「gPad」はWindowsで動作するタブ型テキストエディターで、マクロ機能やアウトライン機能、CSV/TSVモードなど豊富な機能を備える。マウスジェスチャーもデフォルトで搭載しており、右クリックを押しながらマウスを動かすことで、タブの切替やタブの終了、スクロールなどジェスチャーで制御できる。
ver 2.1.0では、インクリメンタルサーと検索バーの機能を組み合わせて、エディター上で選択した文字が、一斉に強調表示される機能が搭載されている。そのほか、日本語入力か否かひとめでわかるようにキャレットの色が変化する機能、[編集]メニューに移動系、選択系のコマンドの追加がされている。」マイナビ 8月6日
このテキストライターなるもの、そのフリーソフト山ほど数がある。今それがなんのためにあるか、なんのためのものかの説明はしない。それは文字通り、一般のビジネスピープルなら報告書の下地となるテキスト文を作成するために使うだろうし、IT関連のプログラマーなら、あらゆるプログラミング言語を記述し、プログラムを作成するために使うということだ。私などは毎日のBLOGの文章を書き、それをBLOGに記載するためのさまざまな加工編集作業をこのテキストライターを使って行う。そうした文書作りのためにWordほかワープロソフトを使うことなど皆無なのである。
このテキストライター、フリソフトが多彩に数多く存在すること自体が逆に言うとその必要性の高さの証明なのである。
それはさておき、それではその中かからお薦めのものは何かというと、秀丸、gPad、TeraPadなどであろうか。秀丸はフリーでなく、シエアウエア、4200円である。もう15年以上これを使っていて、これに慣れきっているから今更他のものを使う必要性はそんなにない。ただもしシエアウエアということが気にくわない。完全なフリーソフトのものを使いたいとおっしゃるならTeraPadか、このgPadということになるのだろう。いや、他にもいいものはいくらでもありそうだ。
そういう意味もあって、このgPadについては、その存在は知っていた。それがフリーソフトだというので、ダウンロードしてパソコンに入れたもののこれまで実際に使うことは殆どなかった。なにしろ秀丸に慣れきっていて、それについて特に大きな不満がなかったからだ。
ただこのgPad、2012年窓の杜のフリソフトーの中で銀賞を得たということもあって、その優秀性、使い勝手の良さが数多くあるのだろうと気にはしていた。今朝上記マイナビの記事を見て、最新版をダウンロードして少々時間を取って触ってみた。マイナビ記事にある関心を引く機能については殆ど確認しなかったのだが、その中身をチェックするうち、一つその記事の中では触れていない機能で、大変便利な機能があることに気がついた。
日常のパソコン・ワークの中で、Webページ、ホームページなどを作成するために必要な、HTML文を書く必要性などパソコンクラブでの講習以外、実際には殆どない。ただホームページ作りなどの講習会、ホームページやWebページを作成するために使う、HTML文を一体なんで書くかが、まず問題になるわけだ。
そのHTMLはまさにテキスト文なのだ。それを記述するために、私自身はWindows付属のテキストを書くためのメモ帳などによるより、秀丸ほか専用的なテキストエディターでそれを書くことを勧めている。一番の誤解はそれは文書を書くためだから、Wordとかその他フリーの文書作成ソフトを使えばいいと思うことである。HTML文とてワープロのソフトなどで書くことはできないこともないが、本来HTML文などはテキストライターで書くべきなのである。HTMLは一種の立派なプログラミング言語、それを書く、記述するためには、やはりそうした専用のテキストエディターで書くことの意味、メリットを説明する。それが正解なのである。
今回気づいたのはHTML文を作成し、それをWeb表示する場合に、このgPadを使うことのメリットである。メモ帳はもちろん、秀丸でHTMLを記述した場合、それをWeb形式すなわち、拡張子、htmlやhtmで指定保存するのはいいとして、それを直接Webプレビュー表示したりする機能はない。htmやhtml形式で保存したものは、IE(インターネットエキスプロラー)、Chromeなどのブラウザを使って開いてみてはじめてそのHTML文の出来具合、完成度具合をチェック出来る。もしそれが正しく予定通り表示されないのは、なんらかの文法的なエラー、ファイルの保存のミスなどがあるためだ。それを一つ一つ検証、修正をしていかかなければなればならない。それを記述している
テキストライター上での記述の編集作業とそのブラうジングを繰り返し実行しなければならないのである。結構面倒な根気のいる作業となる。
その点、gPadを使うと、それで作成したHTML文をgPad上で直接ブラウジング、プレビュー表示してみることができる(図1)。もしそのWebプレビューが正しく表示されない場合、そのHTML文はgPad画面で分割されたHTML作成画面で直接修正しそれを保存・実行すれば、直ちにその結果を確認できる。これが実にすばらしい。もちろんそうしたことができるソフトは他にもあるが、gPadの場合、テキストエディターとブラウジングが完全に一体になっているのところが超便利なのだ。
そのための下準備も簡単、gPadメインメニュ、表示メニューの表示モードをWebプレビューに設定しておけばいいのだ。HTML文を編集したら、そのWebプレビューボタンを押せば、その結果が直ちにWebページとして表示される。結果HTML文のどこが間違っているか判明するので、その修正を下側のHTML編集画面上で編集し直せばいいのである。修正結果を保存すれば、直ちにその結果を上部Webページとして表示され修正結果を確認できる。
これはHTML文の編集にはもってこいの機能である。みなさんも是非、簡単なHTML文を作成し、その使い方の演習をされることをお薦めする。これはWebページ作成のプロが、これを自由自在に活用して仕事に使うということはもちろんだ。しかし、これは我々パソコンのABCを学ぶ者、ホームページ作成のためのパソコン講習会などで使うとその効果を最大限発揮するものだろう。
tad
関係記事:
フリーテキストエディター「gPad ver 2.1.0」:mynavi
gPad 2012 フリーソフト窓の杜銀賞:forest
テキストエディター窓の杜 テキストエディタ-各種:forest
HTML(HyperText Markup Language):wikipedia
図1 gPad HTML文編集とブラウジングを並行して行う
図2 上記のための設定法
0 件のコメント:
コメントを投稿