2017年3月20日月曜日

オフラインワープロソフトの存在意味

昨日のBLOGをメールでご案内する中に、「最近富士通がやっている大竹しのぶのらくらくスマホのテレビコマーシャルには腹が立つというメッセージがあったのを記憶されているでしょうか。

その真意は、スマホなるものを使うこと、使いこなすこと、なにが、らくらくなものか。それは嘘に決まっている。スマホをそれなりに使いこなすのは、そう簡単ではないですよ、と言いたかったわけです。

もっともそれはスマホをどの程度、どう使うかによることで、通話と簡単なメールをやる位なら、らくらく出来るだろう。普通には、それでいいわけだ。いちいちなにもそんなことにいちいちけちをつける必要はない。

そんな調子でスマホやパソコンの普及率が上がっていくこと自体はいいことだ。そのおかげで、世の中のネット化が進む、産業社会、社会生活のペーパーレス化が進むことになる。

結果、さまざまな意味でそれは世の情報化、意思疎通、コミュ二ケーションの効率化が進むということなのである。ちなみに日本におけるスマホの普及率、今や72%に達したそうだ。(参考資料

そんな中、一昨日作日のBLOGで書いたことに、追加的に書きたかったのは、世の情報化、ネット化の進展につれて、それぞれのオフライン・オフィスソフトの重要度、その位置づけが大きく変わって来ているのではないかと言うことだった。その重要度は大きく低下している。

さあこれからパソコンを習う、習いたいという人にまず何を習いたいかと聞くと、おそらく70%の方は、ワープロ
ソフト、すなわちWordだと答えるだろう。

そのなのだ。日本では、おそらく未だにワープロ、Wordが習いたいソフトのNo1なのだ。なぜならそれがオフィスの仕事、すなわち文書作りに一番必要なソフトだと思っている、思われているからだ。それで文書を作成し、プリンターでそれをプリント、印刷することだと思っている。実際にそのこと自体は基本的に変わっていない。

そうではない。そうではない筈なのだ。今や時代はオンライン、クラウドコンピューティングの時代になりつつあるはずなのだ。気がついていないだけで、それはかなりの程度進行している。

会議の時に相変わらず大量の文書を印刷し、大量のコピーを取って資料として配布しているなどという会社・官庁の事務はもはや時代遅れなのである。

それは文書だけでない。写真を相変わらず自宅のプリンターで印刷したり、パソコンショップやコンビニでプリントしている人もいるが、今や撮った写真はそのままネットで配信したり、仲間と共有するのが一般的になってきている。

会社、官庁などオフィスの話はいい。それは別の話だとおっしゃるかもしれないが、今やそれは我々のようなパーソナルユーザーでも事情は同じなのである。

実際、パソコンクラブ、同窓会での仲間との交流、連絡は全てメールで行うことが一般的になってきている。SNS、Twitter、BLOGへの投稿は百%、それぞれのサイトに、直接オンライン投稿している。

もちろん関連文書をワープロで作成し、印刷し、郵便で送り、郵便で答えてもらうというスタイルは根強く残ってはいる。

それもしかたがないが、現状進行しつつある社会的インフラから言うと、それ自体時間と経費のムダであることははっきりしている。

そのことの是非はとりあえず横においておこう。しかしパソコン、スマホを使う、駆使している側からいうと、ワープロで文書を作成し、それを印刷して配信する必要性など全くないのである。

諸連絡はメールでいい。それが便利だ。SNS、Twitter、BLOGなどへの投稿は、パソコンないしはスマートフォンで直接関連サイトにインプット、アップロード、それを確認の上送信、投稿となる。

今や世界的に有名になった新アメリカ大統領さまがそうしておられる。そのこと自体、誰も否定したり非難したりしない。むしろ大いに結構なことだ。

問題になっているのは、その内容であって、手段そのものでない。内容がひどすぎるのである。

そのメール、SNS,、BLOGへの投稿となると、今やその投稿先の投稿画面自体がワープロ作成画面そのものと言ってもいいものだ。それがいい。それでいいのだ。

参考例として、Gmail作成画面(図1)と私が使っているYahooBLOGの新規登録画面(図2)をあげておこう。


文字の大きさ、フォント、強調、下線、行間、右・左・中央づめなどなど、それにはワープロ基本機能はすべて備わっている。

基本機能が備わっているどころではない。そうしたオンラインWeb文書作成には、「ハイパーリンク」というオフラインのワープロ文書には及びもつかぬ機能がついているのである。

「ハイパーリンク」はオンライン、瞬時にあらゆる関連文書にアクセスし、読むことができるものだ。オフライン文書はただ見栄えだけよさそうに見せるだけ、中身がいかに偏った主観と欺瞞に満ちていようと、その場ではそれが通ってしまう。

オンライン文書では、その内容の客観的事実、統計や写真画像、動画などを直接表示できるのは勿論のこと、「ハイパーリンク」を使って提示したり、それによって、主張の内容を証明したり出来るのである。またそれが出来なければ、オンライン文書である意味がない。

今朝のBLOGタイトルは「オフライン・ワープロソフトの存在意味」だが、もっと正確に言うならば、「オフラインのワープロソフトはその存在意味を失った」としたいところである。

このテーマ勿論これで終わりではない。メールにしてもSNSやBLOGへの投稿にしても、どのようにしたら、オンライン文書のそれにふさわしいものにできるか、そのことを学びたい。学ぶべきだ。

具体的には今後そうした文書で使う、写真画像処理、動画処理、ハイパーリンクの設定などに話は発展して行くはずである。

tad

関係資料:

2016年7月のスマホ利用率は72.2%、4年間で2.2倍に:marketing-rc 

20代のスマホ所有率は94%、SNS利用率は30代でも8割超 - 総務省が統計調査:mynavi 

インターネットの普及状況: Somu 

メール作成・編集:Gmail 図1
BLOG作成・編集 YahooBLOG 図2

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