2013年4月24日水曜日

「不起訴不当」の不当議決


「陸山会事件の元検事に不起訴不当議決 東京第一検察審

小沢一郎・民主党元代表の元秘書・石川知裕衆院議員を取り調べた東京地検特捜部の検事が、事実と異なる捜査報告書を作成した問題で、東京第一検察審査会は22日、虚偽有印公文書作成・同行使などの容疑で刑事告発された田代政弘・元検事(46)=辞職=について、「不起訴不当」とする議決書を公表した。

議決書は「虚偽記載があったと言わざるを得ない。検察が田代元検事の弁解をうのみにしていないかとの疑念がある」と指摘した。

最高検が田代元検事を不起訴(嫌疑不十分)としたのを不服として、市民団体「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」が昨年8月に審査を申し立てていた。検察当局は再捜査するが、1度目の審査で「起訴相当」議決が出なかったため、再び不起訴とした場合は審査会による2度目の審査はなく、不起訴処分が確定する。田代元検事の強制起訴はなくなった。」朝日新聞 4月23日 

「陸山会事件 八百長捜査の不正議は「不起訴不当」で逃げ切り

陸山会事件で、インチキな捜査報告書をでっちあげて、 石川知裕衆院議員らを罪に陥れ、小沢一郎衆院議員を 強制起訴の流れを作った、田代政弘元検事に不起訴不当、 上司だった元特捜部長・佐久間達哉検事、 元特捜部主任検事・木村匡良検事には、不起訴相当という議決が下された。

「小沢氏が強制起訴となったのは、起訴相当という議決が 2度、下されたからなんや。
それが、田代元検事は「不起訴不当」の議決。 検察は、表向き、再捜査することになる。 けど、その前に、実質的に捜査はすべて終わってるがな。 何回、捜査しても、不起訴の結論は一緒や。

「不起訴不当」でも、結論はもう、決まったも同然。 田代元検事が起訴される可能性は、まずあらへんがな。

一方で、石川議員は、控訴審でも有罪判決が維持され、議員辞職もやむを得ない状況やで。むちゃむちゃな捜査で、一方が犯罪者、税金でメシ食って、 退職金までもらえる、検察は、なんらおとがめあらへん。

こうして「巨悪」は逃げ切るんや。」今西 憲之 4月23日

昨日の主要新聞各紙、陸山会事件の元検事に東京第一検察審が「不起訴不当議決」をしたことを一斉に報じていた。その代表例として朝日新聞のそれを冒頭掲げたが、これがなんと、39面のまさに三面記事扱い。この日の朝日トップニュースは「ユニクロ、世界で賃金統一」というもの。このニュースたしかにこれからの日本の企業、日本社会のあり方を示す重要ニュースであることは否定しない。

しかし、その一方で朝日が三面記事で取り上げたこの事件、日本国家権力検察の検事が、検察の都合のいいように捜査をやったという疑惑、いや、その証拠はほぼかたまったような状況の中で、検察審が「不起訴不当議決」をしたというニュースなのだ。このニュースこそ国家、社会的観点から見て、一面トップに持ってきてもおかしくない、そうあってしかるべき事件ではなかったのか。

そうした傾向は他の主要新聞各紙、マスコミの報道スタンスにもうかがいしれる。陸山会事件で小沢氏が検察審から二度にわたって「起訴相当」の議決を受けた大々的な報道ぶりとあまりにも対照的ではないか。このことについてマスコミは、「これで田代元検事が強制起訴されることはなくなった」という事実関係は報道する一方でそれが、小沢氏強制起訴の議決にまつわる経緯と較べて著しくそのバランスを欠く、その疑いが強いことについて言及することは殆どない。

それがおかしいという指摘はマスコミでなく、それとは無関係の冒頭引用した今西憲之氏や。江川紹子氏などのBLOGやツイッターでの評論をみて、その通り、やはりそうなのかと納得できるのである。そうしたものはマスコミから大きく取り上げられることなく、そのまま埋没してしまうのである。

今西氏が指摘するごとくあれは明白に検察の八百長捜査。巨悪の代表田代元検事はこれで「逃げ切り」なのだ。どうしてマスコミはそのことを「不当ではないか」と指摘しないのか。

tad

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