このドラマを面白く、楽しくしているもう一つの要因がそのテーマ曲、挿入歌が素晴らしいところにある。ドラマ冒頭に流れる、あのアップテンポの曲は参議院選挙の宣伝カーでさんざん使われて話題になった。法の番人を選ぶ選挙で、そんなことをするなんてとんでもないことという声もあったが、私など、全く無責任な個人的感想からすると、それくらい許してやれよ、いいではないかという考えである。
というのも、この番組、公共放送NHKが提供している番組で使われてういる曲である。それが使われて、それで若者の政治への関心が少しでも高まることに役立てば大いに結構なことなどと妙な理屈をこねていたものだ。しかし選挙は終わったし、もうその話も終わった。
ただ私に言わせると、もちろんこのドラマ冒頭オープニング・テーマ曲はドラマ全体のイメージを明るくしてくれるいいものには違いないが、音楽自体としては特にたいしたものでない。その楽譜を買ってピアノで弾いてみようとは思わない。いや音楽店の店頭ではそれが盛んに売られている所をみたら、そうでもないのかもしれないが、いずれにせよ私などは特に興味のないものだ。
いや、是非楽譜を買って弾いてみたい思うのが、今朝の主題、ドラマ挿入歌「潮騒のメモリー」であり、もう一つはやはり挿入歌「暦の上ではディセンバー」である。二つともいい曲だ。
特に、「潮騒のメモリー」はドラマの話題性もさることながら、音楽界久しぶりの大ヒットとなる可能性が大であることを26日の朝日デジタルが報じている。
今年の年末、流行語大賞は、主人公天野秋が連発する「じぇじぇ」で決まりだそうだ。さらに、私は紅白歌合戦のトリは、小泉今日子のこの「潮騒のメモリー」になるのではないかと想像している。いやひよっとすると潮騒のメモリーを秋・ユイの二人が歌うヤングバージョンと、元アイドル小泉今日子が歌う本格バージョンの二つが聞けるのではないか。
いやそうなったら面白い、いやそういう企画を立てるのであれば、紅白歌合戦になどここしばらく見向きもしなかった私も、大いに観たくなるだろうと思うのである。
その音楽のどこがどういいかなど書いても、誰も読んでもくれない読む気にもならないだろう。要するに理屈ではない音楽の良し悪しなど、百%好みの問題、聴いてみるに限る。
「潮騒のメモリー」のCDすらまだ発売されていないが、CDが出回れば、そのうちネットでも発売されるようになろう。そうしたら一曲300円でも500円でも払って早速ダウンロードして聴いてみたいのである。
というわけで、YouTubeには、まだ小泉今日子が歌うものなど出まわってはいないし、出回るわけもないのだ。しかし結構楽しめるのは、それがピアノ、ギターそして弾き語りなど、いわゆる「耳コピーバージョン」が結構出まわっていることだ。要するに全く素人の人が、楽譜もなにもない状況でドラマの中で登場する音楽を聴いて、それをまるまる耳で暗記するわけだ。そしてそれをピアノ、ギターエレクトーンなどで演奏したり、弾き語りしてみせるものである。いや、これがまたすばらしい。そのいくつかをここで紹介しておくので聴いてみていただくことだ。
いやこうしたものも厳格に言えば、著作権違反に問われてもおかしくないものだろう。ただその動機からしても、それは商業目的ではないし、版権元からしても、それが大きな意味でその商品のPR、広告宣伝ともなるからあえてそうしたものを容認しているのだろうと思われる。
私ら第三者ユーザー消費者、音楽愛好家からすると、それは大いにさまざまな形でそれぞれの目的に役立つのである。そうだこのこの「耳コピー」、これが一つネット時代の一つの文化の特色なのかと認識を改めたのであった。
tad
関係記事:
潮騒のメモリーヒット:朝日デジタル
ナインティナインの岡村隆史、能年玲奈ちゃんとあまちゃんにはまる:youtube
潮騒のメモリ・ピアノ:youtube
潮騒のメモリ・エレクト-ン弾き語り:youtube
暦の上ではディセンバー / 大友 良英 楽譜演奏:楽譜ヤマハ
暦の上ではディセンバー:エレクトーン弾き語り:youtube
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