2013年5月11日土曜日

オンライン文書作成ソフトの利用法(Googleドライブの場合):PC459


昨日のBLOGではGoogleドライブのオンラインスプレッドシートの使い方について述べた。それをオフラインのLibreスプレッドシートと連携して使う方法が中心テーマであった。まずはLibreオフィス、スプレッドシートで作ったものを、Googleドライブにインポート(アップロード)して使う。逆にGoogleドライブ・スプレッドシートで作成したものをLibreオフィススプレッドシートにエキスポート(ダウンロード)して使う。これが相互にできればいいわけだ。

そうした使い方はフアイルの共有、編集という観点から非常に有用、有効な使い方ができる。例えば、クラブや同窓会会員の住所録を共有・編集で作成するという例を挙げて説明したわけだ。個人で作るあらゆるスプレッドシートもこうしたオンライン、オフラインのソフトを上手く使い分けできるシーンが多いはずである。

オフィスソフトについて、まずスプレッドシートは終わった。今朝は次はMS・WordやLibreオフィスのWriterの相当する「文書」ソフトの使い方について書いておく。今回はGoogleドライブの「文書」ソフトの使い方が中心テーマである。

スプレッドシートでも文書ソフトでも、今はあえてMSのオンライン、SkyDriveのサービスについて触れないことことにしている。

SkyDriveももちろんGoogleドライブと同じように、MSオフィスソフトに相当するワード、エクセル、パワーポイントのクラウド版が無償で使えるようになっている。今それに目を向けないのは、Googleドライブの方は、MSのオフィスとも、Libreオフィスとも連携して使えるようになっているのに。SkyDriveの場合はなにかにつけて、MSオフィス2013との連携に作業の重点を置いているからだ。当然のことだし、別にそれが悪いとは言わぬ。ただ、MSオフィスを持っていないユーザにとっては、それはなんの役にも立たない。その意味ではいずれも無償のGoogleドライブとLibreオフィスの方が使いやすいことは間違いない。

さてGooleドライブの「文書」作成機能だ。これとLibreオフィスのWriterをどう連携して使うかである。

これについては私は「文書」作成についても、スプレッドシートと同じように、インポート、エキスポートという形で連携できると考えていたのだが、文書作りを実際にやってみて気がついた。

Googleドライブの「文書」機能、それで出来たものを、共有・公開したり、共有編集できるところ、さらにそれを、MSオフィスの文書(ワード)やLibreオフィスの文書(Writer)の形式にダウンロード出来ることはスプレッドシートと同じだが、その逆、WordやWriterからのインポート、アップロードという機能がないのである。どうしてなのか理由は必ずしも明らかでない。いや、多分文書の場合のテキスト文、それに配置されている写真や画像のレイアウト配置をきっちり移すことが難しいのではないからだろうと想像できる。

それは困る。その場合、では、LibreオフィスWriterやMS・Wordで作成した文書を、Googleドライブにインポートできないのか、ということだ。いや、インポートという機能がない以上それは直接的には出来ないのだが、私は以下の方法でそれに近いことをやってみた。それでほぼインポートに近い作業ができるということである。
その方法:(LibreオフィスWriterからGoogleドライブ文書への移動)
・LibreオフィスWriterで作成した文書のテキスト部分を右クリック、コピーし、Googleドライブ文書上にペーストする。ほぼWriterのテキスト文の基 本的配置を維持し、Googleドライブ文書上ににペースト出来る。図1

・LibreWriter上にある、移動出来なかった写真、画像などについては、それ を一つづつ選択コピーし、Googleドライブ文書上にペーストする。

・Googleドライブ文書上にペーストされた画像は必ずしも適切な位置にペーストさ れないが、一つ一つ自由に動かせるように措置(固定配置ボタンを押す)した上で、元 のWriter文書と同じレイアウトになるよう適当な位置に再配置する。図2

・こういう方法でオフラインオフィスソフトで作成した文書があればそれをGoogle ドライブ上に簡単に移動することが出来る。そうしてGoogleドライブ上に出来た 文書についてはを「共有」「共有・編集」などができることは 先のスプレッドシート と全く同じである。

・オンラインの「文書」を作成することなど、あまり意味がないように見えるが、共有、 共有編集という目的に適うほか、ハイパーリンクなどをつけることで、それをネット上 に作成する意味が付加されるのではないか。

それぞれ簡単な文書でいいから、こうしたそれぞれの機能を試してみられることをお勧めする。

Googleドライブにできた文書はパソコン内のLibreオフィスやMSオフィスにダウンロードし、印刷物資料の作成配布などに供することができる。

ただ、ダウンロード形式としては、Libreオフィス、MSオフィス、PDFなどの形式でダウンロード保存できるという説明になっているが、Libreオフィス形式への
ダウンロードは必ずし上手くいっていない。MSオフィスの最新版、docx形式での保存が一番上手くいくようだ。その形式ならば、MSオフィスWordはもちろん、Libreオフィス、Writerでもちゃんと再現できることは確認済である。

tad

参考資料:

・Libreオフィスで作成した文書(ピアノ発表会プログラム)PDF

・上記Writer形式のものをGoogleドライブ上に移行:Googleドライブ文書形式
 

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