2007年1月26日金曜日

Vista発売の波紋(パソコントピックス8)

Vista発売開始の日が近づいてきた。が、消費者の目はさめている。昔と比べてパソコン消費者もみな少し賢くなってきている。新しいゲーム機発売のように行列ができることもないだろう。
私達のパソコンクラブでは昨年既に10月の頃から何度もこの話題を取り上げてきた。当初マイクロソフトがXpのサポートは2年と言っていたのでそれを不安視する声があったが、いやMSは多分それを修正するだろうと言っていたらその通りになった。

もう一つこれでパソコンの世界も大きくLinuxへの関心が高まるのでないかと予想していたが、昨夜のNHKのクローズアップ現代はまさにその問題を取り上げていた。一般の消費者というより、自治体、政府関係で脱ウインドウズの動きが始まったということだ。これはすでにあった傾向だが、このVista発売以降それがより活発になるだろうということだ。それは当然個人ユーザーにも波及していく。昨日のNHKの放送でもOSとしてLinuxを使い、アプリケーションソフトはOpenOfficeを使っている場面があったが、どういうわけか、NHKはそれ内容を言わないわけだ。ただオープンソフトだなどと言っていた。NHKはそれを説明解説するのを一体誰に遠慮しているのだろうか。それを一私企業がその利益のためにやっているのならともかくそれは広く公共、一般消費者のために役立つのである。それが公共放送のNHKなんの遠慮があってのことか。

同時に従来のMS系ソフトとそうしたオープン系のソフトに互換性の問題があるようなことも言っていたが、それも殆んど問題にならない程度のことである。OpenOfficeなどちょっと使ってみたらわかることだ。

私は別にマイクロソフトが何が何でも悪いというつもりはない。ただOSやオフィスソフトなどアプリケーションソフトで圧倒的なシエア、独占状況を許しておくことは絶対に消費者、利用者のためにならない。第一公共部門がそうしたフリーソフトを使うことは膨大な歳費削減に役立つはずだ。

その意味ではNHKがこのタイミングでこの問題を取り上げた事は大いに評価しておきたい。

「オープンな 世界広がる 窓の外 」

tad

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