2013年3月23日土曜日

懐かしの音楽「田園」:(その20)


この映画・音楽シリーズ始めてから今回で20番目になるが、その記録がちょっと飛んでいて、ひょっとすると、かってすでに取り上げたものを再掲載する場合があるかもしれない。その場合はお許し願いたい。

これまでは映画音楽を中心に思い出の曲を取り上げてきたが、これからは少し交響曲も取り上げていこうと思う。交響曲と言えば、いつかドボルザークの「新世界」を取り上げたが交響曲と言うとなんと言ってもベートベンだろう。

私たち年代が本格的な交響曲に触れ出すのは1960年代大学生の頃だ。LPレコードが出始めていたが、レコードもオーデイオステレオ装置も高額で、学生の身分の私など機器もレコードも買えるわけがなかった。大学に入った時、友人になった人が、そのオーディオ装置を自分で組み立てるマニアで、その友人の部屋でよく聴かせてもらったのが、ベートベンの交響曲、第三番「英雄」、第五番「運命」などであった。レコードとなるとその友人もせいぜい10枚持っていたかどうか。それを繰り返し、繰り返し、聴いたものだ。

LPレコ-ドを本格的に聴くもう一つの方法が当時流行っていた音楽喫茶である。コーヒ一杯で2、3時間滞在し、好きな音楽をリクエストして聴くことができた。私が音楽喫茶でもっぱらリクエストしたのが、ベートベンの第六交響曲「田園」であった。第一楽章から第六まで、何度聴いても飽きることはなかった。

それがどこの交響楽団で、指揮者が誰かなど全く覚えてもいないし、知りようもなかった。そんな選択など思いもしなかった。同じ「田園」でも、指揮者によってその演奏がかなり違うことなど知るのはずっと後になってからのことだ。いや、そんな違いのことなど今でも特にそのことに関心があるわけではない。

ただ今の時代、手持ちのCDに加えて、YouTubeなどでさまざまな交響楽団、指揮者のそれが聴けるようになったのは実に楽しくすばらしいことだと思う。最近眠りにつく時、この「田園」を聴いたりすると、もう10分も経たないうちに眠りに陥ってしまう。田舎に着いたとたん、眠ってしまうのだから平和なものだ。

YouTubeのものでも極めて音質のいいものもあるが、最近話題のハイレゾ音源のものが数多く出回っていることは知っている。手持ちのオーディオ装置は旧式でまだそうした機能をもち合わせていない。本格的なものはともかく、その一端を味わってみようといろいろ研究を始めようとしているが、時間がなくてなかなか踏み出せない状況なのだ。

ただそれがまたこれからの楽しみなのだ。それをやりだすとBLOGの話題もつきることがないだろう。なにしろ好きな音楽曲は五万とある。

tad

関係資料:

「田園」第一楽章:youtube
第二楽章 youtube
第三第四楽章:youtube 
第五楽章:youtube 
ハイレゾ音源配信サイト:e-onkyou 
iTunesでハイレゾ音源を楽しんでみよう!:nikkeibp 
PCオーディオの世界って実はすごいかも! CDよりはるかに良い音が聞ける?:nikkeibp


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