本バージョンでは変換機能の強化、Webから構築した変換辞書の更新、クラウド同期されたデータの管理方法の変更、Windows 8で意図せず入力モードが変更される問題の修正といった、さまざまな改善が盛り込まれている。
なかでも注目したいのは、入力位置の周りにある確定済みのテキストをも考慮した、より賢い日本語変換が可能となったこと。
たとえば単に“ひき”と入力すると、通常の場合“引き”などが変換候補として表示される。その前に“1”という文字がある場合は、それを読み取って候補の推測を行う。そのため、“引き”に加えて“匹”が変換候補として表示され、意図した通りにすばやく“1匹”と入力できる。
なお、本機能はカーソル周辺にあるテキストの取得に対応したアプリケーションでのみ有効。また、現在のところ、カーソルの直前にあるアルファベットや数字のみが読み取りの対象となっている。」forest 7月3日
Google日本語入力は以前にもBLOGで紹介し、自分も使っているが、今回の開発版のものはたしかにさまざまな点での改良が加えられている。細かい点はいい、その使い勝手の良さについては、ダウンロードし使ってみるに限る。
IMEを使い慣れているものにとって、特に不満がなければ、あえてGoogle日本語入力を使うまでもないが、とりあえずダウンロードして試してみればいいのだ。
使用上のポイント:
・既存のIMEと並行してこれを入れておくことについてはそれがなんらかの理由でパソ コン操作問題となることなど全く何もない。従来のIMEに加えてこれをインストール すればいい。その二つをどちらを使うか、Windowsスタートボタンとスペースバ ーを同時に押すことで簡単に選択できる。それ以外の日本語入力システムは基本的には 不要。
・Google日本語入力、変換のための辞書は、基本的にはIMEのそれを引き継いで いる。さらにそれに加えて、Web上の膨大な最新用語、歴史上の人物の名前、専門用 語だけではなく、流行の顔文字やお店の名前まで、常に最新の辞書を提供がある。だか ら結果として文字変換がより優れたものになっているのだ。図1
・入力変換の基本機能はそれ自体でほぼ完結しており、その必要性は少ないが、IMEの 手書き文字入力による変換漢字の選択、単語登録などの機能を使いたい場合、IMEに 切り替えてそれを使ってもいいし、Google日本語入力システム自体でもほぼ同じ 操作でそれを行うことができる。
・Google日本語入力はMac、アンドロイドのスマホ、タブレレットなどでも使え るので、そうした機器との連携使用という意味でも、これを使い慣れておくことについ てはさまざまなメリットがありそうだ。
tad
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