過去最低だった1995年参院選の44・52%は上回ったものの、前回2010年の57・92%からは下落し、低水準にとどまった。
自民、公明両党の大勝が確実視され、選挙への関心が高まらなかったことなどが要因とみられる。yahoo 7月21日
日曜日夜7時、いつもより一時間早くNHKの大河ドラマ、「八重の桜」が始まった。鶴ケ城開城のシーンに心が痛んだ。そして8時、参院選挙開票速報、アナウンサーの第一報聞かなくても分かりきっていた。「自民・公明の与党が71議席以上を確保、過半数を制することは確実な情勢です」ということだった。この勢いでは与党の議席数は71をさらに上回るだろうということだった。
その30秒間ほどのアナウンスメントだけ聞けばもう十分、後はもう聞くまでもない。私はいつものように早々と寝床についてしまった。
今朝はいつもより早く目覚めてしまい、改めてネットニュースをチェックしたが、圧倒的な与党の勝利の結果にはなんの変わりもなかった。それにしても民主党の惨敗ぶりは報道や想像以上のことであり、腹が立つことではあったが、それについては今更どうのこうの言っても詮無いことだ。
それよりショックだったのは、今回の選挙の投票率、51%と前回から6ポイント近く下がったことである。昨夕5時のニュースでは36%前後の数字であったからひょっとすると、と危惧はしていたが、実際にこの数字を見て絶句した。
有権者の半分が棄権したのである。結果、それが自民、公明、共産のような組織票がしっかりしている党に有利に働き、それがこの与党勝利の結果に反映しているということだ。しかし、そんな選挙情勢分析のことなど最早どうでもいい。一番の問題はこれが日本という世界でも先進の民主主義国であるはずの国の現実なのである。一体どうなっているのかこの国は、と思った。国とか国家について国民の意識改革を求める安倍首相、このことにはなんらかの危機感を感じないのか。
このことは7月19日のBLOGでも書いたが、改めてこの数字の深刻さを思い知った、知らされた。今朝のTV、新聞のニュース報道などまともに見る気も起こらない。ひたすら無気力感に満ちたまま、この記事を書くのがやっとこさなのである。
tad
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