2013年7月31日水曜日

まいにち、まいにちもっと果物を

私は大の果物好き、春夏秋冬それぞれスーパーに出回る果物を妻が買ってこなければ、自分で買ってきて食べる。最近この季節だと、朝からすいか、桃だ。そろそろ梨が出回り始めた。すいかは果物でなく野菜だなどという人もいようが、そんなことはどうでもよい。
まず朝一番に食べるのがスイカ。ほかに輸入ものを含めて年中あるみかん類、これをたっぷり食べる。その後、ソーセージなど入ったさまざまな野菜、きのこなどが入った野菜炒めがメインメニューだ。後は食パン一枚、卵一個、ヨーグルト、仕上げは、デザートのつもりなのか甘い桃となる。桃は今が旬、年中で今が一番幸せな季節である。秋の柿の季節が二番目か。朝食、一番始めにスイカ、そして仕上げが桃なのだ。さすがこれが三度々々というわけではないが、三度続いても文句はない。

妻は、このパターン野菜はともかく果物は食べ過ぎだと警告を発する。メタボと判定されたわけでないが、桃などは糖分が過剰でよくない。少々太り気味なのはそのせいだという。私はそうは思っていないし、仮にそうであったとしても、季節々々の果物を沢山食べること、ましてや桃みたいなおいしいものを止めるつもりなどはさらさらない。

幸い自宅近くに「つるかめ」なる野菜、果物が特段に安いスーパーがある。この店大量販売で価格を安くしようという店だ。そうした季節の果物を、比較的安く大量入手できるという条件はぴったりなのだ。妻が買ってこなければ、こちらは勝手に仕入れてくることができる。

昨日の朝いつものようにネットニュースをあちこちチェックしていたら、その中に「甘いだけじゃない…高血圧や動脈硬化抑える果物」という読売新聞の記事があった。それは県の特産品である桃についての、和歌山県立医大の研究グループの研究のことだった。桃には高血圧、動脈硬化など生活習慣病を予防する効果があるというものであった。ざっとこれをお読みになっていただきたい。

私は膝を叩いた。「そらみたことか、桃ののどこが糖分過剰か。同じ糖分でも果物の糖分と砂糖の糖分じゃその中身が全然違うぞとは、いつも反論していたが、これでこの論争(?)については終止符が打たれた。

これに勢いづいた私、ついでにやはり好物のスイカ、柿、みかんなどさまざまな果物のことを改めて調べてみた。ネット検索の結果、果物ナビくだもの辞典などすばらしい果物に関する辞典があったが、それぞれその詳細な説明に加え、それを摂取することが健康上どういう効果があるか記載されていたのをチェックできたことが大成果だった。

その中で、付属的なことであったが、特になるほどと思ったのが、果物ナビの中に記載のあった「(果物)毎日200g(摂ろう)」というキャンペーン記事だった。これは業界団体による果物消費キャンペーンという側面もあるが、国民健康増進のための調査研究のもと、厚生労働省が後押しする運動である。

その必要性を後押しする最大の根拠、背景が、日本は先進国の中でも、国民一人当たり一日の果物消費量については最低という事実である。(図1)えーそうだったの、というのがまず最初の感想であった。日本は世界でも名立たる食文化が発達した国、ところがその日本の果物消費量のレベルがそんなものだあったのかと意外に感じたのだった。

いやこの統計相当古い(2003年)のものだから現在では少々事情も変わっているかもしれない。しかし、いずれにせよ、そんなせいぜい200gでなく、仮に148gというレベルから、倍の300gになったところで世界の平均レベルから比べるとまだまだ極めて低いレベルということになる。

日本は四季の変化がはっきりしていて、季節ごとの果物が実に豊富なのだ。それに加えて、最近では輸入のアメリカ産オレンジやグレープフルーツ、メキシコ産ハニーデュー、ニュージランドキィウィなどもよく買ってきて楽しむ。TPP参加でそういうものが大量に入ってくることを警戒する向きもあるが、日本の超おいしい果物のこと、それには負けることはあるまい。要は日本の場合それによってトータルの市場規模が2倍3倍になってもおかしくない。これは国内生産業者にとってもプラスなのだ。

一日200gでなく、300g運動を起こしてもいい位なのだ。それ自体が国民の健康増進につながることが大きい。私の身のまわりにも高血圧だ、動脈硬化だ、心筋梗塞だ、その予防のために毎日数種類の薬を大量に飲んでいる人たちがいる。それをやめて、もっと野菜や果物を食べるようにしたら、もっと健康な人が増えるだろうなどという単純な極論を言うつもりはない。

が、少なくとも私自身はこれで毎日の食事の中で果物を沢山食べ、さらに副食は野菜中心主義にこだわるることについての理論的根拠、理論武装を妻に対してできた思いなのである。

みなさん、日本のおいしい果物もっと楽しみましょうね。

tad

関係記事:

桃甘いだけじゃない…高血圧や動脈硬化抑える果物:yomiuri
果物日本の消費量世界最低:kudamono200 
ももの効能:kudamononavi
スイカの効能:kudamononavi 

2013年7月30日火曜日

スマホ、タブレット用の周辺機器は豊富に存在する:PC505

昨日のBLOGでははパソコンと併用してスマホ、タブレットをいかに上手く連動して使い分けるかを検討しようという趣旨の話をした。そのため、Bluetoothという機能が一つキーワードであることを指摘した。スマホやタブレットを購入するに当って、マウス、キーボード、スピーカー、ヘッドセットなどが、パソコンほか関連機器同士、無線でつながるかどうかが大切なポイントであるということだった。

無線と言ってもBluetooth以外さまざまな方式もあるし、スマホ、タブレットとパソコンとつなぐとなると、USBポートを使うか、使えるかどうか、SDカードなど補助記憶装置が使えるかどうかなどのこともある。

そうした周辺機器が一体どういう方式で繋がるのかということ、実際にどんなものが、どんな価格で市場に存在しているのかということを事前に確認しておいた方がいいわけだ。先のBLOGでも書いたがそういうことになると、店の店員はもちろん、機器の製造メーカ、販売元とてその全体像を把握していないのは当然かもしれない。

そういう意味で自分が選択しようとしているスマホ、タブレットの使い方については、その全体像をきちんとイメージした上でそれに関わる、必要な周辺機器、どんなものが市場に存在しているのかその価格性能などについて確認しておくことだ。選択したスマホや、タブレットのOSアプリ・ソフトの性能面だけでなく、そうした周辺機器、付属品、ちょっとした補助器具の存在や価格など調べておくことである。そうしたものが一般の電器店で売られているわけもなく、多くの場合、ネット販売になることが多い。

スマホやタブレットについて自らの使い方を具体的にイメージした上でそれにあった付属品にどんなものがあるか、どこで入手できるかネットで調べるのが一番であろう。

今朝はそうしたものの中でもスマホ、タブレットの補助スタンド、キーボードにどんなものがあるが、調べてみた。それがあるわ、あるわ、数え切れないほど多彩なもんが存在する。同じ目的の製品でも価格となるとそれこそ、簡便な機能から多機能多目的なもの、数百円から数千円までいろいろある。

スマホとタブレットのスタンド、キーボードとなるとどんなものがあるかの例を図1、図2、図3、図4に示している。図はその全体像のほんの一部だ。イラスト、写真などで検索の上、これが欲しい、必要というものの販売先、スペック、価格など確認の上、ネットで購入することだ。

昨日もTVで「歩きスマホ」が社会的問題になっていることが報じられていた。私などに言わせると、どうもそれ自体、そんな使い方自体しかしないことの方がおかしいというほかない。

スマホにしても、タブレットにしても、それを片手に持って、専らモーバイル閲覧目的に使うということもさりながら、むしろそれを自宅であれ、外出先であれ、この4つ図から連想されるような使い方ができることをもっと知って欲しいのである。

逆に言うと、こうした豊富な付属品の存在こそがそうした使い方のニーズの大きさ、そうした使い方をしているユーザーも沢山いることを知って欲しいのである。自慢じゃないが私など携帯電話の時代からそうしてキーボードスタンドを使ってモーバイルをやっていた。だからこそこうしたものへのニーズの高いことがよく分かるのだ。


tad

参考資料:


スマホ用スタンド
タブレット用スタンド
マホ用キーボード
タブレット用キーボード






2013年7月29日月曜日

Bluetooth(ブルートゥース)キーボードについて:PC504

「携帯情報機器などで数m程度の機器間接続に使われる短距離無線通信技術の一つ。ノートパソコンやPDA、携帯電話および周辺機器などをケーブルを使わずに接続し、音声やデータをやりとりすることができる。元々スウェーデンのEricsson社が開発した技術を元に、同社とIBM社、Intel社、Nokia社、東芝などが中心となって設立されたBluetooth SIGが仕様策定や普及を推進している。IEEEによってIEEE 802.15.1として標準化されている。

Bluetoothは、免許なしで自由に使うことのできる2.45GHz帯の電波を利用し、最高24Mbpsの速度で通信を行うことができる。Bluetoothは赤外線を利用するIrDAと違って、無線を利用するため機器間の距離が10m以内であれば障害物があっても利用することができる。また、Bluetoothは0.5平方インチの小型のトランシーバを利用するため、IrDAに比べ消費電力が小さく、製造コストも低く抑えられる。

Bluetoothは様々な用途で利用されることを想定し、用途や機器によって実装すべき機能やプロトコルを「Bluetoothプロファイル」として個別に策定している。コンピュータにマウスやキーボードを接続するためのHID(Human Interface Device Profile)や、プリンタにデータを送信して印刷させるためのBPP(Basic Printer Profile)、機器間で無線ネットワークを構築するPAN(Personal Area Network Profile)、携帯電話などでヘッドセット(イヤホンマイク)を接続するためのHSP(Headset Profile)などがある。」e-Wordより

先週木曜日のパソコンクラブでパソコン、タブレット、スマホなどを新規に購入する場合どういう要因を考慮に入れなければならないかという話をしました。ハード性能、OSやアプリソフトのこと、周辺機器のこと、さまざまあるが、一つBluetoothの機能が使えるかどうか、事前にチェックしておいた方がいいという話をさせていただいた。

その際あまり時間がなく、あまり詳しい話をしなかったので、クラブ員のため、さらに当BLOG読者の方にもなんからの役に立つと思い、Bluetoothについて一般的な説明を追加的にしておこうと思い立ったわけです。

すでにパソコン、タブレット、スマホをお使いの方にとっては常識的なことかもしれないが、改めて重要なことをいくつかまとめておきたい。

そもそもBluetoothとは何か:

冒頭e-Word用語辞典の解説通りである。ざっとお読みいただければその基本的なことはお分かりいただけるでしょう。が、常日頃パソコンを使っていて、知らず知らずのうちにBluetoothの機能を使った機器を使っていることに気づいていない方もいらっしゃるようです。さらにこれからさまざまな周辺機器を使う、使いたい場合、その機能が要求されるということがある。

例えば、一番わかりやすいものにマウスやキーボードがある。

最近相変わらず昔からの有線式マウスを使っている方もいらっしゃるが、おそらく7割、8割の方は、最近では光学式、無線のマウスを使っておられるようだ。無線マウスの方がなにかと使いやすいからだ。

ただ単純に光学式、無線マウスといってもその無線方式が3種類ばかりある。最近はその中でもこのBletooth無線を使ったものが増えているということです。Bluetoothに対応したパソコンだと他の光学式マウスのように受信装置がいらないというメリットがある。(光学式マウスについて)

Bluetoothを使った最近の無線機器:

マウスもさることながら、最近Bluetooth無線方式を使った便利な周辺機器が増えてきました。そうしたものの代表例を図1にあげている。マウス、キーボード、スピーカー、ヘッドフォン、ヘットセットなどだ。

マウス:上記説明の通り。これについてはむしろ今でもBluetooth対応のものは少ないようである。

スピーカー:デスクトップパソコンのように常時据え置きのスピーカーにつないで使う場合特に無線でつなぐ必要性もニーズも小さいでしょう。ところがスマホやタブレットに入れた音楽をよりいい音で聞きたいという場合、無線のスピーカーは大変便利なものだ。
ヘットフォン:上記と同じ。自宅でステレオセットからの音楽を聞く場合、有線のヘッドフォンで聴くことにはさして抵抗はないでしょう。しかし、それがモーバイル目的さらに自宅内でも家中歩き回って聴きたいという場合有線のヘッドフォンだとそれは出来ない。無線のヘッドフォンならそれが出来る。

ヘッドセット:従来の携帯電話なら電話の通話は全く問題ありません。が、スマホ、特にこれから通話機能のある7インチなどビッグサイズのタブロットなどを使う場合、携帯電話のようなスタイルで通話も出ないことはありませんが大変な無理がある。ヘッドセットとはそうした時のためのものだす。スマホやビッグサイズのタブレットはカバンんんの中に入れたまま、この無線ヘットセットで通話をすればいい。これは大変合理的かつ便利だ。

キーボード:最近のパソコン、タブレット、スマホなど購入に当って、Bluetooth対応かどうかのチェックが大切だという本記事冒頭の指摘は実はこの無線キーボード
の存在にある。最近のスマホ、タブレットの主なものは殆どBluetooth対応だか、まず心配はないが、外国品ではそうでないものがありますから気をつけるべきだ。

スマホ、タブレットに関してはそれはiOs(iPhone、iPad)のものであれ、Andoroidのものであれ、Windowsのものであれ、Bluetoothに対応していて、しかも、それぞれに対応のキーボードが存在するかどうか、価格、製品のスペックなど購入前に十分調べておくことです。店員に聞くと安易な答えがかえってくる場合がありますから、そうしたものの存在を店頭やネットでよく調べることだ。

スピーカやヘッドフォン、ヘッドセットなど対応非対応をさほど重要なことではないが、Bluetooth対応のキーボードが各種あって選べるかどうかはどんなスマホ、タブレットを選ぶか重要なポイントになる。というのも、図2にあるようにスマホ、タブレットをパソコンのように使いたいという場合、そのことは大変重要なポイントになることはお分かりだろう。

tad

関係資料:

Bluetoothとは:e-word より
Bluetoothとは?:musenka
Bluetooth 講座:buffalo

2013年7月28日日曜日

FreshPaint for Windows8.1:PC503

「Microsoftは、Windowsストアアプリ「Fresh Paint」において新機能を追加した「Fresh Paint 8.1 Preview」を追加、Windows 8.1プレビューユーザー、およびWindows Phoneで利用できると同社オフィシャルブログのひとつ「Windows Experience Blog」で報告している。

「Fresh Paint」は、同社が提供するWindowsストアアプリ用のペイントツールで、多彩なブラシを用いて、油絵風のタッチを楽しめるWindowsアプリ。Microsoft Researchの小さなプロジェクトからスタートしたという同アプリは、ディズニーのアニメーターが手掛けたイメージを含むテンプレートイメージやテンプレートパックなども付いた本格的なペイントツールへと発展している。下絵に写真を取り込んで加工したり、オプションのテンプレートを活用した描画も可能になる。

「Fresh Paint 8.1 Preview」は、Windows 8.1向けのプレビュー版として公開されており、Windows 8.1プレビューユーザーは"Fresh Paint 8.1 Preview"で検索できる。Fresh Paint 8.1 Previewでは、同社がブラシ、紙、塗料など数百の組み合わせのテストから導き出された新しい色彩"water color"が組み込まれており、作品の幅をさらに広げられる。」マイナビ  7月26日

歴代のマイクロソフトWindowsに付属するペイントソフトとしてはPaintなるものしかなかった。Windows7になって、使えるペンが増えたりしてほんの少し
その機能がアップしたが、基本的にはたいしたものではなかった。

そもそもWindowsユーザーとしてお絵描き、画像処理ということに関してはなんら困ることはなかった。Windows用として使えるお絵描き、写真レタッチ(編集)などのフリーソフトが豊富に存在しているからだ。そうした使いやすい、優れたもののほんの例として、関係資料としてあげた、Jtrim、GIMP、Pixiaなどがある。それらはWindowsXp、Vista、7などのOSに対応し、ずっと重宝して使っていたものだ。Windows8になってそうしたものがそのまま使えるかどうか、懸念されたものの、これまでその殆どが問題なく使えることを確認している。

新しくWindows8パソコンを購入された方や、8にバージョンアップされた方は改めてそうしたペイント、リタッチソフトを、「窓の杜」などサイトからダウンロードし、そのまま使われたらいい。

Windows8になって、8用のペイントソフトとして一つ発表されたのが、FreshPaintなるものであった。GIMP、Pixiaなどを使い慣れたユーザーにとっては特にそれに頼ることもないのだが、8のタッチ機能を活かし、指先やスタイラスペンでお絵描きが楽しめるというメリットがある。筆の種類、色混ぜのためのパレット機能など簡単な操作で、本格的な油絵的なものが描けるところはたしかにいいソフトだ。写真をベースにそれを油絵風に仕上げていくということも簡単にできる。

お絵描きの好きな人はWindowsアプリ・ストアからフリーでダウンロードできる。まずはダウンロードし、それを度試してみられるといい。

今回発表されたものは従来8用のものの改訂版だ。さまざまな機能がより使いやすく改善されているようだ。筆者はその必要性から言って、まだ8.1のプレビュー版をダウンロードし使うには至っていない。パソコンクラブの方々と同調する意味でも、8.1については正式版が出てから導入しようと思っている。

このWindows8.1用Freshペイントに関しても同じスタンスで臨む。後2、3か月後8.1正式版が導入されてから、それをインストールするつもりだ。それまではWindows8用のFreshPaintをすでにインストして使ってみたらいい。

それを時々使ってみているが、なかなかおもしろい。簡単な使い方から始めていい。これまでのペイント、他のソフトに換え、また平行してどれくらい使えるかだ。図1

みなさんもそうされたらいいのではないか、そのことをお薦めしておく。

tad

関係資料:

FreshPaint for Windows8.1:mynavi
新しいFreshPaintウィンドウズ8.1用:winbeta
FreshPaint:youtube
Windows8でも使えるGIMP:forest
Windows8でも使えるPixia:forest 
Windows8でも使えるJtrim:forest



2013年7月27日土曜日

「潮騒のメモリー」大ヒットの話題をめぐって

ここのところ毎朝NHK朝ドラ「あまちゃん」を見るのが楽しみになっている。地デジでは8時からの放送だが、BSだと7時半から観れる。このドラマどこがどう面白いのかなどごちゃごちゃ書いても、全然面白くもないだろうから、それはやめておく。ただ、それを代弁してくれるTVタレント岡村隆史のにあったので紹介しておく。いやそうなの、同感できる部分が多い。

このドラマを面白く、楽しくしているもう一つの要因がそのテーマ曲、挿入歌が素晴らしいところにある。ドラマ冒頭に流れる、あのアップテンポの曲は参議院選挙の宣伝カーでさんざん使われて話題になった。法の番人を選ぶ選挙で、そんなことをするなんてとんでもないことという声もあったが、私など、全く無責任な個人的感想からすると、それくらい許してやれよ、いいではないかという考えである。

というのも、この番組、公共放送NHKが提供している番組で使われてういる曲である。それが使われて、それで若者の政治への関心が少しでも高まることに役立てば大いに結構なことなどと妙な理屈をこねていたものだ。しかし選挙は終わったし、もうその話も終わった。

ただ私に言わせると、もちろんこのドラマ冒頭オープニング・テーマ曲はドラマ全体のイメージを明るくしてくれるいいものには違いないが、音楽自体としては特にたいしたものでない。その楽譜を買ってピアノで弾いてみようとは思わない。いや音楽店の店頭ではそれが盛んに売られている所をみたら、そうでもないのかもしれないが、いずれにせよ私などは特に興味のないものだ。

