2013年2月14日木曜日

パソコンのファイル・データはすべてクラウドに保存:PC407


日経PCビギナーズという雑誌がある。昨年の4月号特集14、「パソコン安全対策」の表紙画面がPDFで紹介されていた。その内容なかなかわかりやすくていい。

パソコンはいつ故障したり、操作ミスでせっかく保存していた貴重な文書、写真、動画、メールなどのファイル・データを失ってしまうかわからない。だから、パソコンでさまざまな仕事、作業をやった時に保存するハードデイスク・ドライブフォルダーとは別に外付けのハードデイスクなどにバックアップしておこうという趣旨だ。

もちろんそれはパソコンをやるものにとっては常識中の常識だ。ただこの日経PCビギナーズの記事では、昨年初め頃から話題になりだした、クラウド保存、リモートストレージを使って、手元のパソコン周辺機器にバックアップ保存しておくだけでなく、ローカルのパソコンだけでなく、クラウド保存(リモートストレージ)しておくことを勧めているわけだ。もちろんこれもその通りである。

もっとも、まだ昨年4月頃は、DropBox、Googleドキュメント、MSSkyDriveほか先進的なクラウドサービスはあったものの、その保存容量は極めて限られていたし、まだまだその意味内容、仕組みの内容が一般ユーザーによく理解されていなかった面がある。だからその日経記事も、ファイルバックアップは、外付けのハードデイスクなどにして、その補助的な意味でそうしたクラウドサービスも使ってみようという位のニューアンスだったと思う。

私もその頃はそうだと思っていた。ところがその4月以降、GoogleDrive、MS・SkyDrive、YahooBox、Kdriveなど本格的なクラウドサービスが登場してきたのだった。その中でもYahooBox、Kdriveの二つは無料で使える保存容量が抜群に大きく、私自身はその二つを使って、もはやパソコン外付けハードデイスクにバックアップすることなど一切やめ、すべてのバックアップフアイルはYahooBoxとKdriveの二つのクラウドサービスに保存することにしたわけだ。

YahooBoxは実は一作年末頃からすでにリモートストレージサービスを発表していたのだが、どうも「同期」がうまくいかないところがあった。それで使用登録していたものの、しばらくその使用を見送っていたのだった。が、現在ではその不満も解消、非常に使いやすくなった。Kdriveもその使い勝手非常にいい。今はYahooBoxとKdirveの二つをラウド保存のの中核としているわけだ。そうなった経緯については昨年10月2日ののBLOGに詳しく書いているので参考にされたい。

私の場合Kdriveの方は30G、Yahooは50G(プレミアム会員)が無料で使えるから、当面一般文書の保存には十分である。その文書記事(BLOGなど投稿のもの)に関わる写真、イラスト位は文書と共に保存してもさして容量を喰うことはない。

写真など保存容量の多いものは、パソコンにも入れるが、バックアップの意味ではPicasaとか、GoogleのSNS、Google+に無料保存できる。さらに保存容量が特に大きい動画もパソコンにも保存するがバックアップの意味ではYouTubeに入れればいいのだ。

最近のパソコンハードデイスクはなにしろ最低500Gとか1T保存できる時代。問題はそのバックアップで、それは従来は、外付けハードデイスクに保存していたが、今はもうそれもすべてクラウドサービス、YahooBox、Kdrive、そして写真はGoogle+、動画はYouTubeにバックアップの意味で入れることにしている。しかもクラウドに入れたものは、共有とと私有を上手く使い分ければいいのである。

中心となる文書フアイルはYahooBoxだけで十分なのだが、念のためいまはKdriveも併用している。あくまで念のためである。

YahooBoxはいまのところ50G無料だが、当面は十分その範囲で収まりそうだが、すでに近い将来なんと1000G、プラス300円で使えるようになることは発表済である。そうなったらもうもう安心だ。

クラウドサービスとなるとただフアイルを保存するというだけではない。その内容の共有、公開、スライドショー、共同編集などいろいろ目的があって、その目的に応じてGoogleDriveやSkyDriveなども無料の範囲で適宜使い分けていけばいい。さらにそのために有料の容量を増やしても、その費用などせいぜい月300円とか、実際しれたものだ。

まとめ:

・パソコンで扱うフアイル、データを外付けのハードデイスク、USBメモリーなどに  バックすることなど今や全くその意味も必要もなくなった。全て現存のクラウド保存、 リモートストレージのサービス、仕組みを使ってそれができる。パソコン作業の中、目 的のドライブフォルダーへの保存作業は、全て自動的にクラウド上に保存されてしま  う。そこに保存されたものの安全性は絶対なのだ。ただ自分の操作ミスのことなども
 なども考え、一つではなく二つ以上のクラウドサービスを併用しておけばより安全なの だ。

・パソコン作業の中でクラウドへの保存が自動でなされるという意味はお分かりであろう 以前はネット上のサイトにフアイルを送りだすこと自体結構面倒な作業であった。いま は上記のようなクラウドサービス、仕組みがあれば、自分のパソコンへのドライブへの 保存操作だけで、パソコンと全く同じドライブ、フォルダーの内容、あらゆるフアイル が自動的にクラウド上に保存されてしまうのである。まさに完全自動バックアップであ る。

・写真とか動画はその保存容量が大きいが、最近の大容量のクラウドサービスを利用すれ ばその保存も十分可能である。ただしそうしたものは適宜その専門のクラウドサービス 写真に関してはFacebook、Google+、Picasaなどのそれ、動画に 関してはニコニコ、YouTubeなどを利用すればいい。

・日本の場合音楽関係のクラウドサービスは海外諸国に比べて非常に遅れているようだ。 iTune、Googleなどのサービスがすでに始まっているが、私の場合それはま だ少々お試しという段階である。

・もう一つの問題はメールのバックアップである。これについてはGmailの利用がお 勧めである。もちろんGmailをメインメールとして使っていいが、むしろ通常使っ ているWindowsLiveメー ル、プロバイダーメールを使いながら、Gmai lはバックアップ的に使うのがいいのではないか。メインに使っているメールすべてを Gmailに転送しておくことで全メールのバックアップが簡単にできる。大容量保存 のGmailはそれに最適である。

・クラウドサービスとかバックアップと言えば、便利なのはEvernoteだ。こちら はなにかにつけて記録メモ・ノートとして使える。ネット記事、自分作成の記事なんで もEvernoteに保存しておけばいいのだ。これまさに永遠のノートその過去デー タの検索も実に簡単である。これぞまさしく超簡単クラウド保存サービスではないか.

tad

関係記事:

パソコン安全対策:nikkei
YahooBoxとKdrive:blog 
 
 


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