私が本格的に卓球を始めたのは2年前、それまではテニス一辺倒だった。ありていで云えばそろそろテニスを続けるには年齢的、体力的に限界があると思ったからだ。それで思い切ってテニスをやめ卓球を始めた。あらゆる意味でこれが大正解だった。
あなたの趣味はなんですか、と聞かれたが、今なら、「はい、それはパソコン、ピアノ、卓球・テーブルテニス(TT)です」などと答えるだろう。その中でも今一番はまっているものはと聞かれたらひょっとすると、それはTTだというかもしれない。
これが面白くて、面白くてやめれなくなってしまった。できれば毎日でもやりたいが、さすがそれは体力がもたない。ま週2回か3回、一回二時間程度で楽しんでいるところだ。しかも卓球の場合、ただひたすら練習をやれればよく、ゲームなどむしろできればやりたいない。このことはテニス時代と話は全然違う。テニス時代は、練習などでなく、ゲームしかなかった。
卓球の方はゲームなどしなくても、練習だけでものすごくおもしろい、楽しいのである。基本的な技を一つづつ、自ら見よう見まねで、習い、試し、覚えていく、いけるところなのだ。
市の体育館でやる場合、それを教えてくれるコーチがいるかと云えばそんなものは全くない。ただ市の係員がいて、全体の運営をやってくれるだけだ。声を掛けて練習相手が順番に変えていく。相手としてはかなりうまい人、全く初心者的な人いろいろいるが、そうした相手とどう練習を進めるか、それを考え実践すること自体、それが非常に練習になる。
誰だってより上手な人が相手になってくれればいいが、下手な初心者とどう練習する、どう相手になるかを考え、それを実践すること自体が自分の腕、技を向上させていくいい機会となるのである。
誘われて、一つクラブに入ったが人数が20人前後、初級中級者が入り交じっているがそれでいいのだ。こちらはその時々の練習相手の力を観察しながら、それぞれどう練習したらいいか考えるのがいいのだ。
会の主催者がいて、ごくたまに指導してくれるが、特に指導してくれなくてもいい。実はこちらには、絶好の指導者がついているのだ。さて今度はこの技を習いたいという時どうするかだ。YouTubeの中にあらゆる卓球の基本技を解説し、実際にそれを演じてくれる動画がいくらでもある。
その点ではテニスをやっていたおかげで、スピン・ドライブのかけ方、カット打ちの意味面の使い方などよくわかるのである。そうした動画では、解説とともに
それを実践してみせてくれるところがいいのだ。それをスローモーションで見ることもできる。それを見てなるほどそうかと今度は練習の時同じようにやってみるわけだ。それがうまく行った時の楽しさは何事にも代えがたい。
何か言うと、生涯学習だの、趣味としてどうのこうのと、その方法論が大げさに論じられるが、そんなことをいう必要性など全くない。別に卓球に限らないが、このネット時代、あらゆるものについての学習法、方法論はインターネットで得ることができるのだ。もちろん卓球のようなスポーツにせよ、ピアノのような楽器演奏のことにせよ、YouTube一つあれば大抵のことはそれで学ぶことができる。YouTube以外のソースも多々あるのだ。
生涯学習、趣味というなにか一つ大きなテーマで今朝のBLOGを書こうと思ったが大げさな話はもうやめだ。健康つくりのため、なにか一つスポーツを始めよう。それならテーブルテニス・卓球はあらゆる意味で最適だ。まずなにより気楽にできる。季節を選ばない、天候を選ばない、お金が掛からない、短時間で汗がかける、全身を使う、体だけでなく頭を使う、頭に一番いいスポーツであるとかってBLOGでも書いたことがある。
そしてその学習法、練習法となると下手なコーチなど全く不要だ。YouTubeにいくらでもその練習法、実際の正しい動作についていい資料はいくらでもある。
よほど運動神経に欠けた人でない限り、二か月もあれば、相当程度の基本技を身につけれるはずだ。ただその場合確かにいい練習相手に恵まれることは必要だ。及ばずながら、私自身その機会があればいつでもその相手を受けたまわれるはずである。
卓球の練習をする時、私自身の基本スタンスがある。相手がどんな球を打ってきても、こちらはスピード的にも、その位置についても、その相手が一番打ちやすい球を打つことを心がけるということだ。
それはもちろん相手のためになるが、それができるように練習すること自体がなにより自分の技を磨く最善の方法だということである。
ひょっとしてこのこと、多分に卓球(TT)だけのことでなく、要するに人と人のコミュニケーションをうまく運ぶ、改善するために最も基本的な原則の一つではないのか。
tad
関係資料
卓球技 基本のフォアハンド【フォア打ち】:youtube
4
卓球オススメ練習法 ペン両面使い【基本・連係フットワーク】:youtube
卓球技 カットマン【フォアカット&バックカット】youtube
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