2007年1月31日水曜日

失言禁止令?

このニュースには笑ってしまった。日刊スポーツ

どこの世界にそれが話にならない失言とわかっていて発言などするものか。失言ってついうっかりするものだろうが、最近の閣僚の一連の失言は常日頃のものの考えや、同僚達、仲間の間で会話として交わされているものなのだろう。なんの脈絡もなく突然出てくるわけではない。閣議だの、委員会だの、国会審議と言った公式の場で出てくるわけがないが、地元での後援会、私的な集まり、親しい記者との懇談の中でついうっかり本音が出てしまうのである。

それを禁止と言われても・・・・。いや、そういう場だって本当は公的な場であることをわきまえていないだけのことである。

どうして野党がそれをどうしてもっと責めないのかわからないが、久間防衛大臣のブッシュイラク戦争批判もひどい。国家安全の防衛、日米安保のかなめの職にある最高責任者が、「アメリカがえらそうに」とは一体なんたる言い草か。小泉政権の時総務会長という要職にあったわけだ。その立場でそのタイミングで言ったのならまだわかる。今は日米安保体制守り、アメリカと共同していざという時その自軍の指揮の頂点に立たなければならない立場にあって、なぜあんな発言をするのか。あれは失言どころか暴言である。

それを責めない野党も野党。柳沢大臣の失言は日本の女性全体を愚弄したと取られてもしかたがなかった。久間大臣の発言にはアメリカ全体の反感を買っていることは間違いない。なぜこんな国益の根本に関わるような発言が続くのか。

それが問題なのだ。それは失言禁止の一言ですむわけがない。

tad

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