウィなどもよく買ってきて楽しむ。TPP参加でそういうものが大量に入ってくることを警戒する向きもあるが、日本の超おいしい果物のこと、それには負けることはあるまい。要は日本の場合それによってトータルの市場規模が2倍3倍になってもおかしくない。これは国内生産業者にとってもプラスなのだ。
一日200gでなく、300g運動を起こしてもいい位なのだ。それ自体が国民の健康増進につながることが大きい。私の身のまわりにも高血圧だ、動脈硬化だ、心筋梗塞だ、その予防のために毎日数種類の薬を大量に飲んでいる人たちがいる。それをやめて、もっと野菜や果物を食べるようにしたら、もっと健康な人が増えるだろうなどという単純な極論を言うつもりはない。
が、少なくとも私自身はこれで毎日の食事の中で果物を沢山食べ、さらに副食は野菜中心主義にこだわるることについての理論的根拠、理論武装を妻に対してできた思いなのである。
みなさん、日本のおいしい果物もっと楽しみましょうね。
tad
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