2013年2月11日月曜日

パソコン・ネットで老後を充実させる



ー「高齢者はIT苦手」はウソー
 
【「高齢者はIT(情報技術)が苦手」という認識は、改める必要がある。すでに60代の半数以上がインターネットを利用し、ショッピングやコミュニケーションの手段として使いこなしている。「ITを使いこなすデジタルシニアが増えてくれば、彼らの知恵を生かす新ビジネスやシニア層の在宅就労も増えてくるのではないか」と東京大学大学院情報学環教授の橋元良明氏は予測する。】東京大学大学院情報学環教授 橋元良明氏 nikkei  

この記事を読んでこの先生、まずはなにを当たり前のことをおっしゃるかと言いたい。私の身の回りにいっぱいそういう人がいる。もちろん私自身もその一人のつもりなのだが。
パソコンクラブの仲間に、これから先どうなるかまだ決まっていないし、決めてはいないが、仮にさらに時間が進んで、老人ホームなるものに入った場合でも、パソコンとネットさえやっておけば、少々体が動かなくなっても、自身退屈することはないし、ホームの入居者にもそのおもしろさを教えてあげたい、教えてあげるのだと、考えている方がいらっしゃる。実に前向きですばらしいことだ。

まあ先のことはとりあえず別にして、今朝は自分自身のパソコンライフ、ネットライフの楽しみについて書いておこう。それもこれも、この冒頭引用の日経新聞記事を読んだことがきっかけである。橋元先生その通りですよ、ということ、それについて自分の思い、体験、感想を書いておく。

私自身の毎日、パソコン、ネットがなければ何も始まらないと言っても過言ではないだろう。それを中心に毎日の生活があり、さてこれからその関連で何をやるかだ。やりたいことが山ほどあってそれを一つづつやることが楽しみで楽しみでしかたがないのだ。

もちろんパソコン以外にも音楽の趣味、健康維持のためのスポーツ、ボランティア活動などがある。そのスケジュールを一つづつこなしていくこと、たしかにそれはある意味ストレスではあるが、それぞれの達成度に満足したり、不満をもったりすることがいいのである。よくなんのストレスもなくのんびり過ごしたいなどと言うが、毎日生きていく上でそうしたストレスなるものがなくなったら、人生もう終わりではないのか。

音楽の趣味、健康維持のためのスポーツのことなどはとりあえず横においておく。今朝テーマのパソコン・ネットのこと、パソコンライフについて話を進める。

私のパソコンライフ:

・パソコンなるものに出会って以来ほぼ30年、私にとってもはやパソコンなしの生活な ど考えられない。
・少々きざな言い方だが、パソコンは最高の「知的生産の道具」なのである。
・毎日最低2時間はパソコンの前に座っているが、それでやることがなくなったり、飽き ることは全くない。
・毎日ろくでもないBLOGを延々と書いている。それは日記の代わりであり、人生の記 録のつもりである。
・そのテーマは無限にある。パソコンのこと、趣味のこと、世の政治・経済・文化のこと、人のことのことなどなど話題はつきない。
・そうした話題のヒントは、TV・新聞・雑誌、人々との雑談、旅行ほかあらゆる場が、 テーマ発見の場であり、問題意識をかきたててくれる場でもある。
・どんなテーマでBLOGを書くにせよ、書き初め、その内容は漠然として定まらないの が普通だ。ところが一旦それについて書き始めると、もう次から次へと書いておきたい ことが山ほど浮かんでくる。
・毎回、今日こそはツイッター程度とは言わないが、せいぜい30行50行程度の文章に しておこうと始めるが、一旦書きだすと、あれもこれもとついついどんどん長くなっ  てしまう。きちんと要旨をまとめる能力に欠けているのだ。
・読んでいただく方には迷惑だろう。勿論いいたいことをもっと簡潔にまとめる訓練が必 要であることは分かっている。それが難しいのである。
・思いついたことは出来る限り記録として残しておきたいのである。もとまりのないこと この上ないが、読んでいただく方にはお許しいただくしかない。
・毎回BLOGはFacebookやTwitterに転載するがそれが本来のSNSや Twitterの正しい使い方、参加のしかたがどうか分からない。他の方のそれと違 うスタイルであることは承知の上でやっていることである。
・ただ情報発信ということについては、自分の言いたいことをまとめて発表するという意 味では、やはりBLOGに勝るものはないと信じてそれを続けている。

パソコン・ネットは道具であり、目的ではない:

・パソコンなるものををやってみたいので、パソコンクラブに入会したいという方が数多 くいらっしゃる。最近はタブレットなるものが出てきて、それはさらに加速するかもし れない。ただこれについては大きな誤解がある。パソコンといいタブレットといいそれ 自体は目的ではなく、それは単なる手段、道具である。
・問題はパソコン・ネットで何をやるか。それがBLOGであり、SNSであり、お絵描 きであり、動画鑑賞・音楽鑑賞なのだ。それを楽しむためにパソコン・ネットをいかに うまく使うか、使いこなすか、なのだ。
・ただ何をやりたいのか、その目的意識のない人は、パソコンなどやっても長続きしない ものだ。
・目的意識が希薄でパソコンの使い方ばかり気にする人がいる。そんな人はパソコンを使 う事自体なかなか上達しない。なにをやりたいか、目的をきちんと持っている人は上達 が早い。 

単なる道具ではあるが、第二の頭でもある:

・パソコンをうまく使いこなせるかどうかは、それぞれ人次第だが、ただそれを使う限り、使いやすく、性能の高いものを選んだ方がいいことも当然のことだ。
・パソコンハード・ソフトを購入すること、高速のネットを使うには結構大きな費用が掛 かるが、それが割りに合わないとか、そこまでしなくてもなどと投資を惜しまないこと だ。
・それはまさに、知的作業、知的生産物を生むための道具、云わば自分の頭脳の代わりを 務めてくれるものである。

昨日昼過ぎパソコンの前に座って、ある作業をしていたら、NTTのフレッツ光の担当者から電話がかかってきた。最近光TVなるものが出たのだが、2か月無料で試してみないかという誘いがあった。我が家の場合今光回線でパソコン・ネット、地デジ、BSなどTV、IP電話などもやっているのだが、それに加えて50チャンネル近いチャンネルが見れる光TVチャンネル導入の誘いであったわけ。

とにかく2か月無料で使えるということだったが、私は、TVに関しては今の地デジ、BSチャンネルで十分、それだって一日平均2時間見るかどうか、そんな沢山のチャネルなど月4000円も払って見ることはない、その時間もないとお断りした。

実際、TVなど見ている時間は一日平均せいぜい2時間あるかどうか。第一TVを見ているのと、パソコン・ネットで何かやっているのではその内容は抜群の違いがある。TVなどどこまで行ってもただ受身である。このドラマ、映画、おもしろかった、楽しかった、つまらなかったそれだけだ。それはただ座って見ていればいい。それで終わりである。

パソコンでの作業の中身は違う、電源を入れて立ち上げてもそれだけでは何も始まらない。インターネットにつないでニュースをみたり、動画を見たりしてもただそれだけのこと。そんなに頭を使うこともない。

ところがそこで見たこと、発見したことについてBLOG記事を書いたり、Facebook投稿記事を書いたりし始めたら、それに関して頭を使う度合いは、ただ見ているのと天と地ほどの違いがある。単なる情報受信でなく、情報発信となるとその頭の使い方の違いは、質量とも違うのである。

パソコンで文章を書いていると指先は使うは、頭は使うは、ただTVをみているだけとは全然頭の使い方が違うのだ。実はそのことの違いの大きさ、その意味の違いに気づいていない人が案外多いのではないだろうか。

それがまさに今朝のテーマ、パソコン、ネットで老後を充実させるの意味なのだ。パソコンを始めると、なぜこんな面倒なものと格闘しなければならないのかと言う人がいる。いやその格闘こそが、最高の頭の体操になのである。

tad

関連記事:

高齢者にとってITとは:nikkei 

0 件のコメント: