2017年3月28日火曜日

Gmailが世界一のメールソフトである理由

「Googleのプロダクト部門バイスプレジデントであるSundar PichaiがI/Oカンファレンスで発表したところによると、Gmailの利用者数は9億人にものぼるのだそうだ。前回利用者数が発表されたのは2012年のことで、その当時の4億2500万から倍以上に数値を伸ばしたことになる。さらに、そのうちの75%がモバイル環境からGmailを利用しているのだとのこと。

Googleが前回Gmailの利用者数を公表したとき、ちょうどHotmail(今ではOutlook.comとなっている)を抜いて首位になったときだった。それまではHotmailが長らく首位の座に君臨していたのだった。ちなみにこの分野におけるGoogleのライバルたちも、なかなか利用者の実数を明らかにしてはいない。ただ、Gmailが最もよく利用されているメール環境であるということは言えるのだと思う。」 Techcrunch


当BLOGでは、かって何度も、数多くあるメールソフトの何を選ぶか、それはGmailであるとお勧めしてきた。今後とも、その実際の使い方についてさまざま書く機会があろう。

今朝はそれに先立ち、改めて、Gmailがなぜ世界中で一番多く使われるようになったかの理由、背景を知っておくこと、確認しておくことことが必要だろう思ったわけである。

そのため参考になる記事があるが、そうしたものも参考にしながら、私独自でまとめてみた。

Gmailを使う必要性とメリット:

1)Gmailアドレスは豊富なGoogleのアプリソフトを使うためGoogleアカウント、IDそのものである。数多い無料のGoogleアプリソフトを使うためには、Googleアカウントにログインしている必要がある。

Googleアカウント登録のために使用するメールアドレスは、Gmailアドレス以外でも可能だが、Googleのトータル
アプリパッケージとの連携を考えるなら、Gmailの登録、使用はやはり必須である。

2)Gmailはオンライン、モーバイル環境での使用が増大した結果そのシエアを飛躍的に伸ばした。

冒頭引用記事にあるように、今やパソコン中心から、モーバイル環境、パソコンに加え、スマホ、タブレットなど、さまざまなデバイスが併用される時代になった。

Gmailはパソコンはもちろん、iOS 系iPhone 、iPad、それに勿論GoogleAndroid系スマホ、タブレットなどモーバイルデバイスにも広く対応し、用いられているメールソフトなのだ。

 Windowsパソコンと、iPhoneを併用するユーザーが抵抗感なく増えたのも、Chromeというブラウザーの存在とともに、Gmailを共通して使うことのメリットを享受するようになったことがその背景にある。

そもそもAndroidなるOSはGoogleのもの、Android系のスマホを使うのなら、Gmailの利用は自然だが、それが
iPhoneのユーザーもGmailを使いだした意味が大きいのだ。

私の場合、主にWindowsパソコンを使っているが、スマホはiPhoneを使っている。かってはその二つ、水と油のような感じであったのが、最近はその組み合わせが不自然でなくなったのは、ブラウザーとしてのChromeと、メールソフトとしてのGmailがiPhoneでも、盛んに使われるれるようになったことが大きな要因なのだ。

そういう意味でこれからスマホ、タブレットをモーバイル目的で使ってみたいというユーザーにとって、Gmailは
スマホやタブレットの選択肢を大きく開いてくれるものとなる。

3)Gmailは迷惑メール対策に優れている。

1)、2)は、必要性に関わるものであったが、3)以降
は、他のメールソフトと較べての利点、メリット論である。

パソコンにしろ、スマホにしろ、メールは必要最低限やるが、メールを積極的にやることを敬遠する人は多い。メールを始めると沢山の迷惑メールが入ってくるからだ。
Gmailはその迷惑メールを大幅にカットしてくれる。その証拠を示す統計も探せばあるだろうが、それは実際に使って体験することだ。

私がGmailを使い始めたのは、6.7年前のことだが、それまで使っていたOE(OutlookExpress)と比べると迷惑メールが大幅に減った体験がある。迷惑メールが殆ど入らなくなった実感を得たことは事実であった。

ただ迷惑メールについて注意が必要なのは、最初の頃時々、正常な普通のメールがブロックされて、迷惑メールに振り分けられることはあった。そのチェックは継続して行い、迷惑メールに振り分けられたものを、正常メールとして戻してやる必要はあった。

その必要度も最近は殆どなくなったと感じてはいる。

4)検索機能が優れている。

過去に送受信したメール、送信者、発信者の名前、主題などをかなりの精度で、検索することができる。過去それも数年前に遡ってそれが出来るので大したもの、重宝する。

5)メールのバックアップが不要である。

上記4)と関連することでもある。Gmailはプロバイダーメールと違って、いわゆるWebメール、過去のメール記録はすべて、Googleのメール・サーバー内に保存されている。

自身のパソコンが壊れようが、ウイルスに犯され使用不能になろうが、新しいパソコンで過去のメール記録の再現は可能なのだ。

かってのメールソフトのように毎日のメールをバックアップしておく必要性など全くない。別のパソコン、新しいパソコンで、自身のアカウントでログインすれば、過去の記録、メールは全て再現出来る。

6)大量のメールが無料で使える。

Gmailは10G程度の大容量のメールを無料で使える。
普通にやっている限り、そんな容量を超えることなど
まずないはずだ。

仮にその限度を超えるような事態になればGoogleからの警告に従って、容量増量のアクションを取ればいい。その料金もたいしたものでない。

7)Gmailは安全性の高いメールである。

ひょっとするとなによりも、かによりも、これがGmail利用の最大のセールスポイントではないか。

まず、安全性の意味は、使用上、故障がないとか、 誤動作・不具合が生じたとか、送受信に時間が掛からないとかいろいろある。他の有名プロバイダーが提供するメールがそうした問題で長時間メールシステムそのものがダウンすることは結構見聞する。

ところがGmailについてはそうした問題をかって経験したたことはない。送受信に要する時間も驚くほどは早い。

安全性のもう一つの意味は、いわゆるウイルス、マルウエアなど攻撃からのプロテクト度合いである。Gmailはその点についても定評は高い。

8)使用上さまざまな高機能、オプションの設定が可能 である。

Gmailほど比較的簡単に多様なオプションの設定ができるメールソフトは他には知らない。対抗できるのはMSのOutlook.com位か。

以下はその機能の一例だ。

  ・スレッド表示機能の設定
  ・メール送信後の即座中止
  ・発信人の署名作成
  ・ラベル、フィルター、スターなどを使ったメール振     り分け機能 
  ・プロバイダーメールほか他メールの転送機能
   など

9)ハングアウト機能の活用が出来る。

Gmail画面から、直接Googleのハングアウト、簡単なショートメール、ボイスチャット、ビデオチャットなどができる。

使い慣れるのは少し大変かもしれないが、そうした機能で有名なLINEなどと較べても、総合的に高度なコミュニケーションツールとして使えるものである。

10)GmailはGoogleトータルアプリパッケージ利用のためのキーソフトである。

このGmail、すでに本年3月21日のBLOGで説明したGoogleのトータルアプリソフトパッケージと関連して用いるものであり、そのキーともなるべきものであることを結びとして述べておきたい。

tad

参考資料
Gmailは世界でもっともよく使われているメールソフトである:Techcrunch
なぜGmailを使うのか。Gmailを使う10のメリット:delaymania

ウェブメールのガチンコ対決「Gmail」VS.「Outlook.com」
:lifehacker

2017年3月27日月曜日

回転寿司、スマートジャパン(その12)

一作日土曜日午後、家族で久しぶりに回転寿司を食べに出かけた。

回転寿司は今や世界中の都市に広がっているようだが、先進国日本のような上質、レベルの高いものはなさそうだ。その先進国日本の回転寿司店、数多くあるが、その評価となると、TV番組や、ネットのアンケートでああでもない、こうでもないとやっている。それを観ているのも楽しいし、おいしい店を選ぶ参考にもなる。

そうしたものの中で、今朝のこのBLOGで取り上げたものは評価のほんの一例に過ぎないが、その順位のつけ方は別にして、リストアップされている寿司店そのものは、まあまあ妥当なところのようだ。

