2013年1月28日月曜日

店頭購入かネット通販か:PC399


「スマートフォン(スマホ)の普及で進んだのが、家電量販店の「ショールーム化」だ。商品バーコードをスマホのカメラ機能を使ってスキャンし、その商品を扱う店の実勢価格を表示する「価格比較アプリ」が増加。量販店の店舗で物を触った後に、より安いネット通販サイトから商品を購入する人が後を絶たない。こうした店舗のショールーム化の動きに対し、家電量販店も対抗策に乗り出している。」nikkei 1月26日 (店公認で価格比較 「ヨドバシ」アプリのお得度)

FAXについてはその全盛期の頃もあまり使わなかったし、使いたくなかった。もちろん今もそうだ。ただ好むと好まざるに関わらず、電話機に内蔵されていることが多いから、今でもそれが使えることは使える。あればたまに役立つこともある。

こちらはともかく相手の方がパソコンだ、スマホだなど全く使われていない場合、緊急の連絡、作成した文書の確認などの場合役立つ。その必要性があり、2、3日前自宅のFAXのリボンが切れた。その補充品を近くのジャスコ(イオン)の文房具コーナーに買いに出かけたわけだ。シャープ製だったが機種が古く、リボンは何種類かおいてあったがどれが適応するのか、しないのかよくわからない。それで近くにいた店員に聞くと、ポケットからスマホを取り出し、「ああこれですね」と簡単に探しだしてくれた。店のことだから当然のことだろうが、これは今やあらゆる商品について、その商品情報、価格を含めて、店員にはもちろんユーザー消費者にも、スマホ、PCなどでわかるようになっているのだ。まずそのことを書いておきたかったわけだ。

これは同じ家電製品でも消耗品の話、価格的にはかなり差があるとしても、その絶対額が大きく変わるわけでない。その同じ消耗品、同じイオン店舗の中にある家電店で買っても高くても安くてもせいぜい50円違うか違わないかなのでである。

ところがそれが5万円以上する家電製品や、パソコン、その周辺機器となると話が違ってくる。買い方によっては、大きな価格差となってしまう。特にパソコンなどはそうだ。仲間の人が、新しいパソコンを買われたので、その価格を聞いて、ええっ、どうしてそんなに高いかと驚くことがある。それはご本人には言うことはない。いや、そのスペックなら、もっと別なものならその半値くらいで買えるものはあるし、仮に同じものでも店によって相当な価格差が存在する。とりわけ、最近ではネット通販なら最低20%いやそれ以上の場合もあるようだ。まあスペックについては同じでも、メーカが違うのだから価格が違って当然と考えるのなら何もいうことはないのだが、全く同じ製品にどうしてそんな差がでてしまうのか、である。

最近のスマホやパソコンを駆使する若者はそのことはよく知っている。仮にパソコンを買うとすると家電店に行く前にまずはネットでいろいろ調べるのである。価格、スペック、ブランドなど比較した上で、近くの家電店にでかける。そこに狙いの商品があれば、価格交渉が始まる。近隣他店やネット価格が違えば、そのことを店員に指摘し、その線まで価格を下げろと交渉する。当然のことだ。

かっては多くの家電店、近隣の店がその価格なら、そこまで下げましょうというのは一般的だった。ところがネット通販の場合、「ネットは特別の世界で、私どもとやり方が違います。そこまでは下げられません」と断るのが一般的だった。

ところが最近はネット通販がどんどん利用されるようになって、そうもいかなくなったというのが今朝の引用トップ記事なのである。ネットでもそのスペックの内容はほぼ調べられるし、その上での価格提示なのだ。最低価格がなにかもすぐに分かる。

その上で若者は近隣の店に出かけるのだ。そして実際にそうした商品を実際に店頭で目で確かめる。その上で「ネットの価格まで下げられませんと言われたら、「はいそうですか、ではネットで買います」となるのは必然なのでだる。それはそうだろう、送料が特別に高いならともかく、それを含めてネット価格の方が安ければ、ネット買わない理由は何もない。そうなってしまう。かくしてて、家電製品店はいわば、「ショールーム化」してしまうのである。

冒頭日経の記事は、パソコン販売の大手の一つヨドバシカメラがその対抗策として、ネット価格をあらかじめ調べ、客がそのことに言及すればそこまでか価格を下げるし、店頭ではそれに近い価格を最初から提示しているようだ。同時にそれは店頭だけでなくネットでも販売する形を取ったということなのだ。

いや、実は同じことをすでに、コジマ、ビッグカメラなどすでにやっているのである。(図1)でないと価格コム、Amazon、楽天などのネット通販と対抗できなくなるからだ。

ネット通販の知識があり、経験があり、スマホやパソコンをを駆使できる若者はいい。が、スマホもパソコンも得意でない、高年齢者はこの際どうしたらいいかである。残念ながら、価格が高い、低いはある程度仕方がないとしても、全然本来の目的でないものを高く買わされることは許し難いことである。その場合、まさに騙しのセールストークもあるだろうが、ことパソコンとなると悪意はないが商品知識が乏しい、店員のセールトークに結果的に引っかかってしまうことが多々あるようだ。

パソコン購入については、やはり事前にその購入の目的、適切な対象のものを選ぶために事前の調査や先輩のアドバイスを求めておくことが肝要であろう。さらに対象のものが決まればそれがネットではどれくらいのものか調べておくも必要である。

その上で近隣の店に出かけて現物を確認、他店、ネット価格などに大きな差があれ価格交渉をすればいいのだ。もし近隣の他店はともかく、「ネット価格など比較になりません」などと答えるようなら、そんな店はさっさと去ることだ。上記で述べたごとく殆どの家電店は実はネット販売そのものを始めているのである。

その場合なにもわざわざこちらがネット価格を調べて交渉に当たる必要もない。ずばり
ネット価格はもっと安いようですよ」とやればいいのだ。店員は即スマホなり、店のカウンターにある、パソコンに行ってそれを調べてくるはずである。たしかにネットの方が安いことになれば、後はではそこまで価格を下がるか、どうぞネットで買ってくださいとなるはずなのである。

パソコンであれなんであれその購入に当っては、ただ価格が高いか安いかだけが決め手でないことはその通りである。そして大切なのは、その製品、販売店に真摯なビフォーそしてアフターサービスが存在しているかどうかである。特にパソコンに関しては、購入後さまざまなハード、ソフト面でのトラブルはつきものだから、そのことも十分しらべておく必要がある。そのためには、そのメーカのフリダイヤルメーカのサポートセンターをフルに利用することである。今やかってのパソコンメーカの悪い対応でなく、各社ともその充実には力を入れているというのが一般的だが、まだまだ対応が悪いところが多いのも事実である。

ネット通販についてはだ商品とスペックが展示されていたり、購入者の評価が出ていたりするが、それについては、あまり信用しないほうがいい。メーカの場合は事前に電話で相談に応じてくれる体制が整っているところが多い。そこで、その商品についてどのように答えてくれるかが大きな決め手になる。実はそのことは店頭での購入も、ネットでの購入も基本的には同じなのである。

ただ価格が高い安いでなく、そうした店頭での店員、そしてネット通販ではサポートコールセンターの応対の良し悪しが大きな決め手になっているはずである。それを一言でいうなら、やはり一番大きな要素は今も昔もやはり、「顧客満足度」なのである。

tad

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