2007年2月4日日曜日

日本人にとって漢字


<漢字検定>いま、なぜ人気? 毎日新聞

毎日パソコンに向かってキーボードを叩いている身だから、今更漢検など受験するつもりもないし、その必要性もない。ただ漢字自体を沢山習うこと、手で書けるようになることの意味は十分理解できる。

日本人にとって漢字はやはり絶対必要な文化であると思う。これなくして日本語はありえない。かって漢字など不要で日本語をローマ字化しようとか、カタカナだけで表記しようなどという国語学者や、言語学者がいたが、最近はそういう議論は全く聞かなくなった。
毎日パソコンでかなりの量の文章を書いているし、その中にはもちろん漢字が沢山含まれるから、語彙ということを含めて、自分自身の漢字使用能力は増えこそすれ、衰えていることはない。ただ、それを手書きできるかどうかとなるとこれはもう全くダメで、極めて簡単な漢字も手書きできなくなっているかもしれない。だから場合によっては電子手帳など持ち歩くこともあり、最近は携帯電話というものがあるからこれも漢字辞書の代わりになる。いずれにせよ基本的にはパソコンがなければ何もできないという状況ではある。自分自身としてはそれで別になんの問題もない。

自分のことはともかくとして子供が学校で漢字を手書きで書けるようにしておく必要性は絶対にあると思っている。必要性というか、その意味である。

私は近くの小学校でボランテイアで子供にパソコンを教える機会があるが、毎回必ず漢字の打ち込み練習をやらせる。三年生の漢字という本を買ってその中から毎回10個の漢字を例文とともにワープロに打ち込ませついでにそれを手書きさせる。パソコンの漢字変換機能を覚えさせると同時に、手書きでそれをできることの大切さを教えるためである。

子供の中にはパソコンでの打ち込みはともかく、なぜ手書きしなければならないのかクレームをつけるものがいる。が、毎回好きなことをやる前にタイピングの練習とそれだけは絶対にやらせることにしているわけだ。

これから何年かたって高校生や大学生に、さらに社会人になってはじめてそのことの意味がわかってもらえるかと思っているわけだ。

tad

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