2017年3月28日火曜日

Gmailが世界一のメールソフトである理由

「Googleのプロダクト部門バイスプレジデントであるSundar PichaiがI/Oカンファレンスで発表したところによると、Gmailの利用者数は9億人にものぼるのだそうだ。前回利用者数が発表されたのは2012年のことで、その当時の4億2500万から倍以上に数値を伸ばしたことになる。さらに、そのうちの75%がモバイル環境からGmailを利用しているのだとのこと。

Googleが前回Gmailの利用者数を公表したとき、ちょうどHotmail(今ではOutlook.comとなっている)を抜いて首位になったときだった。それまではHotmailが長らく首位の座に君臨していたのだった。ちなみにこの分野におけるGoogleのライバルたちも、なかなか利用者の実数を明らかにしてはいない。ただ、Gmailが最もよく利用されているメール環境であるということは言えるのだと思う。」 Techcrunch


当BLOGでは、かって何度も、数多くあるメールソフトの何を選ぶか、それはGmailであるとお勧めしてきた。今後とも、その実際の使い方についてさまざま書く機会があろう。

今朝はそれに先立ち、改めて、Gmailがなぜ世界中で一番多く使われるようになったかの理由、背景を知っておくこと、確認しておくことことが必要だろう思ったわけである。

そのため参考になる記事があるが、そうしたものも参考にしながら、私独自でまとめてみた。

Gmailを使う必要性とメリット:

1)Gmailアドレスは豊富なGoogleのアプリソフトを使うためGoogleアカウント、IDそのものである。数多い無料のGoogleアプリソフトを使うためには、Googleアカウントにログインしている必要がある。

Googleアカウント登録のために使用するメールアドレスは、Gmailアドレス以外でも可能だが、Googleのトータル
アプリパッケージとの連携を考えるなら、Gmailの登録、使用はやはり必須である。

2)Gmailはオンライン、モーバイル環境での使用が増大した結果そのシエアを飛躍的に伸ばした。

冒頭引用記事にあるように、今やパソコン中心から、モーバイル環境、パソコンに加え、スマホ、タブレットなど、さまざまなデバイスが併用される時代になった。

Gmailはパソコンはもちろん、iOS 系iPhone 、iPad、それに勿論GoogleAndroid系スマホ、タブレットなどモーバイルデバイスにも広く対応し、用いられているメールソフトなのだ。

 Windowsパソコンと、iPhoneを併用するユーザーが抵抗感なく増えたのも、Chromeというブラウザーの存在とともに、Gmailを共通して使うことのメリットを享受するようになったことがその背景にある。

そもそもAndroidなるOSはGoogleのもの、Android系のスマホを使うのなら、Gmailの利用は自然だが、それが
iPhoneのユーザーもGmailを使いだした意味が大きいのだ。

私の場合、主にWindowsパソコンを使っているが、スマホはiPhoneを使っている。かってはその二つ、水と油のような感じであったのが、最近はその組み合わせが不自然でなくなったのは、ブラウザーとしてのChromeと、メールソフトとしてのGmailがiPhoneでも、盛んに使われるれるようになったことが大きな要因なのだ。

そういう意味でこれからスマホ、タブレットをモーバイル目的で使ってみたいというユーザーにとって、Gmailは
スマホやタブレットの選択肢を大きく開いてくれるものとなる。

3)Gmailは迷惑メール対策に優れている。

1)、2)は、必要性に関わるものであったが、3)以降
は、他のメールソフトと較べての利点、メリット論である。

パソコンにしろ、スマホにしろ、メールは必要最低限やるが、メールを積極的にやることを敬遠する人は多い。メールを始めると沢山の迷惑メールが入ってくるからだ。
Gmailはその迷惑メールを大幅にカットしてくれる。その証拠を示す統計も探せばあるだろうが、それは実際に使って体験することだ。

私がGmailを使い始めたのは、6.7年前のことだが、それまで使っていたOE(OutlookExpress)と比べると迷惑メールが大幅に減った体験がある。迷惑メールが殆ど入らなくなった実感を得たことは事実であった。

ただ迷惑メールについて注意が必要なのは、最初の頃時々、正常な普通のメールがブロックされて、迷惑メールに振り分けられることはあった。そのチェックは継続して行い、迷惑メールに振り分けられたものを、正常メールとして戻してやる必要はあった。

その必要度も最近は殆どなくなったと感じてはいる。

4)検索機能が優れている。

過去に送受信したメール、送信者、発信者の名前、主題などをかなりの精度で、検索することができる。過去それも数年前に遡ってそれが出来るので大したもの、重宝する。

5)メールのバックアップが不要である。

上記4)と関連することでもある。Gmailはプロバイダーメールと違って、いわゆるWebメール、過去のメール記録はすべて、Googleのメール・サーバー内に保存されている。

自身のパソコンが壊れようが、ウイルスに犯され使用不能になろうが、新しいパソコンで過去のメール記録の再現は可能なのだ。

かってのメールソフトのように毎日のメールをバックアップしておく必要性など全くない。別のパソコン、新しいパソコンで、自身のアカウントでログインすれば、過去の記録、メールは全て再現出来る。

6)大量のメールが無料で使える。

Gmailは10G程度の大容量のメールを無料で使える。
普通にやっている限り、そんな容量を超えることなど
まずないはずだ。

仮にその限度を超えるような事態になればGoogleからの警告に従って、容量増量のアクションを取ればいい。その料金もたいしたものでない。

7)Gmailは安全性の高いメールである。

ひょっとするとなによりも、かによりも、これがGmail利用の最大のセールスポイントではないか。

まず、安全性の意味は、使用上、故障がないとか、 誤動作・不具合が生じたとか、送受信に時間が掛からないとかいろいろある。他の有名プロバイダーが提供するメールがそうした問題で長時間メールシステムそのものがダウンすることは結構見聞する。

ところがGmailについてはそうした問題をかって経験したたことはない。送受信に要する時間も驚くほどは早い。

安全性のもう一つの意味は、いわゆるウイルス、マルウエアなど攻撃からのプロテクト度合いである。Gmailはその点についても定評は高い。

8)使用上さまざまな高機能、オプションの設定が可能 である。

Gmailほど比較的簡単に多様なオプションの設定ができるメールソフトは他には知らない。対抗できるのはMSのOutlook.com位か。

以下はその機能の一例だ。

  ・スレッド表示機能の設定
  ・メール送信後の即座中止
  ・発信人の署名作成
  ・ラベル、フィルター、スターなどを使ったメール振     り分け機能 
  ・プロバイダーメールほか他メールの転送機能
   など

9)ハングアウト機能の活用が出来る。

Gmail画面から、直接Googleのハングアウト、簡単なショートメール、ボイスチャット、ビデオチャットなどができる。

使い慣れるのは少し大変かもしれないが、そうした機能で有名なLINEなどと較べても、総合的に高度なコミュニケーションツールとして使えるものである。

10)GmailはGoogleトータルアプリパッケージ利用のためのキーソフトである。

このGmail、すでに本年3月21日のBLOGで説明したGoogleのトータルアプリソフトパッケージと関連して用いるものであり、そのキーともなるべきものであることを結びとして述べておきたい。

tad

参考資料
Gmailは世界でもっともよく使われているメールソフトである:Techcrunch
なぜGmailを使うのか。Gmailを使う10のメリット:delaymania

ウェブメールのガチンコ対決「Gmail」VS.「Outlook.com」
:lifehacker

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