2007年2月26日月曜日

デジタル判子の話:パソコントピックス23


今年のパソコンクラブも3月1日の総会を経て、4月から新年度に入る。経理担当の役員が、会計報告をまとめ報告する。Excelなどお手のものだから、実に見事で正確な会計報告書が作成される。それをきちんと監査担当の方が監査し、会計と監査のご両名が押印捺印した書面が提出され総会の承認を得る。書面といっても実際にはすべてネット上で提示される。

会計担当の方から、報告書に捺印したものをスキャンしてみたがどうも判のイメージがきれいに出ていない、どうしたらいいでしょうかという質問があった。(実際の判を押すとそうなるのはしかたがない。)

私のメールでの回答は以下の通りでした。参考のため原文そのまま引用しておきます。

「別にあれで上等ではないでしょういか。Excelで正確に作られたデータがすべてであってハンコが押された書面なんてほんのつけたしです。

実際のハンコを押すとどうしてもああいう形になります。民間企業でもそれを問題にする場合があるのでハンコのイメージがきれいに映るようわざわざそのイメージパソコンで作ってそれを使ったりします。

それはいかにも日本的発想で意味がありません。ペーパーレスの時代、ハンコなど全く無用なのです。ただ形式的なことだけです。肝心なのはそれぞれの記載データにうそがあるかないかです。この会計報告書には、すべて一円一銭まで領収書がありますからそれで
100%問題なしです。どこかでやっている愚かな議論とずいぶん違う話ですね。

民間企業では事務処理の電子化はどんどん進んでいますが、政官の世界はまだまだのようです。古い慣習、従来の規則にとらわれていることが多い。そのくせごまかしが多いのは一体どういうわけでしょうか。

官といえば、いま丁度やっている税務申告、これはどんどん電子申告が進んでいるようです。当然のことでしょう。これでお互い助かる。実は税務署の方が大助かりなのです。勝手なものです。ただこういうことが契機になってお役所仕事の電子化もどんどん進んでいくでしょう。いくべきです。

tad

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