その中で、No1にランクされているたスシローはわが自宅から車で5、6分、新青梅街道沿いにある。過去にも数回訪れている。今回ここを選んだのはそういう経緯
だ。

私自身にとっては、回転すしどころか、外食に出かけるのは、なにしろ7か月ぶりなのだ。期待とともに不安も大きかった。

結果は大満足。不安が吹き飛んだのはなによりだった。いやはや、日本の回転寿司店ってまさに、スマートジャパンのシリーズにあげていいものだと今朝のBLOGとなった。

とにかく家族5人でたらふく食べ、お皿がうず高くなったのに、支払ったのは5000円弱。食したのは寿司だけでない。味噌汁、茶碗蒸し、ラーメンなどの他に最後はデザートまでいただいた料金なのだ。

寿司自体は全く悪くない。なにしろ、一貫400円
も500円も取られる高級すし店でなく、二貫で100円
180円のものが中心なのだ。高級店と比べてその「コストパーフォマンス」がめちゃめちゃ高い。

スシローが、多くのアンケート調査で、No.1にランク付けされている理由はそこにあるのだろう。

以下は参考データである。ご参考に。

好きな 回転寿司チェーンランキング・1位はスシロー、2位は無添くら寿司:Nifty
スシローホームページのPRムービー:sushiro.
メインメニュー:(2017年3月25日現在): menu
にぎり、軍艦/まきもの、サイドメニュー、デザートなど
私のセレクション: 図1  クリック
まぐろ、びんちょうまぐろ、しゃけ、えんがわ、茶碗蒸し、しゃけあぶり、大海老、かつお、いくら、なましらす軍艦、かっぱ巻き、デザート

イメージ 1

2017年3月25日土曜日

拡張機能、Checker for Gmailの登録

昨日のBLOG(Chrome拡張機能、OfficeOnline登録法)にひき続き、Chrome拡張機能として登録しておくと便利なものをもう一つ紹介しておく。毎日使うメール、Gmailに関する「Checker Plus for Gmail」である。

これを拡張機能として登録しておくと:
・ChromeトップページからGmailが即開ける。
Gmailが着信するとそれをチャイムで知らせ、デスクト  ップに表示してくれる。
・未読のメールの数を伝達してくれる。
・その他。

とにかく便利である。既に登録されている方も多いと思うが、まだの方は登録をお勧めする。

拡張機能登録の要領は、昨日のOfficeOnlineソフトの登録と全く同じである。拡張機能の何たるか、その登録法の理解のためにも、役立つはずだ。

「Checker Plus for Gmail」の登録法・手順:
1)「Chrome Webストア」へアプローチ
2) 図1 参照 
   ・1:検索欄に「Gmail」と入れる。
  ・2:ジャンル、「拡張機能」と入れておく。
  ・3: 「Checker for Gmail」 が表示されるので 
  それを選択、「Chromeに追加」ボタンを押す。
  追加処理が始まる。

3)図2 参照
  ・「拡張機能へ追加」を選択

4)図3 参照
 ・Chromeトップページを表示。
 ・「Checker for Gmai」が拡張機能として登録されたこ   とを確認する。
 ・表示ロゴマークを確認しておく。

「Checker for Gmail」、機能のオプションはさまざまあるが、デフォルトで設定しておけば、着信通知、未読メール数の表示など基本機能はやってっくれる。

Chrome拡張機能、この他便利なものはいくつもあるが
今後折をみて紹介の機会があろう。

tad

参考資料:
ChromeWeb ストア:Google

2017年3月24日金曜日

Chrome拡張機能、OfficeOnlineの登録

3月19日のBLOG(OneDriveで使うOfficeOnline)で、OneDriveで、OfficeOnlineを使う方法を説明した。OfficeOnlineは、マイクロソフトOfficeのオンライン版ソフトであるから、それが一番自然な方法だ。

ところが、GoogleのオンラインOfficeソフトを使う場合と同じChromeのトップ画面から、MSのOfficeOnlineを呼び出せないのかというご質問があった。それは出来る。実は私自身そうしている。その方がたしかに便利である。

Chromeの拡張機能というものを使えばいい。Googleの
豊富なアプリソフトの他、さまざまサードパーテイの便利なアプリソフトをChromeトップページ、上部に一覧表示してこれを使えるようにするものだ。

GoogleDriveのOfficeソフトは、Chromeトップページから
呼び出して使うのは当たり前として、マイクロソフトOfficeOnlineをChromeトップページに登録して使えるように
しておけば、それは便利、使いやすい。

Chrome拡張機能は他にもさまざまあり、今後順次それを取り上げていく予定だが、今回はOfficeOnlineのChrome拡張機能への登録法の説明である。

OfficeOnlineChrome拡張機能への登録法・手順:

1)ChromeWebストアのOffice Online 拡張機能登録   画面にアクセスする。

2)図1参照
  1:拡張機能を選択。
, 2:検索欄にOfficeOnlineと入れる。
  3:「Chromeに追加」を押す。

3)図2参照
  「OfficeOnlineを追加しますか」と聞いてくるので、
  「拡張機能を追加する」を選択する。

4)図3参照
  1:Chromeトップ欄にOfficeOnlineのマークが
    表示されるので
  2:新規作成+ボタンを押す。
  3:それぞれのOfficeOnlineソフトが表示され
    立ち上げたいソフトを選択して立ち上げる。

これで完了。即、WordOnline、ExcelOnline、PowerPointOnlineが使えるようになる。

筆者の場合のように、拡張機能を数多く登録すると、ややこしくなるので、対象ソフトのマークをしっかりチェックしておくことだ。

拡張機能については他にも便利なものが数多くあるが
Chromeトップページ欄への登録法は同じなので今回の手順をマスターされておくことだ。

tad

参考サイト:
ChromeWebストア:Google

2017年3月23日木曜日

「指先で世界動かす140字 「ツイッター政治」



「指先で世界動かす140字 「ツイッター政治」をどうみる

指先でつぶやく140字が世界を動かしている。1月に米国大統領に就任したドナルド・トランプ氏は、大統領選の期間、1日何度もつぶやき続けた。「メキシコとの国境に壁をつくれ」といった過激な発言は、しかし、日増しに多くの支持者を集め、大統領の座を射止めるに至った。そして、大統領になってからもつぶやきは続いている。ツイッターで動いていく政治や社会を歓迎すべきなのか、懸念すべきなのか。3人の識者に尋ねた。」 Yahoo 

Yahooライターの問題提起である。その三人の識者の見解は次のようにまとめられている。

猪瀬直樹・元東京都知事、作家:
政治家はどんどん指先から発信せよ」

西田亮介・東京工業大学准教授:
:「対立を煽るツイートこそがトランプ勝利の要因だった。しかしその手法は今や問題をはらんでいる。」

津田大介・ジャーナリスト:
「最悪の形で実現したツイッター政治。」
以上ご三人の見解を読み比べながら私の見解、意見をまとめておきます。

猪瀬氏の論調は最悪である。「政治家はどんどん指先からその見解、意見
を発信せよ、そうしてよい」とは一体何事か。それによって、今アメリカがそして世界が大混乱に巻き込まれている現状は一体どうなるのか。どうするのか。

二番目の西田亮介・東京工業大学准教授の見解、対立を煽るツイートこそが(大統領選での)トランプ勝利の要因だった。」と述べている。それはそうだが、トランプ氏が大統領になった今も、ツイッターなるものを用い政治を行っていることには無理があり、疑問があるとし、既存のメディアの役割に期待されることも大きいと指摘されていることには納得だ。

その点では第三番目の津田大介氏の「最悪の形で実現したツイッター政治」という総括が、一番的を得ていると私は思う。米国大統領たるものが、これから実施しようという政策、方針をツイッターという140字という制限的手段を用いること自体に無理があるとしている。その通りで同感だ。

トランプ大統領、選挙期間中の一政治家ならともかく、今やアメリカのみならず、世界のトップリーダーなのである。その氏が毎日発信しているのは、単なる情報、意見、見解でなく、アメリカ国家、世界の政治を動かす具体的な政策、方針なのである。

それは大統領令の内容そのものだ。それを、140文字内のツイッターなるもの、つぶやき的に軽々とやっていいわけがない。

その結果、そのつぶやきは世界中に大混乱を引き起こしている。しかも、国内の司法当局から、ストップがかかるありさまなのだ。トランプ氏の政治家としての基本的能力そのものが問われている。

氏が使う英語は中学生程度とよく云われるが、英語自体は、極めてわかりやすくていい。問題はその中身、論理そのものだ。論理の組み立てがなっていないのである。その論理の展開は、中学生以下かもしれない。肝心の氏の政治に関する知識、見識はひょっとすると、中学生並、いやそれ以下かもしれないといと云われてもしかたがないところがある。

民主主義政治の大原則、司法、行政、立法の三権分立ということすら理解していないのではないかと思うことがある。司法、しかも地方の地裁が、大統領令にストップをかける、そのことが、けしからんと言う始末なのだ。

立法府との関係、一昨日もオバマケア廃止に関わる法案の成立に異議を唱える共和党議員に対し、そんなことをしていると、議員の資格を失うことになるよと、脅したりしている。とんでもないことだ。これも立法府が、行政府と同等の独立した「権力」であることが分かっているのかと、聞きたくなることだ。

大統領の発する行政判断に対し、議会が与野党を問わず賛成したり、反対したりするのは当たり前のことだ。それを与党のくせに、なぜ反旗をひるかえすのかとやっている始末なのだ。

メキシコに工場建設をする計画を引っ込めない米トヨタCEOや日産のCEOに対し、それをやめよと、頭から命令的に会合の席で言うのである。それをツイッターでつぶやいたりするものだから呆れてしまう。

かって行政府の長たる大統領が、民間企業トップの意思決定にクレームをつけたり、その変更を求めたことなどあったろうか。このことについて、誰も批判の声をあげないのは極めておかしい。

これまた一種の重大な、憲法違反行為のはずだ。

さらに米国の一流のメデイア記者を、ホワイトハウス記者会見の場から追い出す。そして、そうしたメデイアはフェイクだとツイートするのである。それがフェイクである証拠などなにも示さないで、一方的につぶやくのだから、たまったものでない。

マスメデイアにしてみれば、それも思想、信条の自由の侵害だとまともに訴える気にもならぬ暴挙なのである。

ひどいものだ。猪瀬氏はそうしたトランプ政治が世論の支持を得ているなどと
書いているが、最近トランプ政治への世論の支持率は大幅に低下し始めているのは事実だ。当然であろう。

21日のアメリカ株式市場は、一気に200ドル以上暴落した。就任当初大幅に上昇した株価であったが、ここへ来て、そんなトランプ政治のいい加減さを見据えた結果であることは明白だ。株価が大幅な下落に転じたのは、そろそろそうしたトランプ政治の基本的な限界が見え始めた、化けの皮が剥がれはじめたということではないか。

話は三人の識者のトランプツイート政治の評価に戻る。一番目の猪瀬氏の評価など最悪であることは既に述べた。二番目の西田亮介・東京工業大学准教授の疑問の提示、及び三番目のネット評論家津田大介氏のトランプ・ツイッター政治は最悪、という見解に私は百%同調する。

そもそもトランプ氏がツイッタ―という手段で、その見解、意見をアメリカ国民に直接訴えるということを始めたこと自体が基本的に間違っていると云わない。そのこと自体なんら非難されるべきことではない。選挙期間中その政策、方針をそうしたネット手段で直接国民に訴えるという発想自体はなにも間違ってはいない。

問題は氏が大統領に選出されてからのことだ。氏はもはや米国大統領候補でなく、大統領なのである。その大統領が発する政策、方針が140文字限定のツイッターなる手段に収まるわけがない。その手段、方法がそもそも不適なのである。

その中身が不当、不適当であることが根本的に問題なのだが、それ以前にいかなる内容であれ、ツイッターという手段方法が大統領が発する方針伝達の手段としてはいかにも不適なのである。

140文字という文字の範囲で一体どれだけの内容を正確に、的確に伝えられるかである。しかもその内容が不正確であり、原理、原則、論理に欠ける根拠のないものとなると、発信の結果が政権に致命的な影響をもたらすのは必至ではないか。

ツイートという手段は元々、「起承転結」、問題を提起し、その解決策を論理的に説明、展開するという手段たるにふさわしいものではない。

そうした目的を実現するためのネットの手段は他にいくらでもある。SNSがそうであり、BLOGもそうだ。ツイッターなどまさにつぶやきのレベルなのである。どうして、BLOGやSNSというメデイアを用いないのかである。

アメリカはデイベィトの国だ。学校教育でさんざんデイベィトの論理・技法を教える国柄なのだ。その国がどうして、あのような、トランプ流つぶやき政治に国全体がほんろうされるのか、されているのか理解しがたいところがある。

しかし。そろそろその限界、ほころびが大きく見え始めた感をもつのは私だけだろうか。

このトランプ政治、トランプカードゲームに例えてみよう。

トランプ氏、ご本人はもちろん切り札のエース気取りだし、そのはずであある。ところがどうもみていると、この新大統領、なんだか除々に「裸の王様」化している感があると言うと言い過ぎだろうか。

その行く末。今後アメリカがどうなっていくか、そして世界が、日本がどうなるか、想像もつかない今日この頃である。

tad

参考記事:
「指先で世界動かす140字 「ツイッター政治」をどうみる:Yahoo

2017年3月22日水曜日

第41回定期演奏会



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連休三日目の一昨日の午後2時でした。孫娘が所属する中学校吹奏楽部の定期演奏会があったので、見学に出かけました。会場は五百人は入る武蔵村山市市民文化センターのさくら大ホール、ほぼ満席でした。

孫は幼稚園年少組のからずっとピアノをやっていたし、中学になったら、地元一中の吹奏楽部に入ろうと決めていました。

一中の吹奏楽部、市内は勿論、三多摩地区のコンテストでは、しばしば金賞を受賞する名門のクラブでしたから、一中に進学したら、それには入ることは小学生の頃から決めていたようです。

昨年4月、晴れて吹奏楽部に入れたものの、体が小さく、肺気量不足で、吹奏楽器には不向きとなった。それで、ドラム、パーカッションなどの部門担当に回ったようです。

結構厳しい内容の授業時間後、課外活動としての音楽クラブ活動は大変ではあったものの、同期生、先輩との交流から得るものは大きかった。昨年7月にあった三多摩のコンテストでも、クラブが金賞を得たことなどもあって、充実したクラブ活動が出来たようです。保護者家族としても大変うれしいことでした。

私はこのクラブの本格的演奏ぶりを聞いたのは初めてです。 演奏曲目もなかなか豊富だし、それぞれクラブ員の担当樂器演奏の技能もなかなかたいしたものだと感じました。

ただ現在中学でのクラブ活動について、全国レベルで大問題になっていることがあります。

こうした課外活動としてのクラブ活動、その担当、指導、世話に当たる顧問の先生方の負担が非常に大きいことです。

この中学でもそれは同じこと、特にこの吹奏楽部に限らないのだろうが、そうしたハイレベルを保つのは並大抵のことではなさそうです。

いま産業界、労働界では、働き方のこと、残業時間の限度設定のことが話題になっているが、学校、特に中学校でのこうした課外活動の指導に当たる先生方の残業時間は軽く月百時間は超えているはずです。

しかもそもそもその残業手当などおそらく支払われていない現状なのです。

楽しいはずの話題が、こんな話になってしまうのは心苦しいところですが、あえて話題にさせていただいた真意をご理解いただきたいのです。

tad


「星条旗を永遠なれ」から「シング・シング・シング」まで。

2017年3月21日火曜日

超豊富、高品質のGoogleトータルサービスパッケージ

パソコン、実はスマホもそうなのですが、アプリソフトの豊富さとその品質の高さとなると、Googleのトータルサービスに敵うものは他にありません。しかもそのは殆どのものは、無料で使えるはずです。パソン、スマホのユーザーとしてこれを使わない手はない。

それぞれのアプリソフトの内容については今後一つずつ、習っていくとして今朝のBLOGはまず、それにはどんなものがあるか、含まれているかその全体像を確認しておくのが目的です。

まずはChromeの初期画面からGoogleで使えるアプリー
ソフトを確認します。図1

とりあえず現在ご自身が使っている代表的なアプリソフト一覧が表示されます。「もっと見る」を押すと、追加の
ソフトがどんどん出てきます。

図2 ページが進んで、Googleのトータルサービスパッケージの画面が出てきます。


これをご覧ください。これがGoogleサービスの全体像です。いずれも是非使ってみたいものばかりです。


その解説書、解説本などあればいいのですが、その一例、「Googleまるごと活用事典」 日経PC21をご覧ください。

ちょっと古いが中その中身をざっと試し読みしてみられるといいでしょう。解説もなにも、要するにGoogleアプリ開発の進化の速さに解説本などついていけないのです。Googleアプリとなると、最近はご存知の通りAI(人口頭脳)関連のものも出てきているようです。


あれもこれも全部学ぶ必要はないし、その内容ちんぷんかんぷんのものもあります。今朝は私、そのうちの20項目ほど、ランダムに選んでリストアップしておきます。ご自身でもこれぞと思われるものを10でも20でも
選んでみてください。

まいにち使う、使いそうなソフト及びサービス20選:

1)Google検索      世界一の検索サイト
2)Chrome        世界一のWebページブラウザ
3)Gmail          使用世界一のメールソフト
4)Google+              代表的SNSの一つ
5)GoogleDrive        統合的クラウドサービス
6)Googleドキュメント   オンラインワープロソフト
7)スプレッドシート   オンライン表計算ソフト
8)Googleスライド    オンラインプレゼンテーション
9)Google図形描画   オンライン画像処理ソフト
10)Googleフォト     写真編集・保存
11)YouTube       世界一の動画サイト
12)Googleカレンダー  日程管理
13)Googleマップ       世界中の地図  
14)Googleサイト     ホームぺージ作成
15)Google日本語入力 使いやすいIME
16)Google翻訳       世界中の言語
17)Googleハンアウト  ビデオチャットなど     
18)GoogleEarth     地球から宇宙へ
19)GoogleKeep     オンラインメモ帳
20)GoogleBloger    優秀BLOGサイト

以上ランダムに思いつくまま書き出したもので、その順番そのものに意味はありません。
今回はその中身には一切ふれませんが、各項目に触れだすと、その学習、それぞれ一か月以上掛かる内容のあるものばかりです。

「すべての道はローマに通じる。」 すべての、アプリ・サービスは「Chrome」から始まります。

パソコン学習のスタートに当ってやはり重要な二つのサービス、ChromeとGmailについて、その基本を改めて学ぶことから始めるべきでしょう。

tad

参考資料:
Chrome Windows用:Google
Gmailアカウント作成:Google
Googleまるごと活用事典」 日経PC21

2017年3月20日月曜日

オフラインワープロソフトの存在意味

昨日のBLOGをメールでご案内する中に、「最近富士通がやっている大竹しのぶのらくらくスマホのテレビコマーシャルには腹が立つというメッセージがあったのを記憶されているでしょうか。

その真意は、スマホなるものを使うこと、使いこなすこと、なにが、らくらくなものか。それは嘘に決まっている。スマホをそれなりに使いこなすのは、そう簡単ではないですよ、と言いたかったわけです。

もっともそれはスマホをどの程度、どう使うかによることで、通話と簡単なメールをやる位なら、らくらく出来るだろう。普通には、それでいいわけだ。いちいちなにもそんなことにいちいちけちをつける必要はない。

そんな調子でスマホやパソコンの普及率が上がっていくこと自体はいいことだ。そのおかげで、世の中のネット化が進む、産業社会、社会生活のペーパーレス化が進むことになる。

結果、さまざまな意味でそれは世の情報化、意思疎通、コミュ二ケーションの効率化が進むということなのである。ちなみに日本におけるスマホの普及率、今や72%に達したそうだ。(参考資料

そんな中、一昨日作日のBLOGで書いたことに、追加的に書きたかったのは、世の情報化、ネット化の進展につれて、それぞれのオフライン・オフィスソフトの重要度、その位置づけが大きく変わって来ているのではないかと言うことだった。その重要度は大きく低下している。

さあこれからパソコンを習う、習いたいという人にまず何を習いたいかと聞くと、おそらく70%の方は、ワープロ
ソフト、すなわちWordだと答えるだろう。

そのなのだ。日本では、おそらく未だにワープロ、Wordが習いたいソフトのNo1なのだ。なぜならそれがオフィスの仕事、すなわち文書作りに一番必要なソフトだと思っている、思われているからだ。それで文書を作成し、プリンターでそれをプリント、印刷することだと思っている。実際にそのこと自体は基本的に変わっていない。

そうではない。そうではない筈なのだ。今や時代はオンライン、クラウドコンピューティングの時代になりつつあるはずなのだ。気がついていないだけで、それはかなりの程度進行している。

会議の時に相変わらず大量の文書を印刷し、大量のコピーを取って資料として配布しているなどという会社・官庁の事務はもはや時代遅れなのである。

それは文書だけでない。写真を相変わらず自宅のプリンターで印刷したり、パソコンショップやコンビニでプリントしている人もいるが、今や撮った写真はそのままネットで配信したり、仲間と共有するのが一般的になってきている。

会社、官庁などオフィスの話はいい。それは別の話だとおっしゃるかもしれないが、今やそれは我々のようなパーソナルユーザーでも事情は同じなのである。

実際、パソコンクラブ、同窓会での仲間との交流、連絡は全てメールで行うことが一般的になってきている。SNS、Twitter、BLOGへの投稿は百%、それぞれのサイトに、直接オンライン投稿している。

もちろん関連文書をワープロで作成し、印刷し、郵便で送り、郵便で答えてもらうというスタイルは根強く残ってはいる。

それもしかたがないが、現状進行しつつある社会的インフラから言うと、それ自体時間と経費のムダであることははっきりしている。

そのことの是非はとりあえず横においておこう。しかしパソコン、スマホを使う、駆使している側からいうと、ワープロで文書を作成し、それを印刷して配信する必要性など全くないのである。

諸連絡はメールでいい。それが便利だ。SNS、Twitter、BLOGなどへの投稿は、パソコンないしはスマートフォンで直接関連サイトにインプット、アップロード、それを確認の上送信、投稿となる。

今や世界的に有名になった新アメリカ大統領さまがそうしておられる。そのこと自体、誰も否定したり非難したりしない。むしろ大いに結構なことだ。

問題になっているのは、その内容であって、手段そのものでない。内容がひどすぎるのである。

そのメール、SNS,、BLOGへの投稿となると、今やその投稿先の投稿画面自体がワープロ作成画面そのものと言ってもいいものだ。それがいい。それでいいのだ。

参考例として、Gmail作成画面(図1)と私が使っているYahooBLOGの新規登録画面(図2)をあげておこう。


文字の大きさ、フォント、強調、下線、行間、右・左・中央づめなどなど、それにはワープロ基本機能はすべて備わっている。

基本機能が備わっているどころではない。そうしたオンラインWeb文書作成には、「ハイパーリンク」というオフラインのワープロ文書には及びもつかぬ機能がついているのである。

「ハイパーリンク」はオンライン、瞬時にあらゆる関連文書にアクセスし、読むことができるものだ。オフライン文書はただ見栄えだけよさそうに見せるだけ、中身がいかに偏った主観と欺瞞に満ちていようと、その場ではそれが通ってしまう。

オンライン文書では、その内容の客観的事実、統計や写真画像、動画などを直接表示できるのは勿論のこと、「ハイパーリンク」を使って提示したり、それによって、主張の内容を証明したり出来るのである。またそれが出来なければ、オンライン文書である意味がない。

今朝のBLOGタイトルは「オフライン・ワープロソフトの存在意味」だが、もっと正確に言うならば、「オフラインのワープロソフトはその存在意味を失った」としたいところである。

このテーマ勿論これで終わりではない。メールにしてもSNSやBLOGへの投稿にしても、どのようにしたら、オンライン文書のそれにふさわしいものにできるか、そのことを学びたい。学ぶべきだ。

具体的には今後そうした文書で使う、写真画像処理、動画処理、ハイパーリンクの設定などに話は発展して行くはずである。

tad

関係資料:

2016年7月のスマホ利用率は72.2%、4年間で2.2倍に:marketing-rc 

20代のスマホ所有率は94%、SNS利用率は30代でも8割超 - 総務省が統計調査:mynavi 

インターネットの普及状況: Somu 

メール作成・編集:Gmail 図1
BLOG作成・編集 YahooBLOG 図2