いや、是非楽譜を買って弾いてみたい思うのが、今朝の主題、ドラマ挿入歌「潮騒のメモリー」であり、もう一つはやはり挿入歌「暦の上ではディセンバー」である。二つともいい曲だ。

特に、「潮騒のメモリー」はドラマの話題性もさることながら、音楽界久しぶりの大ヒットとなる可能性が大であることを26日の朝日デジタルが報じている。

今年の年末、流行語大賞は、主人公天野秋が連発する「じぇじぇ」で決まりだそうだ。さらに、私は紅白歌合戦のトリは、小泉今日子のこの「潮騒のメモリー」になるのではないかと想像している。いやひよっとすると潮騒のメモリーを秋・ユイの二人が歌うヤングバージョンと、元アイドル小泉今日子が歌う本格バージョンの二つが聞けるのではないか。
いやそうなったら面白い、いやそういう企画を立てるのであれば、紅白歌合戦になどここしばらく見向きもしなかった私も、大いに観たくなるだろうと思うのである。

その音楽のどこがどういいかなど書いても、誰も読んでもくれない読む気にもならないだろう。要するに理屈ではない音楽の良し悪しなど、百%好みの問題、聴いてみるに限る。
「潮騒のメモリー」のCDすらまだ発売されていないが、CDが出回れば、そのうちネットでも発売されるようになろう。そうしたら一曲300円でも500円でも払って早速ダウンロードして聴いてみたいのである。

というわけで、YouTubeには、まだ小泉今日子が歌うものなど出まわってはいないし、出回るわけもないのだ。しかし結構楽しめるのは、それがピアノ、ギターそして弾き語りなど、いわゆる「耳コピーバージョン」が結構出まわっていることだ。要するに全く素人の人が、楽譜もなにもない状況でドラマの中で登場する音楽を聴いて、それをまるまる耳で暗記するわけだ。そしてそれをピアノ、ギターエレクトーンなどで演奏したり、弾き語りしてみせるものである。いや、これがまたすばらしい。そのいくつかをここで紹介しておくので聴いてみていただくことだ。

いやこうしたものも厳格に言えば、著作権違反に問われてもおかしくないものだろう。ただその動機からしても、それは商業目的ではないし、版権元からしても、それが大きな意味でその商品のPR、広告宣伝ともなるからあえてそうしたものを容認しているのだろうと思われる。

私ら第三者ユーザー消費者、音楽愛好家からすると、それは大いにさまざまな形でそれぞれの目的に役立つのである。そうだこのこの「耳コピー」、これが一つネット時代の一つの文化の特色なのかと認識を改めたのであった。

tad

関係記事:

潮騒のメモリーヒット:朝日デジタル 
ナインティナインの岡村隆史、能年玲奈ちゃんとあまちゃんにはまる:youtube 
潮騒のメモリ・ピアノ:youtube
潮騒のメモリ・エレクト-ン弾き語り:youtube
暦の上ではディセンバー / 大友 良英 楽譜演奏:楽譜ヤマハ
暦の上ではディセンバー:エレクトーン弾き語り:youtube

2013年7月26日金曜日

Google、新型「Nexus 7」を発表:PC502

「米Googleは24日(現地時間)、7型タブレット「Nexus 7」の新モデルを発表した。従来モデルと製品名は変わらず、搭載OSがAndroid 4.3(Jelly Bean)に、液晶の解像度がWUXGA(1,920×1,200ドット)になるなど進化した。米国での発売は7月30日で、価格は229ドル~。その後、日本を含め世界各国で順次発売される。

CPUにはQualcomm Snapdragon S4 Pro(1.5GHz)を採用し、従来モデルのNVIDIA Tegra 3からCPU性能で1.8倍、GPU性能で4倍に向上したという。メモリは2GB、ストレージは16GBまたは32GB。7型液晶ディスプレイの解像度は1,920×1,200ドット/323ppiとなり、これも従来の1,280×800ドットに比べて高精細化された。パネル方式はIPSで、Corning glassにより表面を傷から保護する。

薄型軽量化も進められ、サイズはW114×D200×H8.65mm、重量は290gに。従来モデルに比べ、1.8mm薄く、50g軽くなった。バッテリ駆動については9時間以上のHD動画再生、または10時間以上のWeb閲覧が可能なレベルとなった。また、カメラはリアに500万画素、フロントに120万画素のものを、サウンドもステレオスピーカーとサラウンド機能を搭載する。なお、従来モデルと同じく、ASUSが製造パートナーをつとめている。

Android 4.3で追加された機能としては、ペアレンタルコントロールに利用できる機能制限付きマルチユーザーモードや、Bluetooth Smart(Bluetooth Low Energy:BLE)への正式な対応が挙げられる。」マイナビ 

かねてからうわさがあった新Nexus7発売が発表された。Nexus7のタブレット端末としての優秀性についてはこれまでのBLOGでもとりあげ、説明してきたからあえてそれを繰り返さない。ここではこの新Nexus7が従来のNexus7と比較してどこがさらに改善されたか、他メーカの同サイズの製品と比べてどこがどう違うかの一覧表(図1、図2)にまとめてあるので参照されたい。

新Nexus7の特色:

・使用Android、4.2から4.3へとバージョンアップした。
・CPUにはQualcomm Snapdragon S4 Pro(1.5GHz)を採用、旧モデルのNVIDIA Tegra 3か らCPU性能で1.8倍、GPU性能で4倍に向上した。
・薄型軽量化も進められ、サイズはW114×D200×H8.65mm、重量は290gに。従来モデルに 比べ、1.8mm薄く、50g軽くなった。
・画面解像度が新Nexus(1920x1200)、旧Nexus(1280x800)と向上し、画面が より、きれいになる。
・バッテリ駆動、9時間以上のHD動画再生、または10時間以上のWeb閲覧が可能なレベルに 改善された。
・旧モデルになかったリアカメラ(500万画素)が新規に装着された。

まさにいいことづくめだ。価格は米国ドル229ドルというから、日本での価格も現価格より、2,3千円上回る程度と想像される。こうしたスペックでは、まさに破格の安さではないか。日本発売日はまだ未定だが、数週間後には登場するものと報道されている。

Google社、この新Nexus7と当時に、スティック型デバイス「Chromecast」を同時に発表している。これは大画面テレビなどのHDMIポートに挿して、タブレットやスマートフォン、PCなどから操作して、YouTubeなどのストリーミング動画を受信・再生することができるものだ。これは画期的なデバイスであり、おもしろそうだ。米国ではオンラインでの発売、店頭での発売が28日からとなっている。価格は35ドル。日本での発売もそのうち発表されるだろう。新Nexusとともにその発売開始が楽しみだ。

こんな形の新製品が発表されると、もはや旧機種は一気にその魅力を失うことになるのは必定である。旧機種の在庫一掃セールが始まるのかどうか。仮にその価格を30%、50%カットしても、果たしてそれでもどれだけ売れるのかどうか。

まあそんなことはどうでもいい。こうなっては我々日本のユーザもあと数週間、このニューモデルの日本での発売を楽しみに待っていた方がよさそうだ。

tad

関係資料:

Google、新型「Nexus 7」を発表:mynavi 
米Google、新型「Nexus 7」、Android 4.3、Chromecastの3製品を発表:mynavi 
「Nexus 7」2013年モデル、5MPカメラ搭載、フルHD対応で最大9時間駆動:mynavi
新Nexus7と他のタブレットの比較:gizmodo
ウェブ動画をTVに繋ぐ、約3500円で。グーグル夢のドングル「Chromecast」:gizmodo

2013年7月24日水曜日

「しつもん!ドラえもん」がWindows 8アプリで登場:PC500


「朝日新聞社は23日、朝日新聞で連載中の「しつもん!ドラえもん」を再編集したWindows 8アプリ「しつもん!ドラえもんアプリ版」を発表した。対応OSはWindows 8 / RTで、Windowsストアから無料でダウンロードできる。

アプリ版では、誌面に登場した質問と答えを親子で学びやすいように再編集。チャレンジと称する各20問を5チャレンジ、計100問を収録した。各チャレンジでは正答率に応じてメダルを獲得でき、100問すべてに正解するとスペシャル画像を見られる。

問題は、歴史、文化、理科、社会、言葉・文学といったさまざまなジャンルから厳選。各ジャンルの到達率が分かるレーダーチャートで成績を確認できる。得意・不得意を把握できるほか、最後まで子供の興味を引く工夫を随所に散りばめたとしている。」マイナビ
 7月23日

朝日新聞を購読している身だ。毎日最低一面の記事と、一面にある全体紙面の記事メニューはチエックする。最近の新聞紙面、なにしろ40ページ位あるから、最近はざっと目を通すことすら殆どない。どんな記事があるか、探す自体大変だし一面から順番に見て読んでいくことなども滅多にない。そんな時間はないのである。ただ、その日その新聞にどんな記事があるのかは、トップ一面の記事メニューでチェックできる。これは便利、興味を引いたものを、開いて読むことはできる。

最近は世の中の大きな出来事、動きは毎朝パソコンでネットニュースをチェックしているから、大抵のことは分かっている。それに加えて、朝と夕方のTVニュースは大体見ているから、それで十分なのだ。そもそも新聞購読などする必要はない。私自身は何度もこの際購読はやめようと提案するが、妻が反対するのでしかたなく継続している現状だ。

今朝もさまざまなニュースをネットでチェックしていて、この「しつもん!ドラえもん」のマイナビの記事に気づいた。これについては、朝日一の記事メニューの一番下に記載されていることは知っていた。

その質問を読んで、答えを考えることもあったが、その答えが分からない時、わざわざ紙面をひっくり返して、答えを見つけ出すなどということはなかった。それについては、新聞社が少しでも読者をつなぎとめようという作戦、戦術の一つだと思っていたからだ。その質問の中身のいい悪い、是非よりも、なにかそういう反発的な感じが先立っていたところがあった。

今朝この冒頭の関連ニュースを読んで、これに改めて興味を持ったわけだ。いや、新聞社の戦術にまんまと引っかかったのかもしれない。

そんなことには抵抗感の少ない私のこと、早速デスクトップパソコンにダウンロードして質問クイズをやってみたのだった。いやこれがなかなかおもしろい。20問ほどやってみたが、二つほど間違えた。うーん、なるほどそうであったか、ということだ。これをWindowsストアのアプリにした意図、構成なかなか上手く考えてやっているなという
感想だった。

それで改めて、昨日23日の朝日一面をチェックしてみた。昨日の新聞は選挙速報版的なもので埋め尽くされていて、全体もいつもの半分程度20ページしかなかった。しかし、「しつもんドラえもん!」はいつものようにしっかり存在していた。昨日のものは始まってから1252番目の質問、かんきょう編だった。

その内容:「歯磨きしている1分間、水道水を流しっぱなしにしちゃった。どれくらいの水がムダになった?」・・新聞をひらいて答えをさがしにいこう。」

今までと違ってちょっと答えが気になってページをめくり始めた。幸いいつもよりページが少なく、19ページにその答えが見つかった。その答え、「約12リットル、ペットボトル6本分・・」

なるほど、なるほどこれはいい質問であり、答えだと思った。少々時間を掛けてもその答えを探す意味は大いにある。大人であろうと、子供であろうと、その答えを的確に出すことは難しいし、それを得た時、なるほど、それは大変なムダだと誰しも再認識するだろう。それでいいのだ。

いや、これから毎日、他の記事はさしおいてもこのクイズだけは見ようと思った。朝日新聞購読をされていない方は、その体験版というか、クイズ百問集をダウンロードして是非やってみられることをお薦めしておく。その百が二百になり千になることはない。よろしければ、どうぞ朝日を購読してくださいということだからだ。

これはもちろん大人がやってもいいクイズだが、基本的には子供向けのものだ。大人がこれを見て、両親や祖父母が「これはいい。子供、孫のために朝日新聞の購読を始めよう」と思わせる戦術だろうが、それは他ののことと違って大いに結構なことではないか。少なくとも我が家では当面購読をやめることはないだろう。

二世帯住宅の我が家、息子夫婦世帯では新聞購読は全くしていない。従って朝日新聞を読む機会もない。が、私はこれから毎日小学4年の孫娘に「ドラえもんクイズ」をメールしてやろうと、思い立った。その答えはいろいろな形で伝えることはできる。翌日のメールに答えを書いてもいいし、その答えがある新聞を渡して探させてもいい。答えを得るため関連事項をネットで調べてみさせるのもいいかもしれない。

もちろんパソコンクイズの方もやらせてはみるが、それがWindows8にしか対応していないのが残念だ。孫に与えているパソコンはまだ8には対応していない。Windowsストアから入手など、けちなことを言わないで、Vista、7にも対応するよう朝日新聞の関係当局に要望しておきたいものだ。

tad

関係記事:

朝日新聞、Windows ストアアプリ「しつもん!ドラえもん」を無償公開:mynavi 
朝日新聞、Windows ストアアプリ「しつもん!ドラえもん」を無償公開:forest
しつもん!ドラえもんが Windows ストア アプリに:asahi 
しつもん!ドラえもんTVCM:asahi

2013年7月23日火曜日

Android端末とOfficeソフト:PC499

デスクトップにせよ、ノートにせよWindowsパソコンを使っているが、最近なにかと話題のタブレット端末なるものを使ってみたい、試してみたいという人がパソコンクラブの中にも結構いらっしゃる。

その際、やはり一番問題になるのは、タブレットの種類がまさに五万とあり、一体なにをどういう基準で選んだらいいのか、よく分からない、それを教えて欲しいと言われる。

確かにそうだ。どれを選ぶかに当ってまず一番の問題はそのOSの違いがある。一番有名なアップルiPadは、iOSだ。さらにBLOGでもとりあげたが、GoogleのNexus7となるタブレットとなると、そのOSはAndroidである。そしてやはりこれmBLOGでも取り上げたMS(マイクロソフト)のSurfaceProとなるとそのOSはWindows8だ。そうしたものの中から一体どのOSのものを選ぶか、これが第一の悩みである。

次にサイズの問題がある。最近は、一口にタブレット端末というが、そのサイズ、実にいろいろある。6、7、8インチ、そしてもっともスタンダートな10インチ、さらに完全なタブレット端末ではないが、13インチ、15インチサイズのタブレットとパソコン兼用、両用のものなどがある。

そしてその価格帯、1万円を切るものから、15万円前後するものまで千差万別だ。10万円以上するものは、大体Windows8用のもので、パソコンとタブレット兼用、両用タイプのものが殆どだ。最近何人かのクラブの方がSurfaceProを購入されたが、それがその両用タイプ、主には従来のパソコン感覚で使いながら、必要、状況に応じてタブレット端末として、切り離して使えるというものだ。

これは価格的には12万円前後してしまうが、画面が少々小さいことはしかたないこととして、ほぼ完全に従来のパソコン感覚で使える。されにそれをタブレット端末として切り離しても使えるというものなのだ。なにしろOSがWindows8で統一されているから、これまでキーボードとマウスでWindowsを使ってきた人にとってはなんの抵抗もなく、すんなり使い始めることができるのが最大のメリットだろう。

さらにSurfaceには、これまで使い慣れてきた、MSOfficeが入っていること、それにあらゆるWindows用フリーソフトや周辺機器が問題なく使えるというのがいい。そういう意味では、SurfaceProに限らず、機種の選定に当っては、各パソコンメーカーが投入しているWindows8タブレット、または両用機をまず検討するのは、ごく自然のことだ。

ただタブレットとなると、Windows系、iOs系、そしてAndroid系では
互いの価格差が格段に大きくなる。Windows系ものは抜群に高く、それからiOS、そしてAndoroid系のものは抜群に総じて安くなる。価格差はいうまでもなく大きな決定要因である。

もちろん、お金がいくらでもあれば、そうしたあらゆるOSのもの、サイズのもの、タイプのものを購入して、使ってみればいいのだ。実際にハード好きな人は何種類ものタブレットを購入して使って楽しんでいる人は数多くいる。しかしそれは特殊な趣味の人で、我々一藩ユーザとは違う。

通常のパソコンユーザーにはそんな余裕も必要性もない。第一ビジネスユースならともかく、便利だ、おもしろいという観点から、パソコンに加えてちょっとタブレットなるものを使ってみよう、みたいという人たちの話だ。そういうスタンスの中で、一体なにを選んだらいいかということだ。

もしそういうこと、Windows8またはそれに準ずるWindows系パソコンを使っている人が、その補助的なものとしてタブレット端末を使ってみたいということであるならあえて、これは既に述べたことだが、Windows8のものでなく、Andoroidのタブレット、例えば既に紹介した如く、GoogleのNexus7などを試して見られることを是非お薦めしたいのだ。

その理由と背景:

・なにしろ、そうした機種(Nexus7など)、ハード的にはかなり高機能、高性能のものが2万円前後でという低価格で買える。

・従来のパソコンユーザーが使ってみたいということであれば、それは主にモーバイルと して使いたいということであろう。従ってサイズとしてはやはり7インチ前後のものが お薦めとなる。
・そもそも従来のパソコン・ワークはノートパソコンや、デスクトップでできるしまたそ のおつもりなのだ。タブレットの主な使用目的は、モーバイル利用はもちろん自宅でで もインターネットの閲覧、メールのチェックなどがより簡単に簡便に出来たらいいとい うことだ。それならAndoroid系タブレットでもその目的は容易に果たせるだろ う。
・ただそうは言ってもいくつかのWindowsアプリソフト、特にやはりパソコンで使 い慣れたワード・エクセルなどソフトが使えるかどうか、最低閲覧できるかどうかはや はり一つ大きな問題には違いない。Andoroidタブレットではそれができないと 聞くがどうなのかというご質問をよく受ける。

以下のその最後の質問に対する答えである。

Andoroidタブレットでオフィス・ソフトのデータを閲覧したり編集したりすることはできるのか:

・これが今朝のBLOGの主題である。それが出来れば、タブレット端末がAndoro idで あってもほぼ問題なしとなる。
・たしかにAndoroid端末(タブレット、スマホ)では、MSのオフィスソフト
 のデータファイルを読んだり、編集したりはできない。さらに現状ではLibreオフ ィスほか、MSオフィス互換のオフィススイートソフトはAndoroidでは使えな い。
・ただ、LibreOfficeは2013年年内には、Andoroid用Libre Officeを出すことを正式に表明している。そうなれば、Andoroidタブレ ットでOfficeソフトが事実上使えることになる。
・それがいつになるか分からない、それでは困るという向きには、Kingsoftが
 980円という安価なMSオフィス互換のソフトを販売していることをお知らせしてお く。それは一ヶ月無料で使えるから試してみられることだ。よければ購入してもたった 980円。
・私は実際にKingsoftをAndoroidタブレットにダウンロ-ドして使用し てみたが特に問題はなかった。とりあえず自身でも980円支出購入してもいいと思っ ている。
・そもそもこれもすでにオフィスソフトの使い方として、これからはGoogleドライ ブやSkyDriveのオンラインソフトの使用が本格化しつつあることは何度も述べ ている。Googleドライブ、DropboxなどはAndoroidタブレットで も使えるはずである。

このように見てくると、あえてWindowsタブレットでなくても、MSオフィスソフト、Andoroidタブレットでも使えるはずだ。もちろんそれを使い慣れるまで少々時間がかかるだろうが、そうした手順に慣れること自体、本来の目的であるパソコン、タブレット、スマホなどの使い分けのために役立つはずだ。

