2013年1月24日木曜日

バイリンガルとは単に2つの言語を操るということではない

将来をめざす若者が英語、英会話を学ぶのに熱心なのは、それがよりよい仕事を得るための一つ必要条件だからだ。ところがその一方でビジネスの前線から退いた人、熟年層の人たちが、自己啓発の対象としてあげる一番人気なのが、英語、英会話というのには一体どんな理由があるからだろうか。

その自己啓発のため高額の授業料を払って英会話教室に通ったり、今評判のこれまた高額のリスニング教材を買い、熱心に聞いてみたりするのである。確かに英語を学ぶことになんらかの明確な目標がある、その目的がより具体的であれば、あるほど学習効果は高いというのが一般的な見方である。しかし、そんなことでなくただそれを学ぶことが楽しいとか、それで日々の生活に充実感を覚える、満足するということでいいのではないか。

その一方で英語というと、それを見ただけ、聞いただけで嫌悪感を示す人が多い。パソコンクラブでパソコンをやっている場合もそうだ。インターネットを使う上で代表的なポータルサイトとしてYahooとGoogleがある。、YahooJapan!の場合は日本のソフトバンクが経営していて、その中身は完全に日本語化している。一方Googleの場合、そうではない。もちろん日本語を選択することで、殆どのページは日本語で出てくるのだが、少し操作を間違うと、突然関連ページが英語で出てくることが多い。

それを見たとたん、わあ、いやだとなる人が多い。翻訳機能がついているから、とりあえず日本語に自動的に切り替わったりするが、その翻訳たるやまだまだ話にならぬお粗末なものであることが多い。

それについては、そんな翻訳は頼りにしないようにしようと言うのだ。しようにもしようがないレベルであるのは明らかなのだ。長い説明文まで全部英語で読みましょうとは言わぬが、ページトップのメニューの英語位わかるはずだし、分かるようになってくださいとアドバイスするのだが、そうもそれもなかなか受け入れてもらえないのである。

ことパソコンを習うとなると、やはりそれにまつわる用語の理解が必要で、実はその用語のおそらく95%はやはり元々英語なのだ。パソコンとはPersonalComputer、ワープロとはWord Processor、USBとはUniversal Serial Bus、CPUとはCentral Processing Unitと言った調子である。

その英語の言葉の本来の意味を知っている、いないかが、パソコン用語としての意味の理解と深い関係があるのだ。それを日本語にしてと言ったところで、本来の英語の意味を知っている、理解しているのといないのでは大きさ差になってっくることはお分かりだろう。

私は毎朝その日のニュースをチェックするが、日本のマスコミのそれと共に心がけて米国のマスコミ、TVではABCや、CNNのニュースを英語で聞くことを心がけている。それにはさまざまな利点がある。英語の勉強ということより、思いがけないニュース、外国、アメリカの文化、日本とはちがう人々のライフスタイル、ものの考え方の違いに接することができるからだ。その場合もちろん仮にその内容10%、20%しか分からなくてもいい。やはり妙な翻訳でなく英語で聞くことがいいのである。

今朝視聴した二つの英語ビデオニュースを紹介しておこう。一つは21日のオバマ大統領の大統領就任演説だ。もう一つは、異種動物の「友情」lである。オバマ大統領の演説格調の高さと言ったらない。あの有名なリンカーンの演説、そしてケネディ大統領のそれを思い出しながらいや聞いた。

もう一つの異種動物の「友情」、これはすでにおそらくどこかの日本のTV局が絶好のおもしろ話題、として取り上げたことだろう。すごい話題だ。ただ問題はただすごい、面白いだけのトピックスかということだ。この本を書いた本人がTVニュースショーに出ていたが、一体その何を語ったかである。ポイントはこの二つのビデオを見て自分は一体なにを感じ、考えたかである。

偶然だが、この「友情」のビデオと同じページに「バイリンガルの脳は高齢になっても効率的? 神経学者らが研究」という記事が掲載されていた。同じ内容だが、「バイリンガルとは単に2つの言語を操るという意味でない」という記事があったので合わせて紹介しておこう。

私は脳神経学者でないから、バイリンガルであることがなぜ、脳活、脳トレ、脳筋トレにつながるのか、その説明など出来ない。ただ一言言いたいのは、どうして次から次へと、すばらしいパソコン、ネットの仕組みを提供するGoogleが、あんな幼稚な翻訳を提供するようなことをやるかということである。

その翻訳、コンピュータの技術が進めば進むほど段々よくなっていくことは間違いないが、要するにその翻訳をコンピュータでなく人間の頭でやることことが、脳の筋トレ、脳活性化につながるということでないのか。あんな翻訳など百害あって一利なしだ。

オバマの演説仮に20%しかわらなくてもいい。英語で聞いてみよう。「友情」の方は、英語など5%しか分からなくてもその中身90%分かるはずだ。そして著者がそれで一体何を言いたいのかである。

日本語と英語、その二つは一体どこが共通し、どこが違うのか。そんな意識がなくてもいいと思っている。無意識でいい、日本語、英語、さまざまなニュースその二つで聞いてみるといい。それ自体が脳活性化につながるのだろう。

tad

関係記事:

脳内は常に“筋トレ”状態!?バイリンガルが賢い理由
バイリンガルの脳は高齢になっても効率的? 神経学者らがが研究:cnnl
英語を勉強する理由(目的以前)geocities
オバマ大統領就任演説:cnn 
異種動物の「友情」、犬が子ブタをかわいがる姿も:cnn 

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