GoSquared はまた、Google のサービスが回復した後、ページビュー数が一時的に跳ね上がっていることにも注目。これは Google サイトが回復し、利用者が目的の Web サイトに辿りつけたことによるものだと分析している。」nicovideo (japan.internet.com) 8月19日
米国Googleのサービス停止があったのは英国夏時間8月16日23時52分、日本時間8月17日7時52分だ。私自身は丁度夏休みで白馬にいたし、仮にいつものように自宅にいたとしても、丁度朝食時間だから、全く気がつかなかっただろう。これは常日頃インターネットを利用している多くの人達にも同じことだ。
そのこともあったのか、このニュースさして話題にならなかった。私も昨日まで気がつかなかった。しかしさまざまな意味でこれは大変重要なニュースと思ったので、改めて今朝のBLOGで取り上げた次第である。
ことの重大さは、下に掲げたグラフに集約されている。Googleが提供する各種サービスがストップした途端、世界中のページビュー数が一気に40%も減少した。そして数分後サービスが回復すると、今度は一気にそれが元のレベルに回復した。それはまぎれもなく実計測値なのだ。
米国、ヨーロッパにとっては真夜中の時間帯、もしそれが昼間、ビジネスアワーの真っ最中だったらどうなったか。もっと大きく、ある意味パニック現象をを起こしたかもしれないのだ。
これはGoogleがそのインターネットの世界における影響力の大きさを誇示するためにわざとやったなどといううがった見方があるが、それは絶対にない。ネットサービスを売り物にする会社が仮に数分と言いながら、予告なくそのサービスをストップするなどということは絶対にあっていいことではないし、第一、その影響力の大きさをこんな形で意図的に露呈することなどやるはずがない。
いずれにせよ今回の事件、好むと好まざるに関わらず、改めて、ネットの世界におけるGoogleの存在意義の大きさを世界中に見せつけたということだ。
個人的にはここ数年、パソコン・ワークに関して、ネット閲覧、検索、メール、マップ、BLOG、SNS、クラウド、YouTubeなどの各種サービスについては、Googleのそれにほぼ全面的に依存してきたし、パソコンクラブの仲間にも、そうすることをすすめてきた。一人のユーザーとして、こうしたサービスについての満足度は極めて高いものがある。
だから今回このニュースを聞いて、さもありなんと納得する面が大きいのである。
ただその一方で、パソコンユーザーという立場から離れ、一人の消費者という立場に立って見るならば、少々見方を変えるべきだろう。
今や国民生活とは切っても切れないインターネットサービスのことだ。そのサービス依存度があまりにも一企業に偏り過ぎているという事実に、一つ危惧の念を抱くべきだと思うのである。
Googleこけたら皆こけたとなっては困るのだ。さらに、今後ともGoogleの独占的地位がますます高まっていくこと自体、決して好ましいことでないこと位言うまでもないことだ。
tad
関係記事:
Googleサービスが数分間停止、世界のインターネットトラフィックが40%減少:nicovideo
Googleのサービス:wikipedia
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