それがアップルであれ、Andoroidであれ、Windows8であれ、なんであれそもそも相互に互換性を持たせたり、使い勝手を統合したり、それぞれの機器を同期させたりすることが、そうした機器がより市場でより大きな専有率を占めることができるようになるかどうかの大きなポイントなのだ。

ユーザーが一番求めているのもそのことであり、これからも時間が経過するほど、さまざまなIT機器もOSの違いを乗り越え、その差、違いを感じさせないように進化していく方向性だけは間違いのないことだと思われる。

tad


関係記事:

Download LibreOffice 4.0 Suite For Android! :EFYtimes 
Kingusoft(アンドロイド):kingsoft


2013年7月22日月曜日

投票率51%の落胆

「第23回参院選の投票率(選挙区選)は、読売新聞社の推計で51%前後となった。
過去最低だった1995年参院選の44・52%は上回ったものの、前回2010年の57・92%からは下落し、低水準にとどまった。

自民、公明両党の大勝が確実視され、選挙への関心が高まらなかったことなどが要因とみられる。yahoo  7月21日

日曜日夜7時、いつもより一時間早くNHKの大河ドラマ、「八重の桜」が始まった。鶴ケ城開城のシーンに心が痛んだ。そして8時、参院選挙開票速報、アナウンサーの第一報聞かなくても分かりきっていた。「自民・公明の与党が71議席以上を確保、過半数を制することは確実な情勢です」ということだった。この勢いでは与党の議席数は71をさらに上回るだろうということだった。

その30秒間ほどのアナウンスメントだけ聞けばもう十分、後はもう聞くまでもない。私はいつものように早々と寝床についてしまった。

今朝はいつもより早く目覚めてしまい、改めてネットニュースをチェックしたが、圧倒的な与党の勝利の結果にはなんの変わりもなかった。それにしても民主党の惨敗ぶりは報道や想像以上のことであり、腹が立つことではあったが、それについては今更どうのこうの言っても詮無いことだ。

それよりショックだったのは、今回の選挙の投票率、51%と前回から6ポイント近く下がったことである。昨夕5時のニュースでは36%前後の数字であったからひょっとすると、と危惧はしていたが、実際にこの数字を見て絶句した。

有権者の半分が棄権したのである。結果、それが自民、公明、共産のような組織票がしっかりしている党に有利に働き、それがこの与党勝利の結果に反映しているということだ。しかし、そんな選挙情勢分析のことなど最早どうでもいい。一番の問題はこれが日本という世界でも先進の民主主義国であるはずの国の現実なのである。一体どうなっているのかこの国は、と思った。国とか国家について国民の意識改革を求める安倍首相、このことにはなんらかの危機感を感じないのか。

このことは7月19日のBLOGでも書いたが、改めてこの数字の深刻さを思い知った、知らされた。今朝のTV、新聞のニュース報道などまともに見る気も起こらない。ひたすら無気力感に満ちたまま、この記事を書くのがやっとこさなのである。

tad

関係記事:

第23回参院選の投票率51%:yahoo

2013年7月21日日曜日

新しいGoogleマップ:PC497 

「米Googleは16日、新Googleマップをメール招待状なしで、誰でもオプトインするだけで使用できるようにした。Google+とTwitterのGoogleマップ公式アカウントにて発表された。

新しいGoogleマップは5月15日、Google I/O 2013で発表されたが、プレビュー版を利用するためにはサイトへ行き、メールアドレスを登録して招待状の到着を待つ必要があった。

今回その招待状が不要になり、誰でも利用できるようになった。とはいえ、依然としてオプトインのクリックを行う必要はあることに注意が必要だ。これは、新Googleマップがユーザーの利用状況に合わせてパーソナライズドされているからだと考えられる。

新しいGoogleマップは利用状況に合わせてパーソナライズされ、必要な情報は地図の上にレイヤーとして表示される。地図もベクターデータに変わり、より高速になった。新Googleマップの機能を説明する動画も用意されている、新Googleマップは、使えば使うほど便利になることが特徴だとされる。ユーザーが登録した自宅や勤務先住所、お気に入りの場所、投稿したレビューなどに基づき、地図自体が学習をし、強調したり表示したりする場所を変化させていくからだ。

デザインも変更された。画面いっぱいに地図が表示され、必要な情報はその都度地図の上にレイヤーとして表示されていく。地図の描画方法もベクターデータに変わり、より高速になった。ChromeやFirefoxの最新版を利用している場合、WebGL技術を使用してGoogle Earthによる3D画面をGoogleマップでそのまま表示できる。また、表示されている地域付近のユーザー投稿写真によるツアーを、画面下部に表示することもできる。

ルート検索も改良され、複数のルートや車、公共交通機関、徒歩、自転車によるルート比較も可能だ。

新しいGoogleマップは圧倒的に人気があるというわけではない。評判は今のところ様々だ。非常に便利になり、使いやすくなったという意見がある一方、現行バージョンの方が使いやすい、目的を達成するためにどうしたら良いかわからないといった意見も見られる。
Googleでもこうした意見を参考にしているようで、今回の発表では「既に新しいマップのテストドライブに参加してくれた方々には、そのすべてのご支援とフィードバックに感謝申し上げたい。我々は皆様の意見に耳を傾けており、引き続きこのエクスピリエンスを改良し続けていく所存だ」とコメントしている。

なお、このようにユーザーの評判や意見を引き続き取り入れていくためか、プレビュー版が一般開放された現在も正式リリースの日付は発表されていない。」Internet Watch 7月17日

本件については6月17日のBLOGで書いている。Googleマップのなんたるか今更説明するまでもないだろう。とにかく便利、一度実際に使ってみられることを推奨する。新しいバージョンに興味があったのでそれを使えるようGoogle宛要請を出していたが、一昨日のニュースで新バージョンがリリースされたことを知った。それでGoogleマップにアクセスしたら、即それが使えるようになっていた。

冒頭引用記事にあるように、その使い勝手についてはいろいろ人によってはその使い方、使用目的が違うから、ここがいいとか、悪いとか意見がさまざま出てくるのは当然だろう。私自身そんな高度な難しい使い方をするわけでもないし、要するに日常生活の中で、新しい訪問先への行き方をチェックしたり、会場の場所の地図をお知らせしたりする時に使ったりする程度だ、たまに外国旅行の時、滞在先のホテルの場所や周辺地域、到着空港の場所をあらかじめチェックするのに使う位だ。これは超便利である。だから旧バージョンのものでも特におおきな不満があるわけでない。

ただ新しいバージョンでは、例えば訪れる先のレストラン、店舗の中の様子まで表示されたり、ショッピングセンター内の店舗の配置までわかったりするのは便利にはになったのは間違いない。

そのほかにもよくなった点がいろいろあるようでそれは実際に使ってみて試していけばいいことだ。まあどんなソフト、サービスでもあまりにも細かいことに注文を出すきらいがあって、結局そのため操作がより複雑になったりすると、本末転倒だと思うところがある。何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」なのだ。

これがいいとか悪いとか使用感を書かれているものを散見すると、ややもすれば細かい使い勝手のことばかり問題にしている。しかし、そうした言い分に関しては、「使えば使うほど使いやすくなる、便利になる、カスタマイズされる」という意味がよくわかっていないようだ。

また使用するブラウザーがIEとChromeではかなり使い勝手が違うはずだそれがこの使えば使うほど使いやすくなるという一つの意味なのだ。マップにサインインして使うのと、そうでないのでは登場する初期画面が全く違う。サインインしていると以前にアクセスのため登録した情報の再登録がより容易になっているのである。世界中何千万、いや何億人かなのユーザーの使い方を記録していて、それに対応するなんて実にすごいことではないか。それはその個人個人の使用記録をすべて、きちんと把握していればこそだ。

逆にいうとだからこそ個人情報の管理は自身の責任で、きちんと行う必要性があるのだ。
新しいマップの機能を一つづつ試してみたわけでないが、これからそうしたことについてのユーザの反応がさまざまな形で報告されるだろう。BLOGやYouTubeに数多くそうしたものが登場するだろうから、その中でなるほどこれはいいというもの、そもそもその中身、使用法の中には、ピントはずれのものもあるようだ。だから、それは要注意なのである。

この新しいバージョンのマップ、公表されたばかりだから、そのメリット使い方、マニュアル、されらその説明文書、動画、紹介ビデオについては、まだ主に英語のものしか存在しない。今朝は主にそうした英語のものしか参考資料としてあげることができないが、それも、Chromeの程度の低い翻訳などを読むのでなく、英語そのもので読んでいただくり、聞いていただければと思うのである。

紹介ビデオなどもまだ日本語のもの、いいものはたいして出揃っていない。とりあえずわかろうと分かるまいと、これもスピード・ラーニング、英語ビデオを見ること、聴くこと自体大きな意味があると思うのだがいかがであろうか。

tad

関係記事:

新しいGoogleマップ発表:Internet Watch 
新しいマップへようこそ:google
新グーグルマップ「Googleマップ」youtube  日本語
「Google Maps」アプリはバージョン2.0で何が変わったのか:mynavi


2013年7月20日土曜日

マルチデバイスの利用実態調査、40%をスマホが占める:PC497

「1日のメディア接触の40%をスマホが占める:

「グーグル日本法人は2013年7月18日、スマートフォンやタブレット、パソコンといったマルチデバイス環境における消費者の利用状況や行動についての調査結果を発表した。調査はイプソスとの協業により実施。調査対象者はスマートフォンとパソコンの両方を所有し、かつテレビを見るユーザーで、対象者数は1351人。対象者に、ある1日24時間のメディア接触について記録してもらい、回答内容について追跡調査した。なお今回の調査では、マルチデバイスの中にフィーチャーフォン(従来型携帯電話機)は含まれていない。

調査結果は、同社広告ソリューション推進本部 プロダクト&ソリューション スペシャリストの丹下智貴氏が説明した。まず1日に接触するメディアについて、91%がスマートフォンやテレビなどスクリーンを備えた機器となっている状況を説明(写真1)。一方で新聞や雑誌は接触メディアとして非常に小さな存在となっていることが分かる。内訳はスマートフォンが40%、パソコン(デスクトップおよびノート)が22%、タブレットが3%、テレビが27%。スクリーンを持たないメディアとしては、ラジオが3%、新聞が5%、雑誌が1%だった。

オンライン行動の起点もスマホから:

こうしたマルチスクリーンの利用にあたり、対象者の87%は引き継ぎ利用をしており、さらにそのなかの96%がその日のうちに引き継いでいるという(写真3)。スクリーンを引き継ぐ際の起点となるデバイスはスマートフォンが多くを占める(写真4)。情報検索、Webサイト閲覧、ショッピングなどいずれもスマートフォンを起点に行動を起こし、パソコンやタブレットに引き継いでいることが調査結果から明らかになった。」日経BP 7月18日

毎日IT機器及びネット関連記事をチェックし、主だったものを読んでいるが、その変化の激しいこと。スマホ、タブレット、パソコンの新製品、OS、アプリなどソフト関連のこと、周辺機器のこと、クラウドサービスのことなどの話題がその中心だ。世界中の主要関連企業が世界制覇をかけ、そして生き残りを掛けた激しい競争を展開しているのだ。消費者、ユーザーが何を求めているか、スマホ、タブレット、パソコン、そしてネットサービスを、どのような目的で、どのようにビジネスに、パーソナルユースに利用活用しているのか、その実態を絶えず調査、把握しながら、その戦略を策定し、それに応じて製品・サービスの開発、提供に邁進しているわけだ。

その結果、あらゆる意味で、高性能、コストパーフォマンスの高いものがどんどん市場に登場するのはユーザにとってはありがたいことである。私など大口のビジネスユースというよる小さい一パーソナルユースのユーザーに過ぎないが、こうしたIT業界の動向にはいつも大いなる興味をもってその情勢を観察している。

今朝のニュースの中に、「Microsoft、4-6月期決算は予想下回る - Surface RTの在庫調整で9億ドル」なるマイナビの記事があったが、これなど私は2か月も前からBLOGなどで予測して事態である。あのような消費者のニーズを無視した製品戦略がまかり通るわけがないのだ。

まあそんなことはほんの一例、単に一つの事象にすぎないとしてとして、これから世界のIT業界がどのように動いていくか、大きな動向には大いなる興味がある。

そんな中今朝引用した冒頭日経BPの記事は大変興味深いものであった。毎日次から次へと登場するスマホ、タブレット、パソコンの新製品、関連ソフト、ネットサービスが一体どうなっていくのか、その中でユーザーとして、一体なにをどう選択したらいいのかということにも関わっている。

これは日本Googleが、その戦略策定のために消費者動向、スマホ、タブレット、パソコンなどマルチデバイスをどう使っているのかを調べるため行った調査だ。

結果毎日情報収集の手段として主に40%スマホが使われていること、さらにされにそれで得た情報を下に、オンラインの行動を移す場合もスマホを起点としてその行動を起こしているという調査結果なのだ。

その調査結果、ほぼ百%パソコン派の私などどうもピンとこないのだが、その調査対象が、スマホとパソコン両方を所有する人が対象ということからすると40%がスマホ、22%がパソコンで初動するという調査結果は至極当たり前の結果には違いないのだ。

そして得たスマホ、パソコンで得た情報の引き継ぎ利用を87%の人がその日のうちに行動を起こしているという調査結果もこれまたそれはそうに違いないと思ったわけだ。ビジネス利用のユーザーなら当然そうなるであろう。

もっとも今朝この話題を取り上げたのは、Googleによるこの調査結果をどう解釈するかのためではない。このGoogleによる調査結果を報告している記事なのだが、その関連として、同じスマホでもiPhoneとAndroid系のものがある。それでその利用上それぞれの項目、利用目的において、両陣営がそのそれぞれの項目にどの対応しているかの一覧表、その解説記事が一覧で引用できるようになっているのだ。これが実にすばらしい。

スマホを購入しようという場合、タブレット、パソコンとの関係、連携で一体それぞれOSが違うiPhoneとAndroid系のどちらを選ぶか実に難しい判断が迫られる。その選定に当たって考慮すべき内容が図1にまとめられている。この日経BP記事、それぞれの項目に関して、iPhoneとAndoroidタブを切り替えながら、その関連記事が読めるという構成になっている。これが非常にわかりやすい。

そうした関連記事を読み、さらに不明なことはより詳しく調べたり、それぞれメーカのサポートに電話したり、店頭で説明員に確かめたりしたらいいのである。

このBLOGでは最近はどちらかというと、スマホより、どんなタブレットを選んだらいいかということに力点があったようだ。しかし、スマホ各メーカーから発表された、2013年夏モデルの内容を見ていると、その認識、少々、いやかなりかな変えなければならないのかなとも思えてくる。

この話を始めるとものすごく長い話になるのでやめておく。しかし今朝はまずこの日経BPの記事、iPhone、Andoroidのスマホ比較で取り上げられているテーマについてどんな内容があるかまずざっとご覧いただければと思う。それはタブレット選択に当っても即役立つことである。

それらのことはスマホ、タブレット、パソコンをそれぞれどういう組み合わせで使うのかということについて基本的な内容を説明してくれるものだ。私はパソコンオンリーでいく、タブレットでいく、はたまたスマホ中心だ、いやその組み合わせだ・・・いずれの道を選ぶにせよ、最低限持っていなければならない知識でありノウハウに関わることを教えてくれるはずである。

tad

関係記事:

マルチデバイスの利用実態調査、40%をスマホが占める:nikkeibp

2013年7月19日金曜日

期日前投票を済ませた

一昨日、外出の帰り、最寄り市役所の期日前投票所で投票をすませた。そんな数多くもない市役所の駐車場も使えた。投票までの手続きも簡単。それを済ませてほっとしたには違いない。これで投票のため、この日曜日わざわざ出かける必要がない。実は本当のところ日曜日に投票に行くのに、特になんらかの大きな不都合があるわけでない。が、期日前投票、なんらのついでという、気楽さそのものが重要なポイントなのだ。

なぜ期日前の投票でなければならないのかという理由を説明する用紙をわざわざ提出しなければならないのだ、そんなもの極端に言えば、どうでもいいのだ。書けというから適当に書くだけのこと。私の場合、レジャーに出かけるとかいう項目に○をつけたが、今のところこの日曜日遠出のレジャーの旅行とか、なんらかの具体的な計画などがあるわけではない。しかし誰だって、日曜日はともかく、人との約束も一切なし、決まりきった行事はなし、全くのフリーにしておいて、その朝思いついたことを、まさにフリーに自由にやりたい。いや、まさに日曜日、全くなんのことにも拘束されないで、のんびりしたいのだ。そのどこが悪いのか。そういう意味でアンケートの回答では、レジャーのため外出するというのが一番近かったのでそれに○をつけただけのこと。それが日曜日は一日のんびりしたいからだという項目が仮にあって、それに○をつけたらそのどこがダメなのかである。
面白かったのは、私の隣で同じくアンケート(その法律規則ではそれを宣誓書的なものに捉えているらしい)を書いていたおばあさんが、係員に「その日、孫の世話を頼まれ息子夫婦の家に行かなければならない。それで投票所に行けない。そうした項目がないが、どれに○をつけたらいいのか」と大真面目で質問をしていた。それがおかしかった。

おかしいなどと言うと誤解を受けるが、その真面目な態度には大いに感心したということを言っておきたい。私の実に不真面目な動機に比べてのことだ。しかし、では私のような動機では不真面目でいけないのかということである。

はっきり云えば、要するになぜ期日に投票に行けないかなどのアンケートなどそもそも不要にすればいいのである。そもそもの期日前に投票に行こうという人、元々極めて政治意識の高い人、選挙というものに関心の高い人たちであることは間違いない。そんな人たちになぜ当日投票に行けないのかなど調査したりチェックしたりする必要性、どこにあるのか。私自身、政治意識、政治問題には極めて関心が高いものだと自負している。だから間違いなく一票を投じておきたいのである。それが動機のすべてなのである。

若者の投票率を上げるために、大学のキャンパスに投票所を設けたことが話題になったがこれも大変にいいことだ。その期間中、どうせ、学校に行くのだから、授業前後、昼の時間などに投票できるようにしたらいいのだ。

さらにそれぞれの地域のショピングセンターなどに投票所を設けたらというアイディアなどもあるらしいが、是非その実現に向けて検討したらいい。諸法律で決まった設備、器具の準備、係員の派遣などは地域の選挙管理委員会がやるにしても、会場自体の提供、設営などショッピングセンターの費用でやってもらってもいいのだ。ショッピングセンター側は喜んで協力するだろう。そうすることの一体どこが悪いのだろうか。うん、まあそれはまずいことはありうるが、である。

期日前の投票が増えることと、全体の投票率が上がることは必ずしも相関関係がないようだが、要は、有権者がより、便利に気楽に投票できるようにすることの一体どこがまずいのかということだ。

私はなにがなんでも投票率を上げることだけが大切だというつもりはない。しかし期日前の投票行動と当日の投票の行動に一体どれだけ差があるのか、ということである。期日前の投票だから、投票日の投票より意味が低い、価値が低いなどということは全くないはずである。

今回の選挙、投票、開票などしなくてもほぼ結果が見えているようだが、だからといって投票してもしかたないなどという考えだけはゆめゆめ持たないことだ。ネット選挙が解禁になったことも現状の政治体制になんの変化ももたらしていないではないかと落胆する向きもあるかもしれない。若者の政治意識の低さを改めて嘆く向きもある。

