2013年1月9日水曜日

ユニバーサル・シリアル・バス2.0と3.0:PC387


「USB3.0とは、現在幅広く普及しているUSB2.0の後継として策定されたUSBインターフェース規格のこと。データ転送速度はUSB2.0より約10倍速く、給電能力もパワーアップしている。USB3.0のデータ転送速度は最大5.0Gbps。USB2.0の最大データ転送速度は480Mbpsなので、約10倍速い。ただし、これは理論上の最大速度で、実際の速度は接続機器(外付けハードディスクなど)の能力により決まってくる。

USB3.0の給電能力は900mA。USB2.0は500mAだったので約1.8倍上がっている。USB2.0では動作しない、あるいは安定して動作させるのが難しかった大きな電力が必要な周辺機器でも、USBバスパワーだけで駆動できるようになる。」nikkeibp 2011年3月30日

去年の春夏モデルのパソコンを買ったパソコンクラブの会員の方から、こんな質問を受けたことがある。ノートパソコンの左右両サイド、場合によっては背面にUSBインターフェースが三つ四つついているのだが、よく見ると従来のものとちがって、なにか青い色の接点が見えるUSBポートがある。これは一体なんだということだった。(図1)私自身クラブの時持参して行くXpのノートパソコンはもちろん、他のクラブ員の殆どの方のパソコンにはそんなものはついていない。

そこでそれが、上記日経トレンド誌が解説している新しい高速化したUSBの規格3.0のそれであることは説明したのだ。しかし、当のご本人はいまいち釈然とされていなかったようだ。それは無理もない、高速化のためだ、と言われても、例えば従来タイプの外付けのハードデイスクを従来の2.0のポート、そしてこの3.0のポートからパソコンにつないでもさして大きな違いを感じなかっただろうと思われるからだ。

これについてはハードデスクに限らず、他の周辺機器も同じことだろう。それがハードデイスクでなく、SSDのような記憶媒体でしかも、作業内容が、大容量大量の写真移送であったり、長編の動画の移送ということになると話は別だ。その移送作業に関して、USB2.0のポートを使うのと、USB3.0のポートを使うのではそこには雲泥の差があるに違いない。私自身その経験がない。自分が今使っているパソコン、周辺機器自体そうした高速化機能が未だ備わっていないからである。

これから購入予定のパソコンは基本的にはWindows8になるだろうが、それは昨年春夏タイプの例えばウルトラブックものであり、Windows8の各種高速機能版が欲しいのは当然のことだ。

それはCPUの性能、大メモリー容量、ハードデイスクに代わるSSDなどがその検討の中心になろうが、も一つ、USBに関してはこの新規格のUSB3.0になっているかどいうかが一つ大きなチェックポイントになることは間違いのない。

Windows8の登場でWindowsパソコンも一層より大きな変貌を遂げつつあるが、このUSB3.0の登場が一つパソコン高速化のために一つ大きな役割を果たしているということだ。このUSB3.0、高速化とともに供電という機能も大幅に改善していることがある。そのお陰で、パソコン・周辺機器への電気の供給がパソコンハード環境に大きな変化をもたらすであろうことも合わせて、説明を加えておきたい。

tad





0 件のコメント: