2013年4月18日木曜日

ソネット世界最速の光通信サービス、NURO開始:PC445


「ソネットエンタテインメント(So-net)は、通信サービスの新ブランド「NURO(ニューロ)」を立ち上げ、個人宅向けの商用FTTH(光ファイバー通信)サービス市場で世界最速の下り最大2GbpsのFTTHサービス「NURO 光」を開始した。

「NURO 光」は、東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城の関東1都6県の戸建てと2階建て以下の集合住宅を対象に、超高速・高品質のサービスをシンプル・リーズナブルな価格で提供する。標準伝送規格のGPONを採用し、通信速度は、下り最大2Gbps、上り最大1Gbps。月額料金は、プロバイダ料金、宅内終端装置の機器使用料を含め、2年間の継続契約を条件とした「NURO 光 G2 V」が4980円、「NURO 光 G2」が7480円。別途、契約事務手数料840円、基本工事費31500円(1050×30か月/分割払い)が必要。

宅内終端装置は、最大1Gbpsで接続できる有線LANポート×3、最大速度450Mbpsの無線LANを標準装備。家庭内でテレビ、PC、スマートフォン、ゲーム機、タブレット端末など、さまざまな機器を有線や無線で同時に接続し、合計最大2Gbpsの通信速度でリッチコンテンツをオンデマンドで楽しむことができる。さらに、最大5台まで使えるセキュリティサービス(月額基本料金525円相当)を無料で提供する。」 yomiuri

パソコンを使いインターネットをやっている人にとって、通信手段として何を使うかは常に重要な選択肢となる。ADSL、CATV、光などがあるが、最近はフレッツ光なども競争激化にともない月額料金を引き下げ始めたこともあって、光通信を選択する人が増加しているようだ。

光が高速で安定、快適な通信ができることは分かっているが、まずはその本家本元のNTT系のものとAu系が激しい市場争奪戦を繰り広げていることはご存じだろう。すでにNTTフレッツ光を使っているのにAuが売り込みにきたり、またその逆もある。売り込む側にとってはその家の前に立てば、CATVを含めてその家では一体なにを使っているのか分かるはずだ。それを見て売り込みにくるのである。

CATVだ、光だということになるとユーザーとしては一体何を使ったら、どれを使ったらいいか、よくわからないのが正直なところだろう。ましてやインターネットだけならともかく、それがTVの視聴、IP電話の利用などとも関わってくるから、その組み合わせ選択は結構難しい判断となる。

それぞれの売り込み業者は自分の都合のいいことしか言わず、その技術的意味内容、中身が分からないまま、ただ光にすればインターネットが早くなると言われて、その他TV視聴法やIP電話など従来のままにしてインターネットのためだけのために契約してしまうケースがある。結果インターネット、TV、電話関係のトータルの月費用が9千円、場合によっては1万円に達する人がいる場合がある。

私の場合、NTTの光フレッツ一本でインターネット、TV視聴、IP電話をすべてそれ一つまかっている。現状では総額6千円前後で済んでいる。しかもそれを2世帯で分担しているから実質その半分ということになろうか。

Au系の光サービスのスピードがNTTより優れていることはわかっているが、AuはTV関係サービスはCATVの方にやらせていて、場合によってはそれで2重の負担となっている家の人も結構いるようだ。Auに言わせれば、それがいやなら、TVはアンテナを屋根に張って見れば只ですというだろうが、私に言わせればそれがそれがおかしいのだ。そのことは私たちの住む市周辺だけの特殊事情なのかどうなのか、分かってはいないのだが。

その論議はいいとして、NTT光フレッツの通信スピード実際、測定してみたこともあるが、条件がよくて1Gbps程度だと思われる。もちろんそれで十分で、特に不満はないが問題はそれを自宅にとりこんでからの無線LANの設定がある。それでそのスピードが相当落ちてしまうようだ。それは致し方のないこととあきらめていたのだが、うん、これはいいなと思ったのが今朝の冒頭のニュースであった。図1

ソネットが始めた「Nuro光」なるものだ。下り通信のスピードが最大2Gbpsである上に、その終端装置のスピード最大1Gbps、さらに最大速度450Mbpsの無線LANを標準装備しているというものである。

月額費用も現状のものに比べてそんなに高くない。これは魅力的である。直ちにそれに乗り換えるほどのものでもないが、この「Nuro光」なる技術、これが世界標準となってこれからそれを使った光のサービスがどんどん増えていく可能性がある。

現状ではNTT光フレッツのサービスに大きな不満があるわけではないが、このソネットの「Nuro光」サービス登場によってNTTフレッツ、Auもうかうかしておれないわけで、さらなる性能仕様面でもさまざまなサービス面でも、その品質、性能向上を目指すだろうということだ。

現状ADSL、CATVなど使われている方で、これから新しく光通信導入を検討されている方、改めてこの「Nuro光」を含めて、NTT系のもの、Au系のもののメリットデメリットを比較検討の上、自分にとってどれが最適か、慎重に判断されることをお勧めしたい。

tad

参考記事:

世界最速の光通信サービス、NURO開始:yomiuri 
GE-PON【Gigabit Ethernet-Passive Optical Network】:e-word 
NURO 光:so-net 

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