若者と言わず、高齢者と言わずなにしろ投票という行動を起こすことからすべてが始まるのだと思う。その結果、自分の投票行動とその結果の乖離にそれぞれ程度の差があってもそのことに直面し、その乖離を認識することになる。そしてその意味を改めて考えるはずなのだ。そのこと自体が政治意識を高めるという意味だ。またそれにつなげなければならないのである。

期日前投票の是非などもはや論ずるまでもない。制度自体が今や定着しつつあることはいいことだ。後はさらに投票率をいかに上げるかのキャンペーンはさらに強化されてしかるべきだ。そのキャンペーンの中身とは、やはり自分たちの生活をそれぞれ良くするためには、やはり選挙において一体どんな理念、政策をもって行動する政治家、政党を選択するかに、すべてが掛かっているという当たり前の認識を持たせることなのだ。

それは一朝一夕にはできないことだが、その意味でも今回のネット選挙の解禁は大きな意味を持つ。制度としての期日前投票制度の普及、進展、そしてネット選挙解禁など、長い目で、この国の民主主義政治の進化発展のために役立つことは間違いのないことだ。

tad

関係資料:

期日前投票制度の概要:総務省 
期日前投票制度:wikipedia 
東北6県、期日前投票が順調:sankei 
期日前投票、5日から…ネット解禁で投票率は?:yomiuri 

2013年7月18日木曜日

有害情報フィルタリングソフト:PC496

「アルプス システム インテグレーション(ALSI:アルシー)は夏休み期間中、家庭向け Web フィルタリングソフト「InterSafe Personal」(インターセーフ パーソナル)を、希望者に無償提供する。

子どもたちが夏休み期間に、インターネットの有害情報によるトラブルに巻き込まれることを防止するための取り組み。同社はWebフィルタリングソフトの無償提供を、2004年から毎年行っている。

同社によると、近年はオンラインゲームやSNSなど、子どもが楽しめるインターネットサービスが増える一方、詐欺や不正ソフトなど、違法性や危険性があるサイトが1日3~4万件というペースで増加。自由研究の調査やレジャー情報の検索など、子どもが自宅のPCでインターネットを利用する機会が増える夏休み期間は、保護者も注意が必要だという。
同社はこのような背景から、今年も夏休み期間限定の無償提供を決定。ネット選挙の禁止事項には、掲示板やSNSなどへの書き込み規制、動画共有サイトへのアップロード禁止により対応できるという。

同サービスの受付期間は7月10日~9月1日までで、以下のURLから申込ができる。(インターネットコム)」読売ネット・デジタル  7月13日

我が家では親それに祖母は小学校4年の娘のパソコン利用について比較的消極的、制限的である。それに対し、祖父の私は極めて積極的、やりたいことはほぼなんでもやらせる。少々古いがまだ十分に使えるノートパソコンを一台専用に与えているほどだ。だからと言って孫娘を不良のサイトから守る必要性は十二分に感じている。

そのパソコンは私たち祖父母の居間においてあるから、孫娘がなにかやっている時はそれとなく、何をやっているか、見守ってはいるが、私も妻もいない時は、インターネットで何を見ているか、何をやっているかなど監視出来ているわけでない。両親の手前、少々心配しているところだ。

今朝この読売の記事を見て、「うん、これはいいかもしれない」と早速、このソフトダウンロードして、使用しているパソコンにインストールしてみた。ダウンロード、インストールまでの手順は簡単である。

・記事に記載されている申し込み先に必要事項を記入し込む。図1
・即メールで受付、ソフトダウンロードサイトを指定してくる。
・ダウンロードインストールが完了するとプロダクトキーが与えられそれを入れると
 パソコンにソフトがセットアップされる。図2
・パソコンを再起動、そのソフトがオン(有効)であることを確認できる。図3
 ソフトを無効にしたければオフにすればいいわけだ。

まだ実際に孫娘がこのパソコンを使用している状況はチェックしていない。その有効性は未知数である。しかし、もし有効であれば、9月30日以降、有料ソフトの導入も検討してもよいと思っているところだ。

tad

関係記事:

有害情報フィルタリングソフト:yomiuri 
フィルタリングソフト無償提供:intersafe






2013年7月17日水曜日

何事にも通用する卓球上達法:TT1

私が本格的に卓球を始めたのは2年前、それまではテニス一辺倒だった。ありていで云えばそろそろテニスを続けるには年齢的、体力的に限界があると思ったからだ。それで思い切ってテニスをやめ卓球を始めた。あらゆる意味でこれが大正解だった。

あなたの趣味はなんですか、と聞かれたが、今なら、「はい、それはパソコン、ピアノ、卓球・テーブルテニス(TT)です」などと答えるだろう。その中でも今一番はまっているものはと聞かれたらひょっとすると、それはTTだというかもしれない。

これが面白くて、面白くてやめれなくなってしまった。できれば毎日でもやりたいが、さすがそれは体力がもたない。ま週2回か3回、一回二時間程度で楽しんでいるところだ。しかも卓球の場合、ただひたすら練習をやれればよく、ゲームなどむしろできればやりたいない。このことはテニス時代と話は全然違う。テニス時代は、練習などでなく、ゲームしかなかった。

卓球の方はゲームなどしなくても、練習だけでものすごくおもしろい、楽しいのである。基本的な技を一つづつ、自ら見よう見まねで、習い、試し、覚えていく、いけるところなのだ。

市の体育館でやる場合、それを教えてくれるコーチがいるかと云えばそんなものは全くない。ただ市の係員がいて、全体の運営をやってくれるだけだ。声を掛けて練習相手が順番に変えていく。相手としてはかなりうまい人、全く初心者的な人いろいろいるが、そうした相手とどう練習を進めるか、それを考え実践すること自体、それが非常に練習になる。
誰だってより上手な人が相手になってくれればいいが、下手な初心者とどう練習する、どう相手になるかを考え、それを実践すること自体が自分の腕、技を向上させていくいい機会となるのである。

誘われて、一つクラブに入ったが人数が20人前後、初級中級者が入り交じっているがそれでいいのだ。こちらはその時々の練習相手の力を観察しながら、それぞれどう練習したらいいか考えるのがいいのだ。

会の主催者がいて、ごくたまに指導してくれるが、特に指導してくれなくてもいい。実はこちらには、絶好の指導者がついているのだ。さて今度はこの技を習いたいという時どうするかだ。YouTubeの中にあらゆる卓球の基本技を解説し、実際にそれを演じてくれる動画がいくらでもある。

その点ではテニスをやっていたおかげで、スピン・ドライブのかけ方、カット打ちの意味面の使い方などよくわかるのである。そうした動画では、解説とともに
それを実践してみせてくれるところがいいのだ。それをスローモーションで見ることもできる。それを見てなるほどそうかと今度は練習の時同じようにやってみるわけだ。それがうまく行った時の楽しさは何事にも代えがたい。

何か言うと、生涯学習だの、趣味としてどうのこうのと、その方法論が大げさに論じられるが、そんなことをいう必要性など全くない。別に卓球に限らないが、このネット時代、あらゆるものについての学習法、方法論はインターネットで得ることができるのだ。もちろん卓球のようなスポーツにせよ、ピアノのような楽器演奏のことにせよ、YouTube一つあれば大抵のことはそれで学ぶことができる。YouTube以外のソースも多々あるのだ。

生涯学習、趣味というなにか一つ大きなテーマで今朝のBLOGを書こうと思ったが大げさな話はもうやめだ。健康つくりのため、なにか一つスポーツを始めよう。それならテーブルテニス・卓球はあらゆる意味で最適だ。まずなにより気楽にできる。季節を選ばない、天候を選ばない、お金が掛からない、短時間で汗がかける、全身を使う、体だけでなく頭を使う、頭に一番いいスポーツであるとかってBLOGでも書いたことがある。

そしてその学習法、練習法となると下手なコーチなど全く不要だ。YouTubeにいくらでもその練習法、実際の正しい動作についていい資料はいくらでもある。

よほど運動神経に欠けた人でない限り、二か月もあれば、相当程度の基本技を身につけれるはずだ。ただその場合確かにいい練習相手に恵まれることは必要だ。及ばずながら、私自身その機会があればいつでもその相手を受けたまわれるはずである。

卓球の練習をする時、私自身の基本スタンスがある。相手がどんな球を打ってきても、こちらはスピード的にも、その位置についても、その相手が一番打ちやすい球を打つことを心がけるということだ。

それはもちろん相手のためになるが、それができるように練習すること自体がなにより自分の技を磨く最善の方法だということである。

ひょっとしてこのこと、多分に卓球(TT)だけのことでなく、要するに人と人のコミュニケーションをうまく運ぶ、改善するために最も基本的な原則の一つではないのか。

tad

関係資料
卓球技 基本のフォアハンド【フォア打ち】:youtube
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卓球オススメ練習法 ペン両面使い【基本・連係フットワーク】:youtube 
卓球技 カットマン【フォアカット&バックカット】youtube

2013年7月16日火曜日

反日工作に負けないための戦略

【「7・21参院選で忙殺される日本を嘲笑うかのように、韓国側の反日工作が次々に発覚している。米国内で慰安婦の碑を設置する計画が進行していたうえ、ソウル高裁は日韓間の協定を無視する反日判決を下したのだ。自民党の平沢勝栄衆院議員は「韓国側のレベルが低すぎる。日本はしたたかな外交を展開すべきだ」などと語っている。】ZAKZAK 7月13日

橋下大阪市長の慰安婦問題に関する発言は内外で総すかんをくった。それが今回の参議院選挙の趨勢にも大きな影響を与えたようだ。私自身もあの発言については、BLOGで批判論を展開したものだが、それは橋下発言の真意を否定したというより、それがわざわざいうことは韓国を不要に刺激しただけで、なんらいい結果をもたらすものでないという思いがあったからだ。

しかしこの問題をめぐる最近の韓国のさまざまな反日工作を見ていると、そのあまりに執拗とも、理不尽とも見える言いがかりについては、もううんざりという感を拭い去ることはできない。

韓国内の日本大使館前に慰安婦像を建てることくらいはありえても、それが本件とは直接関係のない米国内で盛んに、慰安婦像を建てようなどという行為、よくまあそこまでやるものだと、あきれるやら、嫌悪感を持ったりするのだ。現地の日系人がそれに反発するのは当然のこと、そんなことはお構いなしに、さらに米国あちこちの都市に同類の慰安婦像を建てるつもりらしいのだ。一体それで全面的なアメリカの支持を得ようとでもしているのか。いや、そうらしいのだが。

この問題の日本では、選挙中でもあるし、安倍総理はもちろん与党幹部は、影響、誤解を恐れ、発言を控えているようだが、平沢氏の言うように、政治家たるもの、言うべきことはきちんと発言してもらいたいと願うものだ。

野党もまたこの問題でうっかり失言でもしたら大変だと、韓国側を刺激するようなことには一切触れないというスタンスで通している。しかし日本の政治家達、与野党を問わず日本としての主張をもっと正々堂々唱えるべきではないのか。その点で、平沢勝栄衆議院議員の、政治家たるものもっと明確に主張すべきことは主張べしというは納得である。

今相手の反発を恐れるあまり、慎重に慎重にというのが安倍政権のみならず、野党のにも通じるスタンスだ。それでなくても悪化している日韓関係、仮にこれ以上悪くしてはならぬということがあるとしても、このアメリカでの慰安婦像建立のこと、高裁の反日判決のことを含めて最近の反日工作ぶりはひどすぎる。日本もそろそろ腹を決めて、言うべきことなどもっと強行主張に転じるべきだ。

要するに日本の主張について世界の世論を味方につけることこそが大きな戦略であるはずだ。その具体的内容、アクションとは一体何なのかである。そのためのヒント、大きな材料はいくらでもありそうだ。例えばオリンピック東京招致は一つ大きなプラス材料であろう。それこそが日本国の世界におけるイメージアップの絶好の機会であることは間違いない。オリンピックをそんな政治的なことに利用するなかれという異論などとるに足らない。

昨日は、キャサリン・ケネディ駐日大使のことを書いたが、そのことについて今朝の朝日新聞、その力量に疑問を呈してみたり、オバマ大統領の論功賞人事という批判を報じていた。それはそうかもしれないが、大きな意味で、ケネディ新駐日大使が世界中で一つ大きな話題になること、それ自体は総合的、相対的には、世界中から好感を持って捉えられるだろうことが大きいのだ。

それが論功賞人事であろうとなんであろうと、結果それが日米の外交関係強化の大きな背景、親米・親日のムード、空気を作り出すことになる可能性が大なのだ。従軍慰安婦問題、歴史問題などについて、日本が米国に対し、世界に対し言うべきことはきちんと言うべきだ。しかし、それに加えて、外交の一番のベースともなるべき、互いの信頼関係、親愛関係のムード作りが大切なのではないか。そのことは米国にかぎらず、世界のあるゆる国との関係で同じことが言えるはずだ。

その点では今やオリンピック招致のことはやはり大きな外交戦略であることなど明白だ。最終段階では安倍首相が乗り込むと報道されているが、安倍首相というより、皇太子様などの方が適任そうである。どうしてそれくらいの国家戦略が立てられてないのか。

東京オリンピック招致に韓国や中国が異を唱えること自体、その両国ある意味世界の中での味方作り、世論作りという意味で、自殺行為とも言えるのではないか。別にこの二つのことのみならず、そういう意味では日本はあらゆる国との友好関係をどんどん深めるような行動を積み重ねていくこと、その材料は数多く存在するはずだ。そのことがまさに日本の外交戦略の中核ともなるべきことなのだろう。その中で韓国のあのようなちやちな慰安婦像建立作戦などどこかへ吹き飛んでしまう。

それにしても最近の韓国と中国のさまざまな反日工作のレベルの低さは目にあまるものがある。日本はこれに乗って同じようにヘイト韓国、ヘイト中国の空気を助成するような言動は絶対避けるべきである。

日本はこの二国を除くあらゆる国とあらゆるルート、機会を通じて友好関係を深める外交を展開することが国家としてなにより大切な戦略なのであろう。

この二国からの誹謗中傷、いじめに類する工作など意に介さず悠々たる態度でそれに対処すればいい。韓国ドラマなどみたくもないし、それを放映し続けるNHKだ民間放送はけしからんと、私も感情的に思うが、それももっと鷹揚にかまえていたらすむことだ。

外交だ、戦略だ、戦術だ、なんだかんだというが、その最後の決め手は「民度」である。あらゆる意味で日本という国の民度は世界平均から見てもそう悪くはないはずだ。その意味では韓国や中国のそれと比べても負けるわけがない。日本はあらゆる国と適正につき合えるようにその民度をより高めることこそが究極の外交戦略なのだろう。

tad

関係記事:

慰安婦像、米西海岸にも=韓国系団体が設置へ-ロス近郊:jiji 
平沢勝栄氏、韓国の相次ぐ反日工作をバッサリ「レベルが低すぎ」:zakzak
【韓国の真実】自国の「悪」には目をつぶる韓国紙 日常化した“日本人ヘイト”:zakzak
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韓国の慰安婦像: zakzak 

2013年7月15日月曜日

改めてSurfacePro他について:PC495

6月19日「値下げマイクロソフトSuraface RTの行く末」と題するBLOG
を書いた。要するにこのRTなる製品のコンセプト、ユーザー側からのニーズという観点からいうと、かなりポイントがずれている感がある。マイクロソフトがWindows8の発売に合わせて、その市場拡大のために投入した戦略製品のはずだが、どうもそのコンセプトはおかしい。いくら一万円という大幅値下げをしてもそれが起爆剤となって、売上不振を挽回できないだろうという趣旨のことを書いた。

どうやら結果はその通りとなったようだ。あれからまだ一ヶ月も立たない、昨日7月12日、マイクロソフト社、当初一ヶ月限定の値下げを、今後ともそのまま新価格として継続することを発表した。要するにもはや聞こえは悪いが在庫処分の段階に入ったのだろう。

もうこのことはそれ以上触れない。私はなにもマイクロソフトの一連の販売戦略、それに伴うハード・ソフトの製品について、悪口ばかり書いているわけでない。個人的にはWindows8については昨年3月のお試し版が出た時からそれをインストールして使い、10月にはWindows7を正式にバージョンアップして8にした、そしてほぼ満足して使ってきている。8についてはスタートボタンがあるのないのいろいろ評判が悪いが
、むしろそのどこが悪いのか、分からないとさえ書いているほどだ。

いや。好むと好まざるにかかわらず、MSーDOSからWindows95時代からの長年のWindowsユーザーなのである。Window8のどこがそんなに悪いのか、いいいい面は多々あるではないかと申し上げてきているのだ。

Windows8導入に関連して、マイクロソフト社が初めて、SurfaceRT、Proというハードウエアを発売し始めたことの是非をこれ以上論じるつもりはない。

ただ世界各国でRTもProもほぼ平行して売り出しながら、日本ではRTを優先スタートさせ、SurfaceProはやっと6月になってからその発売を開始した背景、日本のパソコンメーカーへの配慮がその主な理由であったことをは明らかで、ユーザーのニーズとかその期待に応えるという姿勢より日本のメーカへの配慮が優先していたことは間違いない。

まあそのことも改めてごちゃごちゃ書くつもりはない。それが日本製であれ、外国製であれ、はたまたマイクロソフト社製であれ、価格とそのスペック、消費者のニーズ、好みにあったものは売れるし、そうでないものは売れない。要するにユーザがそれを決める、それを甘くてみてはいけませんよ、ということだ。

同じSurfaceの名前がついていて、しかも価格が6万、7万円という大差であっても、ユーザのニーズに合うものは売れるし、そうでないものは売れないのである。そのことも既に先のBLOGでも書いていたが、それがまさに前者がSurfaceProであり、後者がSurfaceRTなのだ。

先週水曜日、パソコンクラブの人たち数人と一緒に近くのパソコンショップに今どんなパソコン・タブレットがあり、購入するとすればどれがいいかという見学会をやった。そのこともBLOGhttp://blogs.yahoo.co.jp/tadhayase/archive/2013/7/で書いたが、その時有力購入候補の一つとして上がったのが、SurfaceProであった。店頭の販売員の方も、今店でそれが一番の売れ筋製品であるという説明があった。それで、2,3人の方はこれならいいと思われたようだ。その日それを買われたのはお一人だけだったが、なにもこれについては結論を急ぐ必要はない。

もっともこのSurfacePro、パソコンというより、パソコン・タブレットなのだ。これを従来のパソコンの延長線上でその使い勝手をイメージしておられると、実際の使用上かなり違う感じを持たれるに違いない。「あれ?ちょっと違うぞ、これどうなっているの?」という感想をお持ちになるだろうということである。

このSurfaceProなにしろ軽い、動作が早い、タブレット的に使いながら、これまでの同じパソコンようにも使える。価格は少々高いように見えるが、CPUスペック的にはかなり高性能の、ものなのだ。SSD128Gのものが99,000円、256Gのものは110,000円、私はどうせ購入するなら、256Gのものがいいと薦めたのだったが、問題はその意味みなさんどれだけ理解されたかどうかである。何度か念を押したが、もう一度その意味を正しく理解しておいてもらわねばならぬと思ったわけだ。

それともう一つ、店の人が、ハードデイスクでなく、SSDなので故障が少ないという意味、内容がどれだけ理解されたかどうかである。要するに新しく購入するパソコンの検討に当って、従来のノートパソコンの延長線上で考えるか、タブレット端末機能を合わせもつSurfaceProのようなものにするかの選択だ。

