2013年1月25日金曜日

これからのパソコンライフ:PC397


「Windows、長年使い慣れてきたOSではあるが、そろそろさまざま競争が激化の様相だ。もしMSがその独占的立場を守りたいのであれば、製品の性能、価格面、サービス面での戦略も、Googleのアンドロイド、、アップルのiOSなどとの競争を意識すべきではないのか。Googleなどハードの性能が極めて高い7インチタブレットが2万円を切る時代なのだ。そんな中、Windows8、OS単体で10,300円もするのである。パソコンはパソコンタブレットはタブレットと言うかもしれないが。」1月23日BLOG

1月23日の私のBLOG記事の最後の部分を引用した。これだけでは一体何を言いたいのか必ずしも明確でない。なんらかの補足記事を書かなければならないと思っていた。Windows8は確かに、長年Windowsを使ってきた、使い慣れてきたパソコンユーザーにとっては画期的とも言える使い勝手の良さ、馴染みの良さ、その他メリットがあり、私自身もいち早く、7から8にバージョンアップして、満足して使っているところだ。そのバージョンアップの是非について、パソコンクラブの仲間から聞かれたら、その要件さえ満たせば、3.300円払ってやるだけの価値はあるのではないか、と答えるのが一般的だ。たしかにそれくらいの価値は十分にある。

ただ、その優待価格は1月31日までで、その後、一般個人ユーザー向けWindows8が13、800円もするのである。たしかにそれは従来のWindowsの価格並で特に高いとか、高すぎると言えないかもしれない。でもそれはMSが1995年のWindows95を発売以来、そのOSで、パソコン市場を独占してきた時代の話。

今は違う。スマホやタブレットが登場し、しかもそのOSが、アップルのiOSと、グーグルのアンロイドが激しい価格競争を展開し、グーグルがついに本家のアップルを抜いたところだ。それはすごいと思っていたら、昨日はドコモが、ついに1万円を切るタブレット発売を発表した。それもそのハード性能、そのCPUはかなり高級のパソコンと比較しても遜色のないクワッドタイプ採用ときている。

いや少々乱暴かもしれないが、わかりやすくいうならこういうことだ。旧タイプOSのWidowsをこの1月31日までに3、300円払って8にバージョンアップするか、それとも、それでも最低10万円前後するWindows8搭載の新しいパソコンを購入するか、悩むところなのだが、それよりももっと大きな選択肢があるということだ。こうしたWindowsの機器にはもはや見切りをつけ、アンドロイド系の格安のタブレット端末を買う方が正解かもしれないということだ。

要するにこの際Windowsの世界を離れて、思い切ってアンドロイドの格安タブレットに乗り換えるという決断をしてみたらどうかということなのだ。

いや、それではこれまでWindowsパソコンでやってきたができなくなるではないかと心配されるだろうが、それは全くない。いや、全くないというのは語弊があるが、要するにタブレットにせよ、スマホにせよ、その使い方さえ慣れれば、今までパソコンでやってきたことはなんでも何の問題なくできることは間違いない。アップル系のスマホ、タブレットはもちろんのことだが、アンドロイド系のそうした機器のアプリケーションソフトはさらに豊富に存在していて、しかも、そもそもその多くのものは、パソコンで使っていたものとその中身は同じというものが多いのである。

中には、Windowsの世界にないすばらしいソフトも数多く存在する。いわゆるMSソフトのオフィスソフトに近いものもいくつか存在する。いや、アンドロイドの世界ではこれからもそうしたアプリケーションソフトがより豊富に、その選択の幅が増えることがあっても制限されることはない。もちろん有料のものもある、殆どのものが無料で存在するのはWindowsの世界と同じなのだ。

タブレットかパソコンかということでいつかBLOGでも話題にしたことがある。今パソコンの世界では、これから従来型パソコンからタブレット中心になっていくということが盛んに言われている。そのことについては私自身は少々疑問に思っていた。ずっと慣れ親しんできたWindowsのパソコンをそう簡単に捨てるつもりはない。パソコンクラブの方々は殆ど同じお考えのようであることもある。

しかし、しかしである。既に書いたように私はMSのWindows8に関する今回の価格決定、優遇措置戦略はどうも気にいらない。パソコン市場の現状、ユーザの要望、希望を正しく捉えていないのではないか。独占状況に慣れきった時代の発想から一歩も出ていないようなところがある。

日経の一連の記事にもあるが。今アメリカではパソコン関連のユーザー、その時間に費やしている時間の三分の一のアプリはすでにGoogleのものであり、Facebookのものであるという統計がある。MSのアプリの一体いくつがそのベスト10入っているかである。殆どないというむしろ実情なのだ。つまりアメリカなどではすでにMSというか、Windows離れが起こっているのである。日本ではそういいう統計データは発表されていないがも同じことが起こりつつあり、起こるだろうということだ。

目的はパソコンを使うことではないのだ。ましてや、そのOSではない。それはあくまで手段の一つ。目的はパソコンであれ、タブレットであれ、スマホであれなんであれ、それを使って、BLOGを書いたり、SNSでネット交流を楽しんだり、Twitterでつぶやいたりすることなのだ。もちろんメール、チャット、さまざまな資料作り、お絵かき、音楽制作、またその発表などということがあろう。それは別にパソコンでなくても、タブレット、スマホでも十分できることなのである。これまでのパソコンに代わって、タブレットを使う、しかもそれがWindowsでなくアンドロイド、iOSであってなんらおかしくない。問題はそうした環境、機器にどれだけ慣れるかだけの問題なのだ。

その意味でも今回のドコモの格安タブレットの発売開始は、大歓迎である。それは一見パソコン、ましてや、Windows8のことと全く無関係のようだが、そうではない。

実はあれはモーバイルの機器として出されたものでなく、むしろ家で使う機器としての位置づけなのである。とりあえず現状の通信関係をそのまま用い、スマホ、TVなどと連携して、いまパソコンでやっているようなことがそれでできる。またできるようにしていくという狙いなのだ。スマホを軸にして、タブレット、TV、その他エンターティンメント機器と連携を取りながら、従来パソコンがやってきたような仕事をやらせようということなのである。

私はドコモスマホのユーザだから、このタブレットを買う意味は十分あるが、そうでない方は、別のメーカーのタブレットを検討されてみてもいい。2、3万円で済む話だ。Windows8の新機種を買うと最低10万円もすることを考えるとこの際思い切ってそうした方向に転換することも考えてみられることだ。

私の場合諸般の事情があってなかなかそうは行かないし、そうするつもりもない。しかしこれからは従来路線に加えて、できるだけ機会を捉えて、Andoroidのタブレット端末の使い方にも慣れていきたい、慣れて行こうと思っているところなのである。

tad

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