2016年5月22日日曜日

「Chromebook」「Mac」を米国出荷数で初めて上回る:PC1238

「2016年第1四半期に「Chromebook」の米国における出荷数が「Mac」を初めて上回った。The VergeがIDCの話として伝えた。

「『Chrome OS』が『Mac OS』を米国で出荷数において2016年第1四半期に初めて上回った」とIDCのアナリストLinn Huang氏はThe Vergeに述べた。「Chromebookは依然として主に米国のK-12(幼稚園から高校まで)向けだ」(Huang氏)

Google EnterpriseのプロダクトマネージャーRajen Sheth氏が米国時間5月18日にGoogle I/Oで報道陣にあらためて述べたように、確かにChromebookは、学校に新規導入されたデバイスの50%以上を占めている。Googleは、開発者が成績と課題のデータをアプリと「Google Classroom」間で同期することを可能にする新しいAPIによって教育関係者に対する訴求を強化しようとしている。

一方、Googleの低価格ノートは、「Android」アプリがChrome OSに加えられるようになることから、さらに幅広い訴求を得る可能性がある。」

IDCが4月に報告したように、2016年第1四半期はPC市場にとって厳しいものとなっており、米国における出荷数は5.8%下落して1360万台となった。Macの出荷台数は5.6%上昇して180万台近くとなった。」cnet 

何を伝えたいのかよく分からないところのあるニュースだ。が、要するに、低迷するPC市場、すなわち圧倒的なシエアを持つWindows系PCの出荷台数が減少する中で、二位の「Mac OS」系のMacがシエアを伸ばしている。そしてその「Mac」を「Chromebook」が追い抜いた。すなわち低迷するPC市場の中で、ChromebookとMacは出荷数は伸ばしているが、とりわけChromebookは、これからの大きな市場である教育市場では圧倒的なシエアを誇っていることは大きい。

さらに超豊富なAndroid端末用アプリを使えるようになったところか、ら一般市場でも改めて大きな訴求力を持ち、これからの伸びを期待できるのではないかと言っているのだ。
このニュースではPC市場、Windows、Chrome、Macの三つのOSの市場規模の比較についてはふれていないが、まだまだ後の二つに比べるとWindows系PCのしエアが圧倒的に高いことには変わりはない。が、これからの有望市場、教育市場に強く、モーバイルAndroid用の豊富なアプリが使えるようになったChromebookが、これから大幅にシエアを伸ばすのではないかとの分析なのである。

米国市場でChromebookが販売を伸ばした背景、WindowsPCと比較したChromebookのメリットをまとめると:

・なにしろ低価格である
・一般に軽量である
・バッテリ駆動時間が長い
・起動がが極めて速い
・安全 ※6週間ごとにOS自動アップデートするので安全である
・フリーズしない
・高性能を必要としないOS設計になっている
・基本オンラインの無料クラウドサービスを利用できるのでソフトも安くあがる
・ChromeOSはPC、及びあらゆるOSのモーバイル端末と同期してで使えるよう
 になっている
・ChromeOSで豊富なAndroidアプリを使えるようになった、など

一方、Chromeの共通した欠点は、とにかくオンラインで使うことが前提であったことだ。しかしAndroidアプリが使えるようになってさまざまなAndoroidアプリ他Gmailなども
オフラインで使えるようになっている。

いずれにしても、なんだかWindowsパソコンを使っている大半のユーザーにとっては気になる話ではある。

これだけChromeOSのメリットの話を聞かされると、これから一体Windowsパソコンはどうなっていくのか気になるところが。ちょっとChromeOSのことももっと知っておかなければならないのかなと思われるだろう。それは、そうなのだが・・・。

しかし仮に、仮にである。こうした動向の中で、学校の教育現場ではもちろん企業の職場などで、明日から従来のWindowsパソコンはやめて、ChromeOSのパソコンを導入することになった、とされたらどうなるか、どうするかだ。

実は私および、パソコンクラブの会員の方ならそれにさっと対処できるだろうということだ。

というのは、私たちはWindowsパソコンを使う一方で、ブラウザー及びその配下のアプリに関しては、すでに何かとChrome系(ChromeOSではない)アプリソフとをフルに使ってきている。ここ数年そのようにしてきた。

そのこと例えばオフィスソフと関係では、Googleドライブのドキュメント、スプレッドシート、スライド、その他であり、Gmail、マップ、カレンダー、Googleサイト、YouTubeなど諸分野のアプリソフと群なのである。こうしたアプリソフとはすべてChrome系であり、そしてすべてオンラインのソフとなのである。OSがChromeとなっても、なんの障害も躊躇もなく使えるはずである。

そうしたものは今はすべてWindowsOSだが、Chromeブラウザーで使ってきているものだ。仮にOSが明日からWindowsをやめて、Chromeになる、WindowsパソコンからChromebookになっても、殆どなんの問題も。抵抗もなく、そうしたChrome系アプリを使いこなせるはずなのだ。

そもそもいくら安いからと言って、ただそれだけの理由で長年使い慣れたWidnowsパソコン、実はそれは今やWindows10パソコンなのだが、それを即Chromebookに替える必要などさらさらない。手持ちのWindows10パソコンをそのまま使い、それで使い慣れたWindows系オフラインのアプリとオンラインのChromeアプリを使いわければいいはずなのだ。現在は実際にそうしている。

もちろんこれから先、今使っているWindowsパソコンに限界がきて買い替えの必要が生じた時は、遥かに安価で、機能性に優れ、トラブルフリーのChromebookの検討が視野に入ってくるのは必然であろうと思われる。長い目でみたらその傾向はさらに加速することは予測される。

そのためにも、現在もこれからもChrome系、Andoroid系の豊富なアプリの中で優秀なもものをChromeブラウザー配下でどんどん使っていけばいいことなのである。それさえやっておけば、WindowsOSから、Chromebook、chromeOSへの移行も簡単なことであろう。

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参考資料:

「Chromebook」「Mac」を米国出荷数で初めて上回る:cnet
WindoowsパソコンをChromebookライクに使う:PC773:blog 
注:今朝のBLOGで書いたような内容、趣旨、実は一昨年2014年7月17日の当BLOGで書いている。ご参考に供されたい。


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