その選択まさに大雑把に言えばそれぞれの個人の好みによると言わざるを得ないところがある。さらにもう一つ大雑把にいうと、CPUはともかく、それと合わせて使われるデータ保存装置がハードデイスクか、SSDかということに集約されると言っていいのだろう。

従来型のノートパソコンを選択する場合、その場合でも最近ではSSDが補助的に使われているタイプも存在するが、データーフアイルの保存のためには基本的にはハードデイスクを使っている。その保存容量いろいろあるが、500Gとか最近では位1TB(テラバイト)というものが普通になってきている。そうしたタイプはデータ保存という点では問題ないが、動作処理時間はSSDに比べて劣るわけだ。さらにハードデイスクというのはその構造上、衝撃に弱く、そのためにそれがパソコン動作不良の大きな原因の一つになる。そうした統計資料をここで示すことは出来なかったが、パソコン動作不良のおそらく60%70%がハードディスクの不良がその原因だと言ってさしつかえがない。

そうした意味でも最近は1般のパソコンでもハードデイスクのSSD化が進んでいて、価格的にもハードデイスクに対抗できるようになってきていることも事実だ。これから将来ハードデイスクはすべてSSDに代わるとも言われているし、いやSSDにはSSDの問題、デメリットがあって必ずしもそうならないと反論する向きもある現状なのである。

いや、それは分かったSSDのメリットが動作の速さであり、衝撃に強い、故障が少ないということは分かった。そしてタブレットにはそれが主に使われている理由もわかった。しかしだからと言って、SurfaceProに、ハードデイスクもDVDドライブもついていないのは困るではないか、いくら256Gの保存容量があるからと言ってそれ以上の大容量保存のデータフアイルがある場合どうするのかという疑問は当然出てくる。

それに対する答えも明確だ。SurfaceProにはUSBインターフェースがついていて、それを使えば、プラス1万円前後で、DVD外付けドライブ、大容量小型の外付けハードデイスクが付けられるということなのだ。

それにこれまで使っているあらゆるパソコン用周辺機器、プリンターなどもそのまま使える。さらにこれまでWindowsで使ってきた数多くのあらゆるソフトがほぼ問題なく使えるのである。第一アプリ・ソフトの基本中の基本、MSオフィス2013もプレインストールされているということなのである。

いや、また話が混みいってしまったようだ。さて今パソコンといいタブレットといい一体何を買ったらいいのかということについて再度まとめておこう。

なんとか今でも使えるパソコンがあることはあるが、例のXpのような事情もあって、買い替えをご検討されている方、どうされるかである。

それを決めるのは一番の要因は、そもそもそのパソコン、IT機器で一体何をするのか、何がしたいのかである。その使用目的は一体何なのか。その場合パソコンと言っても最近のタブレット端末のようなタッチ機能を使ってみたいのか、いやそんなものに特に関心があるわけでなく、要するに従来のようにパソコンが使えればいいというなのか、である。後者の方、特にタブレットなどというものに関心があるわけでないかたは、10万円前 後も出せば相当性能的には優れた従来型のノートパソコンが買える。

次に、いや、タブレットタイプに特に大きい関心があるわけではないが、従来型のパソコンとして使いながら、同時にタブレット的な使い方もやってみたいという方もいらっしゃるだろう。そうしたタイプのものはさまざまなあるからじっくり見定め、検討されたらいいということだ。

ただ、そうした現在市販のものの中では、SurfaceProがあらゆる意味で一つの有力な候補であるには違いないのである。

もっともただタブレット端末を従来型のノートパソコンに追加して、またモーバイル目的で使ってみたいということであれば、ノートパソコンに加えて、OSがAndoroidではあるが、先のBLOGでも紹介したNexus7などを検討の対象に加えてもいいのではないか。もっともそのためにはある種改めてノウハウの習得は必要だ。

こうした結論については、これまで述べてきたこととなんら矛盾をするわけでなく、私自身の基本的考え方はなんら変わっているものでないことは申し上げておきたい。


tad

関係資料:

Surface RTの1万円値下げキャンペーン価格がそのまま新価格に:navi  

2013年7月14日日曜日

ケネディ新米国大使がやってくる

「日本政府はキャロライン・ケネディ氏の駐日大使指名が内定したことを歓迎している。米政界の名門出身で、オバマ大統領と太いパイプを持つケネディ氏の起用は「日本重視の表れ」(政府関係者)とみており、安倍晋三首相が進める日米同盟強化への好影響を期待している。

 日米間では今後、環太平洋経済連携協定(TPP)を巡る交渉や、中国の海洋進出を踏まえた日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の再改定などの重要課題が山積する。ケネディ氏を通じてワシントンへの働き掛けを強めたい考えだ。

 現在のルース大使やブッシュ前政権のシーファー氏ら、大統領と個人的に近い人材の起用が続いた最近の駐日大使に比べ、ケネディ氏の知名度は高い。4月に起用が浮上した際、菅義偉官房長官は父親の故ケネディ元大統領が日本人にもなじみが深いと指摘し「大きな話題にはなると思うし、親近感が深まるのではないか」と語っていた。」日経新聞  7月13日

かねてより、うわさがあったこのニュース。昨日内外のメディアがいっせいに報じていて近日中にオバマ大統領の正式発表の段取りとなるようだ。たしかにこれはあらゆる意味おいて日米間のみならず、世界的に大きな話題となることはまちがいない。

あの超有名な故大統領の長女、初の女性大使である。政治、外交に関しては素人でその手腕に疑問があるとされているが、だからこそ逆に新鮮さを感じさせてくれるのだ。凝り固まった政治、外交の課題に解決に大きな糸口を開いてくれるのではないかという期待が高まる。多分これはオバマ大統領のヒット人事、日本にとっても、日米間の課題はもちろんのこと、日本の世界における交進展のための一つのきっかけともなるかもしれない。

いずれにせよ、その政治的、外交的な意味については、これから様々形で出てくるであろう専門家、学者、評論家の解説や見解待ちたい。これからもそうした話題をBLOGで取り上げる機会も多々あるだろう。

今朝のBLOGでは、そんな話題について書くつもりはない。このニュースを聞いて、故ケネディ大統領に関わる、その時代のさまざまな個人的な思い出について書いておきたいのだ。故ケネディ大統領にまつわる事件、出来事についてのYouTubeなどのビデオ記録を改めて検索し、そのいくつかを見た。

あのケネディ大統領暗殺の時、私は丁度アメリカで留学生として生活していた。あの時のアメリカ社会の大混乱、困惑ぶりを目の当たりにした思い出は今も深く心に刻まれている。

暗殺と云えば、故ケネディ大統領の弟ロバート・ケネディも、その後兄と同じように凶弾に倒れるのだが、そのロバート・ケネディ、その2年前に、日本を訪問しているのだ。その当時いくつか訪問先の中で関西方面代表として選ばれたのが、大阪の松下電器産業(元パナソニックの前身)だった。当時私はその会社の一新入社員の身であった。所属先が外国部、その外国部が窓口となってロバード・ケネデイ訪問受け入れに関わった。

重要な外国客人、VIP、当時の警備担当の府警本部などとの打ち合わせをやったのだった。そして外国部と言っても当時のスタッフほんの数人、新入社員ながらそうした場の末席に加わっていた記憶がある。それは大阪市内のホテルから茨木市にあるテレビ工場まで、それこそ全道路を封鎖しての移動作戦であった。それが無事に終わった時の当時の会社をあげての喜びぶりといったらなかった。当時の会社の会長松下幸之助氏である。

そのロバード・ケネディが兄と同じ運命に遭遇するとは・・もうその二つのことは一生私の記憶から薄れることのない大事件となったいきさつはご理解いただけよう。

もう一つ私が滞米中に起こった事件で忘れられないことがもう一つある。当時のアメリカの駐日大使はエドウイン・ライシャワー氏だった。氏はご存知のように東京で暴漢にナイフで襲われた。幸い命はとりとめられたが、氏がその輸血の後遺症で一生悩まれたことも有名な事実である。このニュースも私は在米中に現地で知ったことである。それを知って一体なんたることかと残念な気持ちで一杯だった。

ケネディと云えば、その大統領就任式のあの有名な演説がある。そのビデオを見て、なるほどこれは素晴らしいなど思ったのはずっと後のことだ。昨日改めて、YouTubeをチェックしていたら、そうした一連の映像記録があったので、午後の一時数時間そうしたものを改めて閲覧したのだった。

ケネディ就任演説、キューバ危機対処の時の国民に対する説明インタービュー、そして暗殺一年前、私が留学したカリフォルニや大学バークレーキャンパスでの卒業式(1962年)での演説などもある。私が入学したのは1963年9月(暗殺は11月)だったから残念ながら、62年卒業式の演説など現地では聴いていない。

いやあれもこれもという込み入った話になってしまった。が、今朝あげた一連のYouTubeなど記録の中に、故ケネディ大統領と当時5歳だったこのキャロライン・ケネディの大統領執務室でのやりとりの録音もあるので聴いてみられるといい。

その幼子のキャロライン・ケネディがが今度、日本へ駐日大使としてやってくる。

私自身、こうしたさまざまな思いと感慨がある。そして氏の登場を楽しみにしている一人であることを書いておきたくなったわけだ。

tad

関係記事:

駐日米大使にケネディ氏固まる 故大統領長女:nikkei
駐日米大使にケネディ氏女性は初:sankei 
Caroline Kennedy to become U.S. ambassador to Japan: sources 
Caroline Kennedy to be US ambassador to Japan - reports 
Caroline Kennedy abmassodor to Japan:abc 
ジョン・F・ケネディJFKの録音秘密:youtube
ケネディ大統領暗殺事件:wikipedia
ロバート・ケネディ:wikipedia 
エドウィン・O・ライシャワー:wikipedia
ケネディ大統領、カリフォルニア大学バークレー校でフルスピーチ:youtube
ケネディ大統領1961年就任演説:youtube
キューバ危機: youtube 


2013年7月13日土曜日

「アシアナ機事故にまつわる紛争

サンフランシスコ空港で起きたアシアナ航空機の着陸失敗事故のネット報道、TVや新聞にはないものが沢山あって興味深い。が、なぜこの深刻なニュースに早速互いの人間、国家間、民族間の対立が付け加わるのか、少々嫌気がさすところがある。今回は、これに最近とみに対中、対韓との関係がまずくなっている日本が巻き込まれることはなかったことは幸い(?)だった。

米韓の対立:

アシアナ機事故、米韓で原因論争が白熱化:

「サンフランシスコ空港でのアシアナ航空機着陸失敗事故をめぐり、操縦ミスが事故の主な原因だとする見方が広がる中、韓国側からは空港設備や管制に問題があったとする声が上がり、責任の所在をめぐる論争がヒートアップしている。背景には賠償責任を最小限にとどめたいアシアナ航空側の思惑も見え隠れする。

米国家運輸安全委員会(NTSB)は今のところ、事故原因の正式な断定は避けているが、操縦士に過失があった疑いを深めているとされる。」news

対立の内容は、この事故要するに米製の航空機自体になんらかの欠陥があったか、それともサンフランシスと空港の設備や管制塔の指示に問題があったのか、それとも、むしろ韓国航空会社側の航空機メンテナンスのミス、さらに韓国人操縦士、副操縦士の操作ミスだったかということにつきるわけだ。

このこと自体については、フライトレコーダに事故にいたる記録も完全に残っており、アメリカの報道官の発表ぶりをみていても、事実関係を淡々と述べていて、特にそういう責任のなすりあいを演じているような雰囲気は感じられない。いずれにせよ、今回の事件に関しては、事実関係の積み上げだけで事故原因についてはかなり明確に特定されるような気がする。

それをまだ本格的調査が始まったばかりの段階から、特に韓国側が責任のなすり合いを始めたような印象がある。それ自体なんの得にもならないことは明白ではないか。


アシアナ機事故は韓国文化が原因」米メディア報道に反発:

「米経済専門局CNBCが9日、サンフランシスコ空港で起きたアシアナ航空機の着陸失敗事故について、「韓国文化が事故の手掛かりになる」と報じたことが韓国で波紋を広げている。

同局は「韓国の航空産業の安全性は記録上は向上したが、組織内の階級文化を守ろうとする民族的特性がある。年長者に対する尊敬と権威主義だ」という学識者の発言を引用し、操縦室内での上下関係が原因で、意思伝達が一方的になりかねないとの見方を示した。」 news

この記事へえ、なるほどね、と思うような内容だが、これについて、今の調査段階でこんな記事が出てくることはたしかにおかしい。まだ操作ミスと決まってもいないのに、それを暗示するようなことを書くことに韓国側が反発するのは当然である。操作ミスだと判定された上で、それで、どうして操縦士と副操縦士の間で、意志疎通がうまく行かなかったかという背景の説明ならば分かる話なのだが。

中韓の対立:

幸いにも死者は中国人だった発言=中国版ツイッター:

「米サンフランシスコ国際航空で起きたアシアナ航空機の着陸失敗事故で、韓国のテレビ局のアナウンサーが、「幸いにも死亡した2人は中国人だった」と発言したことが波紋を呼んでいる。」news

どういう経緯でTVのキャスターのこんな発言が飛び出しのかわからないが、これについて韓国人自身が恥ずべき発言だとしているところを見るとどうやら本当になされたコメントらしい。サッカーの試合での韓国サポーターの「大地震お祝いします」とやった横断幕事件、「原爆投下は神の罰」と書いた主要新聞主幹などなど常識を逸脱した韓国人の行為、発言を思い出す。

これを見た中国人が、韓流ドラマなどもう見るものかと反発するのは分かる。中国などよりはるかに韓流ドラマにはまっている日本人としての感情も同じだ。

しかし、しかしである。こうした一連の発言、多かれ少なかれ互いにあること。じゃその逆はないのかとなると大いにあるということではないのか。お互いさまなのだ。

あれだけの事故で死者がたった2人ですんだ背景をアメリカのメディアはさまざまな形で報道している。ABCTVでは、アシアナ機の韓国人キャビンアテンダントが最後まで機内に残り、冷静に乗客脱出を導いたことが称賛されていた。その一方で脱出の際、中国人乗客が厳禁となっている手荷物を持ちだしたり、機外に出るや、航空機の様子を写真の撮ったりするマナーの悪さを報道していた。

こうした報道を読んだ中国人、やはり、「アメリカ人は必要以上に中国人をこき下ろす」とまた憤慨するつもりなのか。


いや、はや、という気持ちになる。この際互いの非難合戦などして一体なんになるのかだ。非難の前に、こういう事態が起こった時、最善の避難(Evacuation)策とは一体なんのかそれぞれの国で、それぞれの国民に向かって徹底して万国共通のルールを教えることこそが大切なのだ。

人様のことはとりあえずいい。まず自分のこと、航空機利用に当たっての自国民のマナーレベルがどんな程度のものであるか、今一度反省してみたいものである。

tad

関係記事:


「アシアナ機事故は韓国文化が原因」米メディア報道に反発:news 
アシアナ機事故、米韓で原因論争が白熱化:news
【中国ブログ】「もう韓流ドラマは見ない!」アシアナ機事故で反感:searchina

畜生にも劣る…幸いにも死者は中国人だった発言=中国版ツイッター: news 
【韓国ブログ】非難されて当然!「日本の大地震をお祝い」横断幕にため息:news

2013年7月12日金曜日

8インチWindows8タブレット IConiaW3-810発売:PC494

スマホ、タブレット、ノートパソコンそれぞれ一体何を、どういう組み合わせで買ったらいいか、誰しも悩むところだ。一昨日だったか、、パソコンクラブで、買い替えをしたいと望んでいる人たち数人と、近隣の電器店、パソコンショップを3店ほど訪れた。今市場にどんなパソコン、タブレットがあり、それこそ山ほどある機種から一体どれを選んだらいいか、参考のため見て歩いたわけだ。購入目的だけでなく、パソコンについての勉強にもなる。

店員さんの説明を聞きながら、私としてその補足的説明を加えたりはするものの、選ぶ側の人たちの購買動機、なんのためにそれを選ぶか、となるとそれはまさに千差万別だ。こちらとしては、いやそれはやめておいた方がいいと思っても、それが気にいってしまうこともあるし、逆に私なら、それは総合的にみて、購入しても損はないと思うから、それとなく勧めてみても、ご本人はいまいち気にいらない場合もある。それはしかたないし、それでいいのだ。

第一、一番の問題は購入予算である。概していうなら、15万円前後出してもいいという場合から、出来たら、まあ6万円前後で収めたいという場合もある。価格的にはそれに応えるもの、特に6万円前後と言われても性能的に見ても、普通に使う分には、それで十分だというものはいくらでもある。

選定に当たってのもう一つのポイントはパソコン、パソコンというが、中にはまさに単純に従来のノートパソコンタイプの延長で考えている人もいるし、さらに同じパソコンでもやはり今話題のタブレットタッチ機能のあるものも使ってみたいという人もいる。その組み合わせとなってくると、これまたその組み合わせ、まさにいくらでもあって、市場に出ている製品おそらく300種類は超えるものがあると言われている。その中から選ぶのだからその選択に悩むのは当然なのだ。

とはいうものの、なんらかの選定基準というか、総合的な基準設定をしなければならない。しておいた方がいい。私としては、これからパソコン新規に買い替えの人で、予算的には大体10万円前後、選定タイプとして、従来パソコン、ノートパソコンの延長線上ということを中心に考えるか、それともどうせならこの際、タブレット端末的にも使えるいわいるコンパチタイプのものを購入するかのどちらかである。

私個人的にはどうせなら、タッチ機能を体験するという意味でも、コンパチタイプのものを選んだ方がいいとは思うが、それはあくまで個人の自由選択に任せた方がいいということであった。

それともう一つ、パソコンを選ぶとなるとそのOSはもう100%今やWindows8となるからこれははっきりしている。タブレットとなると、iOSは論外として、AndroidかWindowsとなるが、無難なのはやはりWindows8にしておいた方がいいわけだ。

さてその場合、従来ノート型タイプの選定基準は明確、CPU性能、メモリー数などハイスペックなものので10万以下で価格の安いものとなると、春モデル在庫処分的なものとなる。在庫処分といえば聞こえは悪いが、つい最近まで5、6万円以上の価格差で販売していたものが主流で悪かろうわけがないものだ。これはどのメーカのものでも大差ない。。市場に残っている、いいものを見つけて購入にふみきればいいのだ。実は買い替えの
場合殆どの人がそうしているわけで、それでいいのではないか。

もう一つはコンパチタイプのもの。これは昨年12月以来市場に登場してきたものだが
できれば、こちらは春モデルものは敬遠しておいた方がいいし、第一そういうものはそもそも価格がそんなに下がっていない。

最新のそうしたコンパチ機を選ぶとなると日本のメーカを含めて迷うところはあるが、一つハードスペック的にも、コンパチ機としての性能、コンセプトから言っても価格的にも納得がいく、お薦め商品、どの店頭でも薦めるのはMSのSurfaceProである。SSD容量が128Gのもので99、000円、256Gのもので110、000前後だったからこれは納得できる。

SurfaceProを選ぶとなると、どうせなら1万円高くても256Gのものを選んだ方がいいと思いそのアドバイスもしたが、それが正解であろう。

パソコンツア参加者の方がその後それぞれどのように判断され、さてどんなものを選ばれるかについては私は一切関与しないし、すべきでもない。ただ大切なことは、その中身の選択、機能の選択、使い勝手の選択についてはいろいろあるが、その価格となると最新のものについてはその価格差の中身は、十分そのその性能差で説明できるということだ。在庫処分品となると話は別だが、最新モデルとなると、同じように見えるものでも、それぞれそのハードウエア性能、CPU性能、メモリー数など比較すればちゃんとその価格差が説明できるということなのだ。それが納得という言葉の意味である。

さて、ここまで述べてきたことは今朝の話題の前おきなのだ。そのパソコンショップツア参加者の方の一人の方と昨朝別件のことを電話で話をした。その際いただいた質問が、今朝の主題Acerが発表したWindows8インチタブレットのことだった。これは私もネットニュースで既に知っていたが、昨日の朝日新聞にも一面広告で出ていたので改めて注目していたものだ。

電話のご本人は多分にSurfacePro購入にかたむいておられるのかどうかは分からないが、そうなるとトータルの支出額は11万円くらいになる。ところが、このAcerだとSurfaceと同じような製品コンセプトでありながら7万円前後でで買えるのではないかとなる。

いやだから、ここでその価格差の話はハードウエアの性能差であるということその説明を集約できるのである。

SurfaceProとIConiaW3-810、どちらも概要同じような使い方ができる。ただしそれぞれの製品のハードスペックはかなり違う。


1)タブレットとして使う場合、SurfaceProの場合その画面サイズは10イン  チ、IConiaの方は8インチである。モーバイル目的で持ち歩く場合は軽量にし  て片手で持てる8インチサイズの方がいいが、それを普通のパソコンのようにキーボ  ードにセットして使う場合、画面は8インチと小さくなる。パソコンのように使う場  合、それでいいのかということだ。

2)SurfaceProとIconiaW3のCPU性能差、メモリー容量にが歴然た  る差がある。あえてその内容の説明はこの際省いておくが二つの製品のスペック表を  見比べていただきたい。

さてどちらを選ぶか、それはまさにそれぞれのユーザの使用目的、動機、そしてお好み次第だ。。Acerが一面新聞広告してまでこの8インチサイズ小型のビジネスモーバイルを売り出した意図は十分分かる。なにしろ、6万円でOffice2013が入っているWindowsモーバイル機なのだ。使いようによってはノートパソコン的にも使えるという代物である。しかもWindows8であるから、あらゆるWindows用ソフトも使える。ビジネスマンでなくても使ってみたいものではある。

そういう使い方をしたい場合の代表的なコンパチ機としてここで紹介したのはSurfaceProと、IconiaW3であったが、そうしたものは、他にも国産のもの、外国製品いろいろあることだけは注記しておきたい。その代表的なものとしてSurfaceProであり、そのある意味競争品、代替品としてIconiaW3を紹介したにすぎないのだ。

そして最後にあえて言及しておくが、それであなたならどうするかと聞かれたらどう応えるかだ。私はすでにデスクトップパソコン、ノートパソコンWindows8のものを満足して使っている。Androidのスマホもそれらと同期させて使っている。モーバイル目的として今のところあえてタブレットを必要する状況ではない。

ただスマホに代えてタブレットを購入するとすれば、先のBLOGでも紹介したGoogleの7インチサイズAndoroidタブレット、Nexus7を購入する。それ単体でもモーバイルとしての機能を十分果たせるし、しかもそれ単体としても殆ど問題なくパソコン的にも使えるということもある。

ただし、それはあくまでAndroid端末であって、Wondows8でないことはおことわりしておかなければならない。その違いの使い勝手の差をどう克服するか、それにはやはり個人差がが生まれてくることは避けられないことだろう。

tad
  
関係記事:

8インチWindows 8タブレット Iconia W3:emgadget

2013年7月11日木曜日

ネット選挙の現状と将来

ネット選挙が話題の参議院選挙もいよいよ中盤から終盤を迎える時期になったようだ。

候補者以外のメールの使用が禁止されていること是非など議論があるが、総じてこのネット選挙順調に各政党、候補者、それに有権者に適切に利用されているようで、それ自体極めて結構なことである。今のところその利用をめぐって大きな混乱がないことが一番だ。もちろん、選挙後さまざまな、違反、違法行為が摘発されたり、問題にされたりすることはあるだろうが、ほぼ順調に推移していることが、今後のネット選挙推進のためにいことだと思う。

TVニュースなどの報道で今までと違うのは、このネット選挙の意味、何が許され、何が許されないのかの解説がしばしば入ることだ。これはすでにネットでそうしたものに参加している人にとっても、またネット選挙に参加するとは一体どういうことなのか、その経験もないい人にとっても大変役立つことだ。

常日ごろインターネットはさまざまな形で使っているが、ネット選挙って一体どういうものなのか、どんなサイトを、どう見たらいいのか、どのような形でそれに参加したらいいのかという疑問をお持ちの方も多いだろう。

それについての解説記事が昨日の読売新聞記事(ネット選挙運動の利用方法は?)にあったのでざっと目を通されるといい。いやそれは別に選挙期間中だけでなく、私など常日頃からやっていることなのだ。そのおかげで、少なくともそれぞれの党の主張、中身についての自分自身の意見、考えをまとめていくことができる。

読売の別記事だが、こうした「ネット選挙運動」を積極的に利用するつもりがあるか、ないかのアンケート調査があった。それについては実に78%の人が「そのつもりはない」と答えている。記事は高齢層に向かうほど、否定派が多いっことを指摘している。ネットというと、どうしても今の時代先ずはパソコン、タブレット、スマホなど保有しそれを扱えるかどうかが問題であり、そういう意味では、ネット選挙の利用の是非というより、IT機器をより積極的に利用活用する意志を確認することが先決だということだ。ネット選挙のためでない。あらゆる意味でネットというものを自分自身の生活の向上のために役立てるというマインドを持ってもらいたいものだ。それは自身のよりよい生活、より生きがいのある生活の為である。

まずはなんでもいいから、IT機器を生活の一部として取り入れてもらいたいのである。話はそこから始まる、始めなければならない。関心をもってもらいたいテーマが頭から政治問題だなどとなる必要性もないし、必然性もない。自らの生活、趣味嗜好をあれこれ考え、それについて、他の人々、仲間、友人などとそれについて語る、意見交換をする中で、政治の問題も出てくるだろうし、それが出てきた段階でできる限り客観的にその内容について意見交換、場合によっては、論争が始まってもいいのである。そうしたディベート能力の要請が今なにより大切なのではないか。

どうも我々日本人はそのこと自体に無関心だし、無関心を装った方が得と言うか無難だとだと考えているふしがある。毎日の生活のこと、それがいかなることであっても、それを煮詰めていくと必ず、政治問題に発展するはずだ。なんのかんの言っても、いかなるテーマであれ、それが一つ政治問題になるのはやむを得ない。それは堂々とネットの中でも議論すべきだ。したらいいのではないか。政治問題を論じたりすることがタブーだと思う人などさすがに減ってきたが、まだまだそのために人から非難の声を浴びたり、攻撃されたり悪口を避けたいと思うのだ。とにかく無難でいた方が得だという志向の人が多いことも事実だ。ネット選挙に無関心なのではない。そういう政治問題そのものに無関心なのである。

若者がこうしてネット選挙に興味を持ちだしたことは必然のことではありそれ自体望ましいことだ。そして高年齢層についても同じこと、もっと選挙がネット化することの意味を考えようと言うことだ。

そのための方法に関してこの記事紹介いろいろ紹介しているが、さて一体何から始めたらいいかである。

私はずばりそれはツイッターであると思う。FacebookなどSNS活用をあげる向きもあるが、あらゆる意味でツイッターが一番わかり易い、始めやすい、実際の参加意識を得やすい、コメント、意見の書き込みも簡単、同意見、同好の仲間も得やすい、などさまざまなメリットがある。

Facebookの利用については読売記事でも書いているが、そのFacebookあまりにも高機能、そもそもその対象が登録済の仲間、友人、知人のことを意識せざるを得ず、そうした人々に向かって、特定の政党、党首、候補者のことについて支持を語ったりすること自体に躊躇がある。

その点ツイッターはまず政党名、党首、党名、ツイッターなどを検索し、記載されたそれぞれの目的のメッセージに対し、リツイート、コメントなど書き込んでいけばいいのである。まさにそれ自体が選挙運動への直接参加である。少なくともそこにいる人は間違いなく、同じ政治志向、理念を共有する人たちの集団だ。その集団の塊をいかに大きくふくらませていくかについての具体策であり、それがまさに政治運動であり、意味のあることなのだ。

まあなんのかんのと理屈はいい、ツイッター未登録の人は、ID、パスワード登録の上直接、関連ツイート検索、それについてリツイート、コメントの書き込みなど始めていただけたらと思う。いや、とりあえず政治問題でなくてもいい。どんなトピックスでもいい。自分の関心のあるテーマについてのメッセージを読み、それをただリツイートするだけでなく、自身のコメントを付け加えることだ。

いややはりずばり選挙戦に参加してもいいではないか。ツイッターにログインの上、支持政党、党首、候補者などを検索し、それぞれのサイトを直接リツイートしたり、コメント書き込んだりしたらいい。そのうち自分のメッセージに対してコメントもあろう。それに応えるコメントで仲間、同好の士、同じ理念を共有していけばいい。そうした全体の動きが選挙運動全体の中身、質の向上、ひいては日本の政治全体のレベルの向上に役だっていくのだと思う。

最近のツイッター7秒という短時間だが、動画を掲載できるようになった。いや、もっと長い本格的動画だって、参考資料としてYouTubeなどへ投稿しておけばいいのである。私など問題に関してそんなものを作るつもりもないし、作るすべもないが、そうした動画はまさに選挙運動にとっても最善の手段の一つであることは分かる。

5分あれば相当中身のある施政方針演説、(姿勢)方針演説ができる。あんな記者クラブの討論会などくそくらえだ。あらゆる党首候補者はTwitterで、YouTubeでおの思いのたけのすべてを出しきってほしい。いいものは必ずうける。ダメなものは自然淘汰される。厳しい競争だがそれがが本当なのだ。

私はこのネット選挙こそが究極の直接民主制を実現する唯一の道にして絶対の方法だと確信している。有権者の立場の私たち、そのためにもまずはスマホ、タブレット、パソコンのネット利用を学び、マスターすることをなにより期待したいのである。

tad

関係記事:

ネット運動の利用方法は?:yomiuri 

2013年7月10日水曜日

コンピュータ、身につける意味:PC493

「グーグルが開発中の眼鏡型コンピューター「グーグル・グラス」が話題を集めている。アップルにも時計型端末を準備中とのうわさが絶えない。フィクションの世界でおなじみのウエアラブル(身につけられる)コンピューターが、普及する日は近いのだろうか。
 
□身体と精神を解放

グーグル・グラスは眼鏡の右上につけられた画面にネットを通じた情報を映し出す。操作はつるを触ったり、声で指示したり。写真や動画を撮れるカメラ機能もある。2月から米国で試用機を販売、すでに「車の運転中は危険」「隠れ家的飲食店での使用禁止」といった声が出ている。

しかし、メールチェックや写真撮影だけなら、スマートフォン(スマホ)でできる。身につける意味はどこにあるのだろう。

「両手が空くウエアラブル端末は、ネット空間から人間の身体と精神を解放するための一歩」。2001年から、眼鏡型端末を装着して日常を過ごす塚本昌彦神戸大大学院教授は話す。いまネット情報を得るには、いちいちスマホやパソコンを通じ、「あちら側」に入りこまなければならない。ウエアラブルなら日常生活を妨げず、境目なくネット情報を引き出せるようになる、というのだ。」朝日新聞  7月9日

昨日の朝日新聞33面の記事だ。朝日新聞のトップ1面に、40ページ近くある各記事内容をまとめて紹介するメニューがある。これは便利。その中でも興味をひく記事を見つけ出し、そこを開いて読めばいい。朝日の場合、紙の新聞でなく、それを丸々デジタル版で読めるようになっているがそのためには、月500円プラス料金が必要だ。今のところそうしていない。なにしろ、それがどんなトピックスであれ、関連事項の記事はネット上に山ほどあって無料で入手できるからだ。だから今のところ、プラス500円払うだけのメリットを感じない。たった500円のことであるが、別にそれに頼らなくても、ネット上のあちらこちらのサイトから、より普遍的、包括的にその事象について調べることができるからである。

そうした情報収集ができることが大切であり、後はさまざまな事実関係、それについて解説的なものがあれば、それも一つの参考にしたらいいだ。しかし一番基本的には、それについて自分がどう思うか、その社会的、文化的意味について考えることである。マスコミがそれを適切にやってくれるとは限らない。マスコミに限らずその分野の専門家と称する評論家や学者でも、それについて妥当かつまっとうな解説をしてくれるとも限らないのである。

今朝取り上げたこの朝日新聞記事がまさにその典型的な例だった。いや、それ自体興味あるテーマであったと思う。まずはそのタイトル、「コンピュータを身につける意味」が、目を引いた。

えっ、なんのことだろうと、一瞬思ったが、ああそうだ、この記事、要するにこれからの情報化、ネット化社会に適合して生きていくためには、やはりパソコンとか、今流行りのIT機器をある程度使いこなせるようになっておく方がいい、いわゆるコンピューターリテラシィ、情報リテラシィを高める努力をすることを薦める内容のことが書いてあるのだろうと思ったわけだ。

実際には、この記事を読み始めて、すぐにわかった。「身につけるコンピューター」とは要するに今ITの世界で話題の「ウエアブル・コンピュータ」のこと、つまりそれはGoogleグラスのことであり、アップルのiWatchのことだとわかったのだった。

なんだそのことかと記事を読んだらすぐに分かった。Googleグラスといい、アップルのiWatchといい、それ自体はいわゆるコンピューターでもなんでもない。要するに情報を集めたり、集めた情報を保存しておいたりするためのものだ。

それならすでに携帯するものとしてスマホなるものがあり、タブレットがあるわけだ。Googleグラスだ、iWatchが、それにとって代わるという意味では必ずしもない。あくまでそれが一つこれからのウエアブル機器だという意味だ。

それはそれとして、ではそれをなぜわざわざ身につけて使う必要があるのかということだ。朝日新聞の記事が冒頭その疑問を呈することから始まっている。腕時のようなモーバイル機器はこれまでもあった。要するスマホをさらに小型化し、時計のように手首につけてそれを使うというようなものが存在する意味は分かる。しかしGoogleグラス、メガネ、その形状となると、そのルックスからして少々異様に感じるのが普通だろう。そこまでしてそれを身につける意味は一体なんなのだろうかという設問が当然であり、それはその通りなのだ。

これについて、朝日記事は、その必要性の根拠として、2001年から、眼鏡型端末を装着して日常を過ごす塚本昌彦神戸大大学院教授の主張を紹介している。塚本教授曰く。「両手が空くウエアラブル端末は、ネット空間から人間の身体と精神を解放するための一歩である。いまネット情報を得るには、いちいちスマホやパソコンを通じ、「あちら側」に入りこまなければならない。ウエアラブルなら日常生活を妨げず、境目なくネット情報を引き出せるようになる。」

朝日記事はこれについて、この塚本教授の弁が正しいとも間違っているとも論じてはいない。しかし、まあ総体的にはその主張を認めたような形になっている。なにしろ相手はその道、分野の専門家だからと遠慮したわけでもあるまいが、もう少し常識論、一般論でいいから、この塚本説に異論、異議、少なくとも疑問を唱えるようなところがあっていい。
さてその常識論とは一体なんであるかだが、そもそもこのGoogleグラスなるものと塚本教授が着用されているものが同じもののか、それは塚本氏によって独自に開発されているものか不明だ。が、いずれにせよ、それをつけた外観いかにも異様http://s-park.wao.ne.jp/wp-content/uploads/2012/11/%E5%A1%9A%E6%9C%AC%E5%85%88%E7%94%9F%E5%86%99%E7%9C%9F1.jpgなのある。それを着用することで、「ネット空間から人間の身体と精神が解放される?」とあるが、あの異様なものを身につけて、開放されるとはいかにも不自然である。

そんなものを身につけておくことで本当にネット空間から開放されるのか。ネット空間にある情報はそこまでしないと、必要なものを収集し損なう、失ってしまうとでもおっしゃるのだろうか。人間生きていくために朝昼晩、三度食事をし、必要な栄養を摂取するのだ。ネット空間の情報の場合、三度どころか必要に応じて何度でも行ったらいいのだ。この際言いたいのは、その逆である。情報収集ということになると、どうしてそれが常時でなければならないのだろうか。その必要に応じてやるというのが本当ではないのか。

スマホなるものが出てきて、歩きながらそれを夢中になってやっている人が多いことが問題になっている。そうなのだ。そもそもどこに、そんな必要性があるのだろうか。スマホに加え、今度は街中をあの異様な格好のメガネを掛けて歩く人が増えるだろうということらしい。

そこまでやりたい人は勝手にやってもらってもいいが、それが他の歩行者の迷惑にならないという保障はない。食事をとったらそれを消化吸収する機能と時間が必要なように、情報を入手したら、それを必要に応じて処理整理する頭脳の働きが必要なのだ。それを助けるためのコンピュータその他IT機器が必要になってくるのだ。

単に情報収集ということより、むしろそうした一連の情報処理活動の方が大切なのであって、それについては自らの頭脳をフルに働かせなければならないのだ。情報収集とその処理という作業がバランスよく行われることが、大切なのである。

それが頭脳というCPUが常時情報収集にばかり関わっていたら、ネット空間から身体と精神を開放するどころか、それだけに支配されてしまうことになってしまうだろう。そもそも人間の頭脳は、パソコン・コンピューターみたいにマルチタスク機能は得意ではない。

「身につけるコンピュータ」などというが、ここで言う身につけるものとは決してコンピュターなどではない。せいぜい情報収集端末なのだ。その情報収集、まさにそのネットの世界からオンライン、オフラインでいくらでも膨大にして多様な情報を必要に応じて入手できるのである。問題はそれが常時でなければならないのかである。その常時というのはあくまで必要に応じてということで十分のはずなのだ。

それよりも大切なのは情報処理能力、対応能力である。身につけるべきは入手した情報をどう使うか、それにどう対処するかを考察、判断できる頭脳であり、その能力ではないのか。

tad

関連記事:

身につけるコンピュータ:asahi 
ウェアラブルコンピュータ:wikipedia
ニュースでよくみる「ウェアラブルコンピュータ」とは?:yahoo 
「Google Glass」と「iWatch」、欲しいのはどっち?:cnet 
(ウェアラブル)”コンピュータ (神戸大学・塚本昌彦教授):learnd 
GoogleGlass:wikipedia
これがウエアブルコンピュータ?:picutre 

2013年7月9日火曜日

「懐かしの音楽」・青葉城恋唄:(その26)

つい数日前、関東甲信越地方、梅雨が開けた。そして猛暑。昨日は朝から市民体育館で恒例の卓球、午後近くの小学校でパソコンクラブ、そして4時からは、ピアノ・レッスンと結構ハードスケジュールの一日だった。まさに心身ともに、くたくたの状況で帰宅したのだった。

昨日ピアノ・レッスンで練習演奏した曲が、「青葉城恋唄」、昔から大好きな曲の一つだ。昨日のレッスンの場合、曲をピアノソロで弾くというより、弾き語り、簡単な伴奏をつけながら歌を歌うというものであった。そのために使ったのが、譜面、楽譜というより、歌詞にピアノやギターで即興の伴奏をつけるためのコードがついているものだ。

弾き語りといってもその難度ピンからキリまであって、ピン、伴奏曲となると高級なアレンジのものから、キリ、このような数個のコードだけついた簡単なものもある。前者はなかなか手が出ないが、後者なら初級の私でもなんとかなるし、適切なリズムを刻むことはやはり難しいが、それでも結構楽しめる。

まあさして練習したわけでもないが、それが割にはうまく行って、先生がうまい、うまいとお世辞を言ってくれた。それで結構いい気分で帰宅、缶ビールを一本飲んだら、そのままぐっすり寝こんでしまったのだった。

で、今朝のBLOG、この曲のことについて書こうと、どんないい演奏が、YouTube他ににあるか調べ始めた。いや、あるはあるは、演奏スタイル一つとってもまさにいろいろなものがある。それぞれ聴いているうちにあっという間に二時間ほど経ってしまった。

その一連のものそれぞれ下にあげておくので、聴いていただければと思う。演奏は高音質録音のものを含めてそれぞれすばらしいが、ただそれを聴くというより、音楽のさまざまな楽しみ方があるということである。さとう宗幸のみならずさまざまな歌手の歌い、カラオケ、ピアノ、ギタ、ハーモニカほか楽器演奏、ギターやピアノの弾き語りなどなどだ。
そういえば、この曲の歌詞にも出てくる「七夕祭り」、もう済んでしまったではないかと言われるかもしれないが、そうではなく、ご当地ではこれからのことなのだ。

仙台は何度か訪れたことがあるが、かってビジネスマン時代知り合った友人のKさんご夫婦も住んでおられる。ご夫妻とは交流が続いる。最近そのKさんご投稿の写真をFacebookで拝見したこともあって、是非この曲のことを書いておこうと思ったこともあった。

最近YouTubeでこの曲が数多く登場するのは、もう一つあの大震災復興への応援メッセージともからんでいる。仙台もまだまだ震災の爪跡が残っているところもあるようだが、人々は仙台を含めて、震災地の本格復興をなにより望んでいる。その応援をこの歌に託している、その気持を込めて歌っているのである。私もその一人だ。

tad

関係資料:


「青葉城恋唄」 作詞 星間船一 作曲 さとう宗幸

弾き語り 簡単バージョン

G    C
広瀬川 流れる岸辺
 G       D7
思い出は かえらず
 G    C
早瀬おどる光りに
  D7       G
ゆれていた 君のひとみ
G         C
時はめぐり また夏が来て
  D7     G 
あの日と同じ流れの岸
G         C
瀬音ゆかしき 杜のみやこ
  D7     G
あの人はもういない

参考資料:

YahooBLOG

2013年7月8日月曜日

Nexus7をパソコンのように使う方法:PC492

7月6日(土)のBLOGで、山ほどの種類が出まわっているタブレットから一体何をどういう基準で選んだらいいかについて書いた。そのサイズ、現在使っているパソコンやスマホのOSの、通信環境のこと、アプリのことなど考慮すべきことは沢山ある。ただ現在ノートにせよ、デスクトップにせよWindowsパソコンを使っているということであるなら、それとの連携、同期、使用アプリのこと、さらにハードウエアとしてのコストパーフォマンスという観点から、比較検討することになる。

まあそんな詳細な比較検討などいちいちやってられない。まあパソコンショップに出かけて、現物をいろいろ見ると共に、「パソコン専門」の店員さんに聞いてみることだ。タブレットどれがお薦めですか、と。他の電気製品を買うのでなくパソコンを買うとなった場合、それ相応の質問力がないととんでもないものを掴まされることになりかねない。その質問力の中には、説明してくれる店員の総合的パソコン知識力を判断するということが入っている。

その場合技術的なこと細かいスペックのことなど聞く必要はない。「ずばり、今タブレットの売れ筋商品はどれですか」でいい。店員これには嘘はつけないし、そのことくらいはさすがわかっている。いろいろあるが、このNexus7が売れ筋の一つであることは指摘するはずだ。

店頭だけでなく、ネット上での評価もざっと調べて見られたらいいだろう。そんな総合的な判断で私が書いたのが2日前のBLOG記事、今買うならGoogleのNexus7だろうと結論したのだった。

それはいいが、それについて何人かの方から、タブレットとしてインターネットの閲覧専門、メールなどを中心にやれるのはいいが、これをモーバイル・ノートパソコンとしてどれくらい使えるのか使えないのかという質問をいただいた。いやもっとわかりやすく言えば、そもそもこれをノートパソコンの代わりに使うとすれば使えるのかということだ。

いや、たしかに乗り物の中や旅先で、メールをチェックしたり、あちこちのネットサイトを見たり、YouTubeの動画をみたりするのはいいが、BLOG、SNS、ツイッターに投稿したり、コメントを書いたりすることがどれくらい自由に出来るのか、出来ないのかというご質問であると解する。

その答えは簡単だ。先のBLOGではもちろんそのことノート、デスクトップパソコンほどではないかもしれないが、要は慣れの問題、慣れてしまえば、同じことがほぼ問題なくできるはずだというニューアンスのことを書いたつもりだ。それが十分に伝わらなかったようなので、その点について再度書いておくことにする。

いや、出来る出来ないでなく要するに慣れの問題、一連の操作に慣れてしまえば、このタブレットを使ってノートパソコン、デスクトップ・パソコンとと同じように、さまざまなパソコンワークが出来るはずである。

というのもタブレット端末の場合、その操作は主に画面タッチ操作になるのだが、先にも説明したように、これにBlutooth無線でつながるキーボードや、マウスをつないでやれば、まさにノートパソコン感覚で使えることになる。図1ではそうしたキーボードをつないだ場合の例、図2はそれにさらにマウスやUSBメモリーなどをつないだイメージを示している。そうした作業に関わる一連の説明はパソコン専門誌Gigazineにあるから一読されたい。読むのが面倒であれば同じような内容のYouTube投稿記事を見られたらいいだろう。

こうした操作に対応したAndroid4.2対応のキーボード、マウス、USBメモリーなど数多くあるから、それぞれNexus7上の動作を確認して、購入されたらいい。店頭でもネット上でもそうした安くていいものが見つけることができる。キーボード、マウス二つ合わせても5、000円から1万円以内で購入可能だ。つまり3万円あれば、Nexus7と、キーボーとマウス、ある意味AndoroidOSのノートパソコンを買い揃えることが出来るわけだ。7インチ画面では小さすぎるというのであれば、先に述べたように10インチのNexusを選べばいいのである。

これを自宅で使うのであれば、自宅のWi-Fi環境を利用すればいい。そうでなく、主にモーバイル環境で使うのであれば、新たにモーバイル通信の契約が必要になってくる。そのこと自体はどんなタブレットを使おうが同じである。

モーバイル通信となるとWiMAXか、LTEドコモXiなどになるが、WiMAXの場合、一つ検討に値する通信接続プランがある。Nityが今やっているキャンペーンがそうだ。最初一年間月額3800円のWiMAX通信契約をするとモーバイル通信端末とNexus7が無料でついてくるというものだ。いや、月3800円というと、年間45,600円掛かる。そうしたモーバイル端末機器自体25、000円前後、Nexus7が20,000円だから話としてはあっている。こういうやり口、販売手法は今に始まったものでなく、通信メーカーが通信契約を増やすための手段として用いる常套手段である。最初の一年は損得なし、二年目から通信料金でがっちり稼ごうということなのだ。

なんだそれならと思われるかもしれないが、一年目そういう契約をしようとしまいとそれぞれの機種を別々に購入し、一年間別途通信契約をしたとしたら、機器台4万500円まるまる別途掛かってしまう。その契約をすればモーバイル機器とタブレット端末は無償で入手できる。私は検討に値する方法だと思う。検討されたらいかがだろうか。

いや、これはむしろ余談であろう。そんなことより大切な問題は、Nexus7はそのOSがWindowsでなくAndroidであるという事実だ。これがパソコン・ワーク上どれくらい、問題になるのか、ならないのかである。


パソコン感覚で使えるというが、インターネット閲覧、BLOG、SNSなどの利用は問題ないとして、そのほかどんなアプリソフトがあり、それが使えるのか、使えないのかである。

これについても今や、長年Windowsに慣れ親しんできた人にとっても、それ自体そんなに大きな問題でないといえるのではないか。いやこの問題になるとどうしても個人差というか、好みの問題ということもあるからなんとも言えないが一般的にそれはさほど大きな問題でないということを書いておく。

パソコンソフトと言えばWindowsパソコンユーザーにとってもっとも重要なワード・エクセルなどオフィスソフトがある。Nexus7の場合それがどうなるかだ。

・Nexus7では当然MS・オフィスソフトは使えない。ただそれと互換性のあるキン グソフト他いくつかオフィススイートが使える。キングソフトなら3000円程度でA ndroido用が入手できる。さらに世界的に有名なLibreオフイスが近い将来 Andoroidにも対応すると報じられている。Libreオフィスなら特になんの 問題もない。

・MS・オフィスといい、Libreオフィス並びにあらゆるアプリ・ソフトは今やどん どんオンライン化しているのだ。ワープロ文書、スプレッドシート、プレゼンソフトど れをとっても、Googleドライブ、Skyドライブのそれを使って、なんの問題も なく必要な仕事をこなせるレベルに達している。Andoroidタブレットでそうし たオンラインソフトを使うことにはなんの問題も存在しない。

・もともとAndoroidはGoogle社のOS、それぞれの数多くのネットアプリ のほか、Gmail、マップ、YouTubeなど人気ソフトとの相性にはなんの問題 もない。

・Andoroidのアプリ・ソフトはGoogleドライブ上にまさにごまんと存在  し、上記のようなオフィス関連、画像処理、音楽関係など無料の優秀ソフトがそろって いて、選択に困るほどだ。Windowsで使い慣れたソフトの多くも改めてAndo roid版として登場しているものも数多い。

・こう見てくるとNexus7をモーバイル端末として使うことには殆どなんの不満も  不便もないはずだ。モーバイルどころか、自宅で機能低下したノートパソコンに代えて 使ってもいいのではないかとさえ思う。お持ちのものにもよるが、現在使っているノー トやデスクトップパソコンとNexus7のハード性能を比べてみてくださればその意 味はお分かりいただけるだろう。

・その少々古くなったノートで結構、それにChromeを入れてみられることだ。それ とそれは必ずしもタブレットに限らないが、Andoroidoのスマホ、タブレット で、バージョンが4.2以上という条件があるがそれにもChromeを入れてみら  れるといい。Chrome上二つの機器のブックマーク(お気に入り)が完全に同期す ることが確認できよう。この一事をもってして、WindowsのパソコンとAndo roidタブレット端末・スマホの距離がうんと縮まることをお感じになるはずである。

tad


関係記事:

マウスとキーボードをNexus7につなぐ:gigazine 
Nexus7にBluetoothキーホ?ート?を接続してみる:youtube
Nexus7にBluetoothマウスを接続してみる:youtube
Atermクレードルモーバイル通信機+Nexus7:月3、853円で:nifty

2013年7月7日日曜日

コンピュータ・マウスの発明者、Douglas Engelbart氏の死去:PC491

「コンピュータ・マウスの発明者として知られるDouglas C. Engelbart氏が2日(米国時間)、カリフォルニアの自宅で死去した。88歳だった。

Engelbart氏は1964年にマウスのプロトタイプを発明。1968年にサンフランシスコで開催された会議では、マウスの使い方や、ビデオ会議やオンライン処理、ハイパーテキスト、ウィンドウ機能など現在のPCの基礎となる技術のデモンストレーションを行っており、このデモは「全てのデモの母」として世界的に名高い。

氏が1957年から所属していたSRIインターナショナルの発表によると、葬儀などは未定という。」マイナビ  7月4日

これまでのマウスITの世の中が、スマホ、タブレット型タッチのマンマシンインターフェイスに、まるで民族大移動のように突き進もうとしている中でのこの訃報、1つの時代の終わりと新しい時代の始まりを感じさせるニュースではある。

おもしろいのは、私のように長年Windowsパソコンに慣れ親しんできた人間、さらに一緒にパソコンクラブに参加してパソコンをやってきたものにとっては、むしろマウスこそが、絶対的なユーザーインターフェースなのだ。

そうしたものにとっては、タブレットのように画面を指先で直接タッチして操作するというやり方には少なからず違和感があるのだ。パソコン買い替えに当って、タブレット、タブレットと言われても、結局従来型ノートパソコン、キーボードプラス画面、それをマウスで操作するというタイプのパソコンを購入することになるのは至極当然のことなのである。

タブレット、タブレットと喧伝されるからまあ一度どんなものか買ってみようというパソコンユーザーもいないわけでないが、むしろなんの躊躇もなく、タブレットを購入するのは、これまでマウス操作のWindowsパソコンなど使ったことがない人が多いことは事実であろう。そもそもそうした人はマウスだ、キーボードなどになんのこだわりもないし、それを触ったこともないというのが実際のところなのだ。

だからタブレット画面を指で触って操作するということ自体になんの違和感も持たないし、いやそれが便利さの原点だと感じるのだ。その逆が、従来型パソコン派、もはやマウスがなければパソコンの操作など全くできないということ、要するにマウスというものがそれくらい定着している、定着してきたということなのである。

私などは30年も前、パソコンは、その第一号機、NECのPC8001の時代から使っている。それは今の時代のパソコンなどと比べようもないもので、その電源を入れると、BASICというプログラムを作成する画面が現れることがすべてだ。要するにそこで動くプログラム自体を自分で組まないと何もできないという代物であったのだ。

それがNECPC9801の時代なって、今度はそのOSがMS・DOSというものになる。その操作法、その都度、命令語をキーボードで文字入力することでパソコンを動かすというものであった。その時代登場したワープロ、スプレッドシートなどなどアプリケーションソフトを立ち上げるのに、このソフトを実行しなさい、結果出来たものを保存しなさい、などすべての操作はそのMS・DOSの命令語を入れて実行するというものであった。それは、実際のビジネスなどで使えるものとは程遠かったのである。

パソコンが実際にビジネスの現場で使えるようなものになるのは、1995年Windows95登場以降のことであろう。そうしたWindowsの登場とともにそのユーザーインターフェースとして登場したのがマウスであったのだ。

長年MS・DOSで文字入力でパソコンを動かしてきた身にとっては、そのマウス操作自体まさに画期的なものであった。しかし、それに慣れない当初は、大きな違和感を感じたものである。さてどうするどうするとマウス操作を迷っている間にさっさと、コピーせよだの、貼り付けろなどMS・DOS命令語を入れた方がよほど早かった。

でも一旦そのマウス操作とWindows慣れてしまえば、もはや以前のMS・DOSなど話にならない、使い物にならないことになるのにものの数か月も掛からなかった。より多くのユーザーがマウス操作でWindowsパソコンを使うようになるのはWindows98、そしてXpなどの時代だろう。そうしたユーザーにとってマウス操作のユーザーインターフェースはやなんの疑問の余地もなく定着してしまったのである。マウス自体、パソコン操作のための必須の道具となってしまったのだった。

話は冒頭の話に戻る。そのマウス絶対信仰、今度はタッチ操作優先信仰に押され気味という状況になりつつあるのだ。その混在というか、両立派も増えつつあるということだろう。私などもその一人かもしれない。たしかにスマホ、タブレット、PCパソコンをどう組み合わせで使うか、その組み合せはいろいろあるが、それぞれ自分のニーズや目的に合わせてそれを考えたらいいということになってきたわけだ。

具体的には、どこまでもいってもマウス操作中心のパソコンがあってもいい、それがまず基本である。だがその一方で、タッチ操作中心のスマホやタブレットをその組み合わせ使うことがあってもいいと考えているユーザーも増えつつあるのだ。最近実際そういう傾向になりつつあるようだ。

私自身パソコンクラブの人たちにはそういうニューアンスでその使い分けの説明、機種選定に当たっての考慮点だと説明することが多くなっている。

パソコンではまちろん、タブレット端末自体でも私が選ぶとしたらマウスも場合によっては使えるようなものを選ぶだろう。タブレットをマウスで操作することのメリットは当然存在する。昨日のBLOGでも書いたがその意味では、私の場合iOsのそれなど選ぶ余地はない。

かと言って、スマホはもちろんタブレットを使う場合は、そのメリットを最大限活かすためには、やはりタッチ操作の簡便性やメリットを大いに活用したらいいのだ。タブレット操作タッチ機能で私が大いに使ってみたいのは、スタイラスペンによる手書き入力である。これはあらゆる意味で、従来PCにとっては非常に弱い、機能であった。

パソコン入力に関しては私はキーボード重視派だが、しかし、タブレットに関しては時と必要に応じ、それを紙のような感覚で手書き入力が出来ればいいと考えている。もう一つお絵描きもそうだ。画面を紙のような感覚で手書き入力するのはやはりマウスでは無理があるのである。タッチ機能のついたそうした機器ならペン入力もよりやりやすい。

マウス発明のダグラス・エンゲルバード博士の死のトピックス、記事の中で博士が初めてマウスなるものを作られたのが、1964年というから、あの東京オリンピックの時のことだ。その頃私などまだマウスどころか、パソコン、コンピュータのことなど全く知らない時代のことではあった。

そんな時代に博士はパソコンのこと、そしてマウスを考案され、さらにその後インターネット発展の基礎となる、HTML言語の開発についても研究発表されているのだ。へえーそうなのか、そうだったのかと改めてその業績のすごいことに驚きと敬意を感じる。

そしてこのトピックス、はまさに時代の推移を象徴することではあった。私のパソコンライフの中でマウスは今後とも大きな役割を演じてくれるであろうが、ある意味それがどのような形で進化発展するか大いに楽しみなのだ。それがどんなものになって行くのか、それは今後のことなのだ。

tad

関係記事:

コンピュータ・マウスの発明者、Douglas Engelbart氏の死去:mynavi 7月4日
ジョブズのジョブズ、デジタル革命の始祖ダグラス・エンゲルバート逝 : ギズモード・ジャパン:gizmodo 

2013年7月6日土曜日

タブレットGoogleNexus7について:PC490



パソコンクラブの会員の方から、最近話題のタブレットを買って使ってみたいが、機種
がそれこそ山ほどあって、一体どれを、どういう基準で選んだらいいか、よくわからない、あなたならどれを勧めますかという質問をいただいた。それについて、この際、私なら、これだという具体的機種をあげるとともにその理由、根拠を書いておく。その機種名、ずばり今朝の主題のものである。

選定に当って考慮すべきこと:

どのサイズを選ぶか:

まずはタブレット端末ののサイズ、大きくは10インチと7インチ、縦幅、横幅がそれぞれメーカーによって違うが、大きくは10インチか7インチかに集約される。アップルのPadは10インチサイズ、その後出したiPadミニと称しているものが7インチサイズに当たる。Googleのものでは10インチサイズのもの、そして7インチサイズのNexus7がこれに当たる。AmazonのKindleFireにも7インチサイズのものがある。

iPadという名称でタブレットなるものをアップルが出した時、10インチが主流であった。これに対抗してより小サイズの7インチサイズのものをGoogleが開発し市場に出したが、これが大ヒットとなった。4インチ、5インチサイズのスマホだと持ち運びたしかに便利だが画面が小さすぎる。

それが10インチサイズだと、画面はたしかに大きく閲覧にはいいが、持ち運びという面では難点がある。そこでその中間サイズ、閲覧性がよく、しかも持ち運びにも便利、操作性もいいという点で、今やタブレットと言えば7インチサイズが主流になりつつあるようだ。アップルもそれに対抗してiPadミニを出したことから見てもそれがわかる。

閲覧性、操作性、持ち運びの便利さという点では7インチサイズというのが丁度バランスがとれているというのが多くのユーザの観点であり、今私が選ぶとしたらやはり7インチサイズのものを選ぶ。その対象、代表的なものとしてGoogleNexsus7、アップルiPadミニ、Kindlefireなどになる。

どのOSを選ぶか:

サイズのことは大切だが、私に言わせると、このOSのことが一番大切であろう。ただタブレットを選ぶと言っても、その対象、そのユーザーの方がパソコンなるものをどれだけ使っているか、いらっしゃらないか、そもそもパソコンの使用の経験がおありなのか、ないのか。これが大きなポイントだ。さらに、スマホなるものを使っていらっしゃるのか、スマホではないが携帯電話を使っていらっしゃるのか、など、さまざまな条件の違いがある。

パソコンユーザーとはほぼそれはWindowsパソコンの使用経験者ということになろう。そうした人がタブレット端末が欲しい、使ってみたいというのと、Windowsパソコンなど使ったこともない人が、タブレット端末を使ってみたいというのでは話が全然違ってくる。

iPadなるものが出た時、それに夢中になり買いに走った人、多くの場合、Windowsパソコンなど触ったことがない人が多い。長年Windowsパソコンを使ってきた人は当然タブレットを選ぶに当って、現在使用中のパソコンとどう使い分けるのか、連動して使えるのか、同期して使えるのか、パソコンで使っているアプリソフトが、そのタブレットでも使えるのかどうかなど考慮するのは当然のことだ。

それを考えずiPadを買って使い始めたとたん、あれ、様子が違うぞ、などと慌ててみても後の祭だ。パソコンはWindowsのソフト、iPadはiOSというオペレーティングシステムで動いているから、それぞれその使い方は全く違う。使えるアプリソフト自体全く違うのだ。

Windowsパソコンを使っているユーザが、できればタブレットでもパソコンと同じソフトを使えればいいし、同じような使用環境下で使えたらいいと考えるのは至極当然のことなのだ。

そういう意味では、タブレットと言っても最近ようやく増えてきたWindows8のタブレットを買うことがWindowsパソコンを使っているユーザにとっては一番いいのかもしれない。それなら、そのサイズいかんにかかわらず、OSがWindows8のタブレットであれば、使い勝手に関してはなんの問題もないはずだ。

しかし、Windows8のタブレット端末となるとまだまだ品数も限られている上になにしろ価格がうんと高くなる。同じCPU性能のものを使っているとしても、その価格が倍近く、場合によってはそれ以上になったりするのが普通なのだ。

そういう意味で、Windows8系パソコンを使っているユーザにとって検討の対象になる、すべきなのだのが、Nexsus7を含めた、AndroidOSを使っているタブレットなのである。

AndoroidはGoogle社がタブレット及びスマホ用に開発したOSで、今や世界的にもアップルのiOSを凌駕するようになってきていることはご存知だと思う。iPhone、iPad以外では今やAndroid系のスマホ、タブレットが急速し市場専有率を高め、無料、有料のアプリソフトもまさにiOSのそれに追いつき、追い越そうかという勢いなのである。

そもそもAndroidというOS基本的には無料なのだ。だから世界中のスマホ、タブレットメーカがOSとしてそれを採用する。iOS、Windowsのスマホ、タブレットと同じ高性能のCPUを使っているものを比較しても、Andoroido端末がうんと割安になるのは必然なのだ。いわゆるコストパーフォマンスが高くなるのだ。

問題はWindows系パソコンを使っているユーザがiOS、iPadを購入するか、Androidoのタブレットどちらを選択した方がいいかという問題である。Windows系パソコンを使っていて、どのOSのタブレットを使うのが一番いいかだ。Windows8のタブレットを選ぶならそれが一番いいかもしれないが、すでに述べた如くなにしろWindows8タブレットは高くつく。

結論から言う。その点ではAndoroid4.2のタブレットなら、iOSのタブレットより、Windows8パソコンとあらゆる意味でソフト、周辺機器のより使い勝手の良さが保障されると言っていい。

その具体的な例をいくつかあげておこう。

・Windowsパソコンで使用するマウス、キーボード他、USBポート、SDカード などの周辺機器の使用はAndroidタブレットでも保障される。互いの機器のフア イル交換が保障されているということだ。iPadにはそもそもUSBポートなど存在 しない。その意味はお分かりになろう。

・WindowsパソコンでもブラウザーとしてGoogleChromeを使うことが 多くなったきた。Andoroido4.2以降、AndroidoタブレットにはChromeをインスト使えるようになった。そのChromeを介して、WindowsパソコンとAndoroidタブレットのブックマーク、履歴などが完全に同期す る、させることが可能になったのだ。アンドロイドタブレット端末を使う上で、Chromeを使えば、パソコンを殆どWindowsPCと殆ど同じ感覚で使えるようにな ったということだ。ちなみに私はAndoroidoスマホに、Chromeを入れ、パソコンと同期させることで重宝していることはBLOGでも報告の通りである。

・AndroidタブレットでWindowsのようなオフィスソフトが存在しないという声を聞くが、それはうそだ。たしかにマイクロソフトのオフィスそのものは 使えないが、オフィスソフトと互換性のあるキングソフト(3000円程度)ほかが使えるし、世界的に有名なLibreOfficeがまもなく、Andoroidにも対応することになっている。これは非常に大きいことだ。

・このようにオフイスソフトに関しても基本的になんら問題ないし、なにしろGoogePlayに存在する山ほどある各種アプリソフトが魅力である。

・GoogleNexsusならGoogleホームページに存在するGmail、Ma p、YouTube、Googleドライブなど、Windowsパソコンで使っているのとほぼ同感覚で使えるのがなんといっても最大のメリットだろう。

・もちろん数あるアンドロイド系タブレットどれを選んでもいいことはすでに述べた通り だが、ではなぜそれがGoogleNexsus7かということだ。理由は明確である 。あらゆるアンドロイド系タブレレットの中でもそのハード性能、CPU、メモリー数 など、比較するとそのコストパーフォマンス、GoogleNexus7が抜群に優れているということだ。細かい数字をいちいち上げるまでもない。

・パソコンショップに出かける、またネット上でもいい。数アンドドロイド系タブレット iOSタブレット、Windowsタブレットのコストパーフォマンスを比較されてみ たらいいだろう。その答えは明白だ。

こうした説明を読むより、タブレット比較の報告動画など、YouTube上いくらでも存在する。GoogleNexsus7と検索されてみたらいい。そうしたもの、パソコンオタク的報告が多いが、それを含めて特にハード・ソフトの比較、Window8系パソコンユーザにとってのメリットなどの報告にに注目いただきたいと思う。


もしあなたが長年のWindowsパソコンのユーザであり、そのあなたが、外で持ち歩くまた自宅でより気楽にタブレット端末を使ってみたい、それが選択の条件、背景なら、まずお薦めしたいのはGoogleNexus7である。その価格はその場所にもよるが大体19,800円前後という驚くべきものである。

tad

関係資料:

スリムで軽く、持ち運びに便利な 7 インチ タブレット :google
メーカASUS社の報告:asus 
Nexsus7:wikipedia


2013年7月5日金曜日

「Googlee 日本語入力」の最新開発版公開:PC489

「米Google Inc.は2日(日本時間)、日本語入力システム「Google 日本語入力」の最新開発版v1.11.1490.100を公開した。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Mac OS X向けも用意されている。

 本バージョンでは変換機能の強化、Webから構築した変換辞書の更新、クラウド同期されたデータの管理方法の変更、Windows 8で意図せず入力モードが変更される問題の修正といった、さまざまな改善が盛り込まれている。

 なかでも注目したいのは、入力位置の周りにある確定済みのテキストをも考慮した、より賢い日本語変換が可能となったこと。

 たとえば単に“ひき”と入力すると、通常の場合“引き”などが変換候補として表示される。その前に“1”という文字がある場合は、それを読み取って候補の推測を行う。そのため、“引き”に加えて“匹”が変換候補として表示され、意図した通りにすばやく“1匹”と入力できる。

 なお、本機能はカーソル周辺にあるテキストの取得に対応したアプリケーションでのみ有効。また、現在のところ、カーソルの直前にあるアルファベットや数字のみが読み取りの対象となっている。」forest 7月3日

Google日本語入力は以前にもBLOGで紹介し、自分も使っているが、今回の開発版のものはたしかにさまざまな点での改良が加えられている。細かい点はいい、その使い勝手の良さについては、ダウンロードし使ってみるに限る。

IMEを使い慣れているものにとって、特に不満がなければ、あえてGoogle日本語入力を使うまでもないが、とりあえずダウンロードして試してみればいいのだ。

使用上のポイント:

・既存のIMEと並行してこれを入れておくことについてはそれがなんらかの理由でパソ コン操作問題となることなど全く何もない。従来のIMEに加えてこれをインストール すればいい。その二つをどちらを使うか、Windowsスタートボタンとスペースバ ーを同時に押すことで簡単に選択できる。それ以外の日本語入力システムは基本的には 不要。

・Google日本語入力、変換のための辞書は、基本的にはIMEのそれを引き継いで いる。さらにそれに加えて、Web上の膨大な最新用語、歴史上の人物の名前、専門用 語だけではなく、流行の顔文字やお店の名前まで、常に最新の辞書を提供がある。だか ら結果として文字変換がより優れたものになっているのだ。図1

・入力変換の基本機能はそれ自体でほぼ完結しており、その必要性は少ないが、IMEの 手書き文字入力による変換漢字の選択、単語登録などの機能を使いたい場合、IMEに 切り替えてそれを使ってもいいし、Google日本語入力システム自体でもほぼ同じ 操作でそれを行うことができる。

・Google日本語入力はMac、アンドロイドのスマホ、タブレレットなどでも使え るので、そうした機器との連携使用という意味でも、これを使い慣れておくことについ てはさまざまなメリットがありそうだ。

tad

関係記事:

「Google日本語入力」の最新開発版公開:forest
ダウンロード・思いどおりの日本語入力:google  
ビデオ:google
賢く便利な変換:google 



2013年7月4日木曜日

日本記者クラブ主催の党首討論会

昨日そもそも日本記者クラブの党首討論会があることなど、知らなかった。午前、午後の用事があって帰宅したのが午後2時頃だったか、NHKでこれを中継していたのを一時間弱見た。それは後半部分、それが殆ど、安倍総理と、記者クラブ、読売橋本五郎、朝日星浩、毎日倉重篤郎の常連三人のやりとりだ。党首討論などとちいう名にほど遠い。

先ほど討論会前半の部分をYouTubeビデオでみたが、特にひどいのは、福島社民、小沢生活、志位共産谷岡緑の風の四人、冒頭の時間ではたった一分づつその所信らしきものを述べたのと最後に20秒、読売橋本の取り仕切りで、これだけは言っておかないと死んでも死に切れないことを発言せよとお情けでいただいた時間だけだったのだ。

もっとも実際には海江田民主、橋下維新、渡辺みんななどにしたところで、トータルで語ったのはせいぜい3分か5分程度だった。それも質問の相手が他党首などでなく、その古株マスコミ三紙記者からの政策などでなく、党内事情、失言などに関わる質問に答えるのが精一杯という状況であった。

要するに党首討論という名に程遠く要するに記者クラブ橋本、星、倉重三人と安倍総理の独演会なのである。

その三人の安倍総理への質問、いかにももっともらしいが、上から目線もいいとこ、それがいかにも日本の三大マスコミが代表する正論であるかのごとく、解説を加えながらの質問なのだ。聞いていてうんざりする。なんの鋭さもない。解説的、一般論的質問だから逃げ道はいくらでもある。安倍首相も終始、いかにも冷静に、しかし適当に反論らしきものを加えながら無難にして抽象的なな答えに終始していたようだ。まさに馴れ合い的雰囲気満点だ。聞いていて緊張感も、説得力もない。

そのどこが党首討論なのか。党首間でのやりとりなど殆ど、いや全くないのだ。唯一志位氏がゼネコンの献金問題を指摘し、安倍氏に迫ったことくらいかそれらしかったのは。あとは殆どその三人のマスコミ古狸と安倍総理の質疑応答なのである。

橋本五郎がさかんに、質問が安倍総理に集中するのはやむをえない、許してくれと繰り返していたが、釈明もなにもあったものでない。最初から最後までそのような設定になっているのだ。最後のまとめの段階で、その会の司会者などすっ飛ばして、橋本が、発言の機会が少なかった出席者両端の4人、社民福島、生活小沢、志位共産、緑の風谷岡の四人になんと20秒づつ、これだけは言っておかなけれ死に切れないということを語れとやっていた。それも四人にとってはある意味いかにも屈辱的ことであったに違いない。はい、それでおしまいなのだ。

この4人のキャリアー政治家、トータルでそれぞれ2分語っていない、その時間すら与えられていないのだ。安倍総理以外の野党党首とてそれは大同小異である。この三人の記者野党第一党党首海江田氏の何倍もの時間、その時間をとって質問しているのだ。しかもその内容がそれぞれの党の内紛のこと、失言のこと、などについて質問だ。党首側はそれに答えるのがやっとこさである。もっと政策について語りたいのにである。ましてや互いの討論などまさにゼロ。その時間の殆どは、このマスコミ古狸たちと安倍総理のやりとりトークショーなのだった。

下にこの討論会を報じている主要マスコミの記事を掲げているが、そのまとまりの悪さときたらない。それを知っていただくためにわざわざあげたわけだ。この討論会の評価については今朝見かけた2つのツイートに集約されるだろう。

「日本記者クラブ主催の党首討論会など百害あって一利なしという感じだ。もう記者クラブ主催の討論会などしない方がよい。それにしても毎日の倉重篤郎・朝日の星浩、読売の橋本五郎らの自己満足的上から目線の質問は噴飯物だった。こいつらに選挙がないのが残念だ。かわりに皆んな新聞購読をやめようよ。」徳永みちお 

「記者クラブ主催の党首討論を少しだけ見ましたが、殆んど安倍総理の独壇場のようで見る価値の乏しいものだった。改めてジャーナリズムを失った日本の記者クラブの酷さを再認識した。」きょうこ(生活の党)

tad

関係記事:大阪ウォッチ 動画 YouTube
党首討論、アベノミクス巡り応酬 景気実感で隔たり:nikkei
アベノミクス・TPP…9党首舌戦 討論会詳報:sankei 
参院選公示前に党首討論:nhk 

2013年7月3日水曜日

日本の太陽光市場、世界1位になったけれど

「2013年に日本国内に新規導入される太陽光の発電能力は12年に比べ2・2倍の530万キロワットに拡大、設備販売額や設置費用などを合計した市場規模が198億ドル(約1兆9100億円)とドイツを抜いて世界1位になる見通しとなった。米調査会社IHSが12日までにまとめた。

昨年7月からの再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で太陽光発電の買い取り価格が高めに設定され、導入意欲が高まっているのが急拡大の理由。新規導入量では中国が680万キロワットとの予測で日本を上回るが、日本は設備価格が海外に比べ割高なため、市場規模では1位になるという。

日本の今年1~3月の太陽光発電の新規導入量は150万キロワットで前年同期の40万キロワットに比べ急増。今後も拡大が続き13年の導入量は530万キロワットで100万キロワット級の原発5基分を上回る見通し。市場規模は12年比82%増。

日本は04年まで世界最大の太陽光発電導入国で太陽電池生産量も07年まで1位だったが、近年は存在感が低下していた。」産経新聞 6月12日

この記事もう20日も前のものだが、今の参議院選挙を控えたこの時期非常に重要なニュースのはずだ。私自身見落としていた。もちろん引用の産経のみならず、他のマスコミも報じてはいるが、総じてあまり大きな話題として取り上げていないふしがある。

本来なら安倍内閣、経産省大臣当たりが、記者会見を開き、「日本はこの分野で世界一位になった、大変意義のあることだ」と、胸をはってコメントしてもよさそうなものだ。しかしどうやらそんなことは一切なかったようだ。と、いうのも、そのこと自体、先の民主党政権、菅前総理時代に決めた高額の太陽光発電買い取り制度によるもので、安倍政権そのもののお手柄でもなんでもないからだ。

それは別として、問題は果たして、安倍自民党政権、今後とも太陽光発電はじめ、風力、地熱といった自然再生エネルギーの開発を積極的に進めるつもりなのかどうかである。安倍内閣の成長戦略の中にも、太陽光発電を含めた自然再生エネルギー開発をどのように展開するのかしないのか、いまいちはっきりしていない。

はっきりしているのは、自民党政権今やむしろ昨年12月の政権交代選挙時のスタンスから、原発再開路線に大きく舵をきり変えたことである。原発輸出の外交を始めたこともその表れだ。果たしてそれでいいのか、どうしてそれについて、マスコミは大きな疑問や疑念を表明しないのか。どうして世論はもっと大きな反発を示さないのかである。

安倍自民党政権の原発推進の論拠は明白である。太陽光発電など効率の悪い発電方式だと決めてかかっているようだ。日本がその分野で世界一になったなどというが、それは他の国の倍にもなる高額の買取り価格のせいである。そんなものを推進してどうなるか。高額の買取り、補助金制度など余計なコストを払うより、トータルでははるかに効率に高い原発再開の方がよほど経済成長のために必要だと考えているのだ。安倍政権の本音はもはやあの高額買い取り制度などやめたいのだ。

ついでに言っておくと、終盤国会、参議院でのごたごたで、安倍内閣問責決議が可決されてしまった。が、そのかわり、発送電分離など、日本の電力供給システム改革の抜本策を盛り込んだ電力事業法を廃案としてしまった。それ自体、日本の電力会社にとってはいかにも都合の悪い、方式だったのだ。長年電力業界と癒着して、原発を推進してきた自民党にとっては、願ってもない展開であったに違いない。それをつぶしたことの意味は実に大きい。問責決議など痛くもかゆくもないといういうのが自公政権の本音だろう。

たしかに太陽光発電で日本が世界一になったのは高額の買取り制度のおかげだ。しかしそのおかげで、本年2013年度の太陽光発電量は530万キロワット、100万キロワット級の原発5基分にもなるのだ。そもそもそのことが当時その買い取り価格を設定した根拠であり、ねらいではなかったのか。それが予定通りになった。この制度はまさに正解だったのだ。

当時の菅民主党政権、別に太陽光発電に限らず風力、地熱他自然再生エネルギー開発、推進策をを打ち出し、長期的な脱原発路線を打ち出したはずだった。それ自体、この国の長期のエネルギー政策としては正解の方向ではなかったのか。

菅政権を引き継いだ野田内閣、あの反原発運動のうねりにどうしてもっとまともに応えなかったのか。原発問題、消費税増税の二つで野田政権、やすやすと自民党の思い通りにしてしまった。今日の民主党没落の原因を作って自ずから作ってしまった責任の大きさときたらない。

福島の原発の事故一つとっても、原発がいかにやっかいなしろものであるか、日本の国民は身にしみたはずなのだ。それがいつのまにか、脱原発など少数野党が犬の遠吠えみたいにわめくかのごとき事象に矮小化されてしまった。

来るべき参議院選挙では自公政権の圧勝が予想されている。彼らにとっては原発をどんどん再開することは既定路線なのだ。選挙前、選挙中は彼らとて、そのことは殆ど、前面に出すことはない。本当にそれでいいのか。選挙が終わり、国会のねじれを解消したとたん彼らは今度こそ積極的に原発推進を始めるだろう。

情けない、実に情けない。悔しい思いがこみあげてくる。危うい国日本。

tad

関係資料:

日本、ドイツを抜き太陽光市場で世界1位へ-買取制度追い風:sankei
電気事業法改正案が廃案 経産省「広域系統機関」に影響